宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

広域赤外線探査衛星 “WISE” 観測開始

2010年02月22日 | 宇宙 space
オレンジ色に輝く新星の群れを捉えた画像が公開されました。
これは昨年の12月に打ち上げられたNASAの広域赤外線探査衛星“WISE”による初の着色画像なんですねー とうとうお仕事を始めたようです (^^

画像からは巨大星雲NGC 3603からの恒星風と放射線が、周囲の冷たいチリやガスを熱している様子がうかがえます。
緑色の部分はハロと呼ばれる銀河を包む領域で、希薄な星間物質や球状星団がまばらに分布しています。

WISEは非常に視野が広い検出器を持っているので、これまで他の望遠鏡では不可能だった大画像が撮影できたりします。
なんとハッブル宇宙望遠鏡(HST)の2500倍にもなるようです。


HSTが撮影した画像を当てはめると、画像中心部ににある領域になるようです。

また、搭載されている赤外線望遠鏡がこれまでの100倍高感度なため、
地球に接近する恐れのある小惑星などのリストアップ、可視光線では見えない暗い天体や遠くの銀河などの観測も行います。

なので今まで発見出来なかった星を発見するかも…
ひょっとすると太陽系に最も近い恒星がアルファ・ケンタウリじゃなくなるかもしれませんね。

そろそろ帰り支度 (スペースシャトル・エンデバー)

2010年02月21日 | スペースシャトル ~ SLS, オリオン
スペースシャトル・エンデバーは昨日の9時54分(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングを解除しました。
いよいよ地球への帰還、STS-130ミッションも最終段階です。



今回のミッションの目玉は、やはり“トランクウィリティー”モジュールの取り付けでしょうね。
約9日間のドッキング中に計3回の船外活動を行われ、最新の生命維持システムと観測モジュール“キューポラ”がISSに加わりました。

ドッキング解除後のエンデバーはというと、
軌道上でOrbiter Boom Sensor System(OBSS)による耐熱システムの最終チェックを行います。

ロボットアームに取り付けられているOBSSには、TVカメラと2つのレーザセンサが設置されています。
このチェックで破損箇所を点検し問題なければ帰還の準備となるんですねー

ケネディ宇宙センターには明日22日12時16分(日本時間)到着予定です。
無事の帰還を願ってます。


こちらの記事もどうぞ ⇒ シャトルが描く最後の光跡

HPからもスマートブック (Compaq AirLife 100)

2010年02月20日 | ~2010年 モバイル ・PC
コンセプトモデルとしてHPが発表していたスマートブックですが、どうやら発売が決まったようです。

名称は“AirLife 100”、OSにアンドロイドを搭載したスマートブックになります。
ちなみにHPではなくCompaqブランドで出るようです。



OSがアンドロイドのせいか10.1型ディスプレイはタッチスクリーン搭載。
もちろんキーボードも搭載で、タッチパッド横がアンドロイドの“ホーム”や“戻る”ボタンになってるんですねー

ネットブックとの大きな違いは12時間の連続使用や10日間のスタンバイなど
やはりARMプロセッサ搭載が効いているんですかねー (^^

あと便利なのは携帯電話と同じようにメールが受信できること。
ディスプレイを閉じた状態(スタンバイ)でも3Gでの自動受信が可能にっています。
なので販売は携帯キャリアのデータ通信プランと組み合わせ行われる予定です。
この辺はNetWalkerにも欲しい機能ですね。

気になるのは価格とアンドロイド用のソフトがそのまま動くかどうか…
ソフトがある程度そろっていると使ってみたいですねー デザインもシンプルで好みだし (^^
iPadのように日本でも発売してくれませんかねー

冥王星に季節の移り変わり

2010年02月19日 | 宇宙 space
ハッブル宇宙望遠鏡(HST)による観測で冥王星は単なる氷や岩だけの天体では無いことが分かりました。



なんと季節の変化により表面の色や明るさが変化するするんですねー

これまで冥王星は、全体的に暗く赤い色をしてと考えられていました。
これは表面にあるメタンが、太陽から届く紫外線により炭素に分解されたためです。

で、この表面の色なんですが2000年から2002年にかけて変化し始めたんですねー
以前に比べて北半球の極域が明るく赤みが強まっていて、反対に南半球は暗くなっています。

この理由も太陽光にあるようで、
光が当たる北半球で表面の氷が溶け、光が当たらない南半球では再凍結が起きているのが変化の原因のようです。

また、地上から行われた観測によると、1998年から2002年にかけて大気の質量が2倍になったとか…
暖かくなったため凍った窒素が蒸発したためでしょうか。

いずれにせよ冥王星では大気がダイナミックに変動していることがうかがえます。

今回HSTが捉えた冥王星は、これまででもっとも詳しい画像でした。
画像には表面に明るい点が見られ、一酸化炭素の霧が異常に多い領域だと分かっています。

6ヶ月以内にはNASAの太陽系外縁天体探査機“ニューホライズンズ”が冥王星へ接近通過します。
さらに詳細な姿を捉えることが出来るため、冥王星の新たな一面が分かるかもしれませんね (^^

VerizonでもSkypeが可能に

2010年02月18日 | ~2010年 モバイル ・PC
3月からSkypeを使用した通話が米Verizon Wirelessで可能になるようですよ。



対応するスマートフォンはBlackBerryやとMotorola DROIDなど、Skype mobileをインストールすれば3Gネットワーク経由で通話できます。
なので国際電話が低価格になったり、Skypeユーザ同士のインスタントメッセージングが可能になったりするんですねー

競合するAT&TでもiPhone向けのSkypeが3G対応となるようなので、この流れは日本のキャリアにも… まだまだ来ないでしょうね (^^;

一応、イーモバイルのデータ定額プランでSkype mobileが使えるのですが、
通話品質が今ひとつ良くないんですよねー あえて使おうとは思わなかったりします。

まぁー 今のところ困っていないのが現状、でも低価格の通話料金や定額には魅力を感じますね。