夏の風物詩“ペルセウス座流星群”が今年もやってきます。
ただ、今年は8月12日が下弦の月にあたるんですねー
なので、流星群を観察しやすい時間帯のほとんどに月明かりがあり、見える流れ星の数は条件の良い年より少なめなはず。
それでも、月はそれほど明るくないので、まずまずの数の流れ星を見ることができそうです。
おすすめの日時は? 天気は? 夜空のどこを見ればいいの?
普段より目立って多くの流れ星を見ることができるのは、11日の夜~13日の夜までの3夜。
なかでも、12日の深夜から13日未明に、最も多くの流れ星が出現すると期待されています。
極大を迎える8月12日(水)に、流れ星を見れるチャンスがありそうなのは西日本と東北の太平洋側、北海道の道東エリア。
日本海側は高気圧の縁辺流の影響で雲が広がりやすくなり、雨が降るかもしれないのが新潟。
関東では大気の状態が不安定になり、午後に雷雨の可能性があるので、星空が雲に隠れてしまうかもしれません。
8月10日現在のウェザーマップ気象情報の16日先までの天気予報によると、
8月12日夜に晴れそうなのは、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡、鹿児島、那覇。
曇り予報は仙台と長野、東京、新潟、広島。
降水確率は、札幌(5%)、仙台(5%)、東京(30%)、長野(25%)、新潟(35%)、名古屋(25%)、大阪(15%)、広島(25%)、福岡(15%)、鹿児島(10%)、那覇(10%)。
いずれの夜も、流れ星が出現するようになるのは21時頃から。
夜半を過ぎて薄明かりに近づくにつれて流れ星の数が多くなると考えられています。
ただ、13日0時頃以降は放射点が高く好条件ですが、月が昇ってしまい月明かりの影響を受けることに…
見える数はそれほど増えず、12日の22時ごろと同程度になると考えられています。
流れ星は、放射点を中心に放射状に出現しますが、なるべく空の広い範囲を見渡すように観察しましょう。
街明かりのない空の暗い場所で観察すると、見られる流れ星の数は最大で1時間当たり30個程度と予想されています。
“ペルセウス座流星群”とは?
約135年周期で太陽系を巡っているスイフト・タットル彗星が“ペルセウス座流星群”の母天体になります。
現在スイフト・タットル彗星は地球から遠く離れた位置にありますが、彗星から放出されたチリは彗星の軌道に広がって分布しているんですねー
地球は毎年同じ時期に、このスイフト・タットル彗星の軌道を通過。
軌道に残されたチリの帯に突入することで、チリが地球の大気圏に飛び込んで燃え尽きるところを流れ星として見ることになります。
地球からは、天球上のある点の付近を中心として流星群の流れ星が四方八方(放射状)に流れるように見えます。
この点を“放射点”と呼び、流星群には放射点の近くにある星座や恒星の名前が付けられています。
“ペルセウス座流星群”の場合はペルセウス座の辺りに放射点があるので、この名前が付けられたというわけです。
観測のコツは、空の広い範囲を見渡すようにし、なるべく月を視界に入れないこと。
あと、目が屋外の暗さに慣れるまで、最低でも15分ほどは観察を続けてください。
あっ レジャーシートを敷いて地面に寝転ぶなどすると楽に観測できますよ。
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“ペルセウス座流星群”は、12月の“ふたご座流星群”、1月の“しぶんぎ座流星群”と共に三大流星群と呼ばれている。
流星自体の活動が最も活発になる“極大”を迎えるのは、8月12日(水)22時頃だと予想されています。ただ、今年は8月12日が下弦の月にあたるんですねー
なので、流星群を観察しやすい時間帯のほとんどに月明かりがあり、見える流れ星の数は条件の良い年より少なめなはず。
下弦とは、満月ののち次の新月の前までの間の月の形。月の左半分側が、弓の弦(つる)に当たる方を下にして見える。
それでも、月はそれほど明るくないので、まずまずの数の流れ星を見ることができそうです。
おすすめの日時は? 天気は? 夜空のどこを見ればいいの?
普段より目立って多くの流れ星を見ることができるのは、11日の夜~13日の夜までの3夜。
なかでも、12日の深夜から13日未明に、最も多くの流れ星が出現すると期待されています。
極大を迎える8月12日(水)に、流れ星を見れるチャンスがありそうなのは西日本と東北の太平洋側、北海道の道東エリア。
日本海側は高気圧の縁辺流の影響で雲が広がりやすくなり、雨が降るかもしれないのが新潟。
関東では大気の状態が不安定になり、午後に雷雨の可能性があるので、星空が雲に隠れてしまうかもしれません。
8月10日現在のウェザーマップ気象情報の16日先までの天気予報によると、
8月12日夜に晴れそうなのは、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡、鹿児島、那覇。
曇り予報は仙台と長野、東京、新潟、広島。
降水確率は、札幌(5%)、仙台(5%)、東京(30%)、長野(25%)、新潟(35%)、名古屋(25%)、大阪(15%)、広島(25%)、福岡(15%)、鹿児島(10%)、那覇(10%)。
いずれの夜も、流れ星が出現するようになるのは21時頃から。
夜半を過ぎて薄明かりに近づくにつれて流れ星の数が多くなると考えられています。
ただ、13日0時頃以降は放射点が高く好条件ですが、月が昇ってしまい月明かりの影響を受けることに…
見える数はそれほど増えず、12日の22時ごろと同程度になると考えられています。
放射点とは、流星群の流れ星が、そこから放射状に出現するように見える点。流れ星の数は、放射点の高度が高いほど多くなり、逆に低いほど少なくなる。
流れ星は、放射点を中心に放射状に出現しますが、なるべく空の広い範囲を見渡すように観察しましょう。
街明かりのない空の暗い場所で観察すると、見られる流れ星の数は最大で1時間当たり30個程度と予想されています。
“ペルセウス座流星群”の流れ星は明るいものも多いので、市街地でも1時間当たり数個は見えるかもしれない。
黄色の矢印は“ペルセウス座流星群”の放射点。(8月12日PM10:40) |
“ペルセウス座流星群”とは?
約135年周期で太陽系を巡っているスイフト・タットル彗星が“ペルセウス座流星群”の母天体になります。
母天体とは、チリを放出して流星群の原因作っている天体のこと。
現在スイフト・タットル彗星は地球から遠く離れた位置にありますが、彗星から放出されたチリは彗星の軌道に広がって分布しているんですねー
地球は毎年同じ時期に、このスイフト・タットル彗星の軌道を通過。
軌道に残されたチリの帯に突入することで、チリが地球の大気圏に飛び込んで燃え尽きるところを流れ星として見ることになります。
地球からは、天球上のある点の付近を中心として流星群の流れ星が四方八方(放射状)に流れるように見えます。
この点を“放射点”と呼び、流星群には放射点の近くにある星座や恒星の名前が付けられています。
“ペルセウス座流星群”の場合はペルセウス座の辺りに放射点があるので、この名前が付けられたというわけです。
観測のコツは、空の広い範囲を見渡すようにし、なるべく月を視界に入れないこと。
あと、目が屋外の暗さに慣れるまで、最低でも15分ほどは観察を続けてください。
あっ レジャーシートを敷いて地面に寝転ぶなどすると楽に観測できますよ。
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