これまで知られている中で、もっとも軽く、もっとも低温の褐色矮星が、
7.2光年彼方、太陽系から4番目に近い星系に発見されました。
褐色矮星は、材料となるガスが少ないので中心部での核融合反応が始まらず、恒星になりそこねた天体です。
可視光線では見えないこともありますが、赤外線による観測なら褐色矮星が発する熱をとらえることができます。
今回の研究では、NASAの赤外線天文衛星“WISE”が複数回行った、サーベイ観測のデータから移動天体を見つけ、
別の赤外線天文衛星“スピッツァー”や、南米チリのジェミニ南望遠鏡を用いて天体の距離や温度などを確認しています
この褐色矮星は、太陽系から7.2光年彼方の“うみへび座”の方向にあり、
これは太陽系から4番目に近い星系になるんですねー
天体の重さは木星の3~10倍、温度は摂氏マイナス48度~マイナス13度。
これほど軽いと、惑星系から追い出された巨大ガス惑星という可能性もあるのですが、よりありふれた褐色矮星の方が可能性としては高いようです。
7.2光年彼方、太陽系から4番目に近い星系に発見されました。
発見された褐色矮星は、 星系としては太陽系から4番目に近い。 |
褐色矮星は、材料となるガスが少ないので中心部での核融合反応が始まらず、恒星になりそこねた天体です。
可視光線では見えないこともありますが、赤外線による観測なら褐色矮星が発する熱をとらえることができます。
観測された褐色矮星の動き。 |
今回の研究では、NASAの赤外線天文衛星“WISE”が複数回行った、サーベイ観測のデータから移動天体を見つけ、
別の赤外線天文衛星“スピッツァー”や、南米チリのジェミニ南望遠鏡を用いて天体の距離や温度などを確認しています
この褐色矮星は、太陽系から7.2光年彼方の“うみへび座”の方向にあり、
これは太陽系から4番目に近い星系になるんですねー
天体の重さは木星の3~10倍、温度は摂氏マイナス48度~マイナス13度。
これほど軽いと、惑星系から追い出された巨大ガス惑星という可能性もあるのですが、よりありふれた褐色矮星の方が可能性としては高いようです。
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