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大和牛の丼を食べに行く (*^_^*) 奈良ツーリング

2020年04月26日 | バイク・旅・ツーリング
“国牛十図”って知ってます。

鎌倉末期の絵巻で、当時の国産牛の見分け方や容姿が描かれているんですねー
この絵巻には筑紫牛、御厨牛、淡路牛、但馬牛、丹波牛、大和牛、河内牛、遠江牛、越前牛、越後牛の10種が取り上げられています。

今回の目的は、この“国牛十図”に取り上げられた良牛“大和牛”。
奈良市で旨辛カレーと奈良公園を楽しんでから、“大和牛”が待つ宇陀市に走っていきます。

コロナウィルスのためツーリングも自粛中なので、このツーリングは2018年に行ったもの。
思い出しながら記事を書いていると、脳内ツーリングをしてるようで楽しめました (^^♪

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6月1日の金曜日はツーリング日和な晴れ。

まずは、奈良市でランチを食べに行きます。
阪神高速東大阪線~第二阪奈を走って、グーグルマップさんを見ながら着いたのがカレーの“タリカロ”さん。
2010年に奈良でオープンした“タリカロ”さんは、2021年1月に東京の西荻窪へ移転されました。
突き抜けた辛さなのに圧倒的な旨さを感じるカレーが楽しみで、ツーリングで立ち寄っていただけに残念…
まぁ~ 新幹線を使えば3時間ほどで行ける距離、たまに遠征して食べに行きたいですね。
実は、西荻窪のお店に一度伺ったんですが、店の雰囲気が変わってしまったけど味はそのまま旨いカレーが楽しめますよ。
風情のある佇まいの町屋ですが、南インド・アーンドラ地方の辛口カレーが食べられるお店です。
店の前は細い路地なので駐車は不可。
自分は食事の後に歩いて東大寺に行くつもりなので、向かいにある餅飯殿駐車場(有料)に預けました。近鉄の奈良駅から近いお店なので電車で行くのもありですよ。
入店前に気付いたのは、非常に辛い料理を提供しているので、小学生以下のお子様の入店をお断りしていること。
辛い料理を食べて気持ちのいい汗をかくのが大好きなのでワクワクしてきます。

古民家を改装した店内は少し薄暗く居心地のいい空間(テーブルとカウンター席がありました)。
オーダーを済ませて待っているとタリカロ・カリープレートの到着です。
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このプレートは“チキンカレー”と“ダール(豆)カレー”、ライスのセット。
チキンカレーが辛口でダールカレーは少し辛さ控えめな感じでした。

このライス&カレーに混ぜると美味しくなるのが、“骨付きチキン”や南インドの副菜“ポリヤル”、インドのピクルス“アチャール”。
さらに、辛い時にまぜるためのヨーグルトが付いています。

ちなみに、↓コレがテーブルに置いてあった食べ方。
その一 水を飲んだら水地獄
その二 辛い時、先にまぜるのはヨーグルト、卵は最終兵器なり
その三 ライスはくずして食すべし!
食べ方というより辛さ対策ですね。

特に水を飲んじゃうと、もう何をしても辛いので要注意。
辛さに負けそうなときは、ヨーグルトや卵、ラッシーを活用しましょう~
あっ 卵とラッシーは別注になります。

チキンカレーは食べれないほど辛くはなかったけど、いつの間にか汗ダラダラになりました。
“骨付きチキン”をほぐしてライス&カレーに混ぜて食べる! これが辛いけど旨かったー\(^o^)/
辛さの中にあるスパイスの旨みがやみつきになりそうな味… 水は最後まで我慢しました。

タンドリーチキンのように見える“骨付きチキン”は、実は器に入らなかったチキンカレーの具。
南インドはライスが主食なので、メニューにナンやタンドリーチキンは無いそうです。

旨辛カレーで思いっきり汗をかいて気持ち良くランチは終了。
歩きながら東大寺を目指します。

東大寺や奈良公園って子供の頃から数えると何回も来たはず…
でも今回の日に照らされた多聞天はカッコ良かった。
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仏教界には四人の守護神がいてその一人が多聞天。
単独で祀られるときは戦勝の神である毘沙門天になったりします。
なので、多聞天は四人の中で最強の守護神! カッコ良いはずです (^o^)

奈良公園でのんびり休憩を取った後は、今回のツーリングのメインイベントに向けて出発です。

県道80号~県道186号~広域農道~国道369号を走って行けば宇陀市に到着。
時間に余裕があったので、ルートを離れて探検してました (^^ゞ どこに続いているのか分からない感じで、意外に楽しめました。

大宇陀に入ると旧伊勢街道を思わせる街並みになります。
この中にある小さなお店が大和牛の丼を提供している“件(kudan)”さんです。

今回のツーリングのメインは、ズバリこのお店で“大和牛丼”を食べることなんですねー

“大和牛丼”は大和牛とタマネギをアゴ出汁で煮込んで葛(くず)でトロミを付けた丼。
ダッチオーブンで5時間ほど煮込んじゃうので具材は形が無くなることに… もちろん肉も見当らなくなります。

でも大丈夫! ひとつ上の“スペシャル丼”は軽く煮込んだ大和牛がのっかり肉の食感も楽しめますよ (^o^)
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濃い色をしていますが、あっさりとした優しい味の丼。
牛丼は他人丼風やすき焼き風、ステーキ風など色々食べてきましたが、どの牛丼とも違う個性的な味でした。

まだ夕方早めの時間ですが、今夜は飲み会あり。
国道166号~国道165号~南阪奈~阪神高痩躯松原線を走って帰ってきましたー

今回のツーリングを思いついたのは、“国牛十図”に大和牛が取り上げられていたから。
ただ調べて分かったのは、当時の牛は農耕や輸送がメインなので、“国牛十図”に書かれているのも農耕に優れている牛の産地や容姿でした。
残念ながら食用としての味についての記載は無し…

まぁー “国牛十図”には淡路牛や但馬牛、遠江牛なども取り上げられているので良しとしましょうか。



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