akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

秋葉原の惨劇

2008-06-08 | Weblog
驚きました。トラックで突っ込んで、ナイフで切りつけて…あんな無差別殺人が街中で起こってしまうのですから…
死傷した方々の家族や友人はやり切れません。

無声映画を観ていると、当時の人々は、コミュニケーションや他人を尊重するということが今より当たり前にできていたように思います。
情報とモノが洪水のようにあふれる現代社会では、学歴、収入だけでなく、コミュニケーションの格差が広がっている気がします。
見えない多くの人とインターネットを通じて幾らでも繋がることができる世界ではありますが、本当に大切な生身の人間づきあいができない孤独な人も増えています。誰か一人とでも信頼関係を築けていたら、あるいは自分自身との信頼関係が築けていたら、あんな事件を起こさずにすんだはず。自分のことしか考えられない限り、それは築けはしないのですが。

ご近所の人たちの間にも自然に存在していた信頼感や絆を無声映画作品の中に見出す時、若い世代の人たちにも、思春期の青年たちにも、もっと観てもらわなくてはと思うのです。説教ができるような人間ではありませんが、活弁で笑ってもらいながら、作品に描かれている大事なものを、受け取ってもらえるように届けたいと思います。償い、であり、修行、かもしれません
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする