観測史上最古の銀河の1つを観測した結果、
宇宙初期に、宇宙チリが決定的な役割を果たしていたことが判明したそうです。
宇宙チリ粒子は、
宇宙を構成する極小の要素になります。
炭素、ケイ素、マグネシウム、鉄、酸素などでできたチリ粒子は、恒星の核燃焼で作られ、星が燃え尽きて爆発すると、
チリ粒子は宇宙空間に噴出されます。
そして長い年月の間に、
チリとガスでできた雲が合体して、
新たな星系が作られるんですねー
これまでの理論では、
誕生間もない宇宙には、この役割を担うチリ粒子が存在しないので、
初期銀河はガスで作られていたと考えられていました。
でも、今回の研究では、
チリ粒子がこれまで考えられていたより、はるかに早い時期から、
形成過程に寄与していたことが分かってきます。
研究チームは、“A1689-zD1”と呼ばれる銀河を観測するため、
南米チリのアタカマ砂漠に設置された巨大望遠鏡を使用。
この銀河から届いている光は、
時間と距離の測定基準となる“赤方偏移”では、
光源の銀河が約131億年前…
つまり、宇宙がビッグバンで誕生してから約7億年後に、
この銀河作られたことを意味していました。
また、この光にみられる特長は、
“A1689-zD1”が古い銀河であるにもかかわらず、
天の川銀河などの、はるか後に形成された銀河のチリ粒子に似た、
複雑なチリ粒子を豊富に含むことも分かることになります。
観測史上最も遠方にある銀河の1つで、宇宙チリが発見されたのは今回が初めて。
銀河のサイズは、そう大きくないのですが、すでにチリが大量に存在していました。
これは驚くべきことで、
これら銀河には、予想よりはるかに早い時期から、
重元素が豊富にあったことになります。
“A1689-zD1”の赤方偏移は7になり、
これまでに発見された最古の銀河チリの赤方偏移は3.2で、
これは約125億年前に相当します。
今回の観測結果は、ビッグバンから約5億6000万年経過するまでに、
銀河“A1689-zD1”が、星形成を継続的に行ってきたことを意味しています。
大半の星の寿命が、数十億年であることを考えると、
この5億6000万年とう期間は、宇宙の時間枠としてはひじょうに短いんですねー
宇宙初期に、宇宙チリが決定的な役割を果たしていたことが判明したそうです。
ハッブル宇宙望遠鏡で観測した銀河団“Abel 1689”。 四角で囲われた部分に、銀河“A1689-zD1”がある。 |
宇宙チリ粒子は、
宇宙を構成する極小の要素になります。
炭素、ケイ素、マグネシウム、鉄、酸素などでできたチリ粒子は、恒星の核燃焼で作られ、星が燃え尽きて爆発すると、
チリ粒子は宇宙空間に噴出されます。
そして長い年月の間に、
チリとガスでできた雲が合体して、
新たな星系が作られるんですねー
これまでの理論では、
誕生間もない宇宙には、この役割を担うチリ粒子が存在しないので、
初期銀河はガスで作られていたと考えられていました。
でも、今回の研究では、
チリ粒子がこれまで考えられていたより、はるかに早い時期から、
形成過程に寄与していたことが分かってきます。
研究チームは、“A1689-zD1”と呼ばれる銀河を観測するため、
南米チリのアタカマ砂漠に設置された巨大望遠鏡を使用。
この銀河から届いている光は、
時間と距離の測定基準となる“赤方偏移”では、
光源の銀河が約131億年前…
つまり、宇宙がビッグバンで誕生してから約7億年後に、
この銀河作られたことを意味していました。
また、この光にみられる特長は、
“A1689-zD1”が古い銀河であるにもかかわらず、
天の川銀河などの、はるか後に形成された銀河のチリ粒子に似た、
複雑なチリ粒子を豊富に含むことも分かることになります。
観測史上最も遠方にある銀河の1つで、宇宙チリが発見されたのは今回が初めて。
銀河のサイズは、そう大きくないのですが、すでにチリが大量に存在していました。
これは驚くべきことで、
これら銀河には、予想よりはるかに早い時期から、
重元素が豊富にあったことになります。
“A1689-zD1”の赤方偏移は7になり、
これまでに発見された最古の銀河チリの赤方偏移は3.2で、
これは約125億年前に相当します。
今回の観測結果は、ビッグバンから約5億6000万年経過するまでに、
銀河“A1689-zD1”が、星形成を継続的に行ってきたことを意味しています。
大半の星の寿命が、数十億年であることを考えると、
この5億6000万年とう期間は、宇宙の時間枠としてはひじょうに短いんですねー
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