『ランジェ公爵夫人』に触発され、『天国を盗んで~アベラールとエロイーズ~』(1988)を観る。
フランスのアベラールとエロイーズの有名な往復書簡集を映画化したものだが、これは感動だった。
12世紀パリ。ノートルダム大聖堂付属の大学で教鞭をとる人望厚い哲学者アベラールと、並はずれた才智と美貌をもつエロイーズの、激しい恋、成長、絆を描いている。
哲学者は純潔を守らねばならない時代、アベラールとエロイーズの愛は神への冒涜とされ、非難中傷の対象となった。愛を貫き通すエロイーズと、神への愛と彼女への愛の挟間で苦しむアベラール。耐えがたい難も襲うが、周囲の支えもある。彼らの愛と信仰の強さ、不屈の精神には感動せずにいられない。当時のキリスト教的価値観にはもちろん共感できないが、『ランジェ公爵夫人』と違って、そうした規範と常識の中での二人の苦悩は非常に共感しやすい。
エロイーズを演じたキム・トムソンがとにかく美しい。。
フランスのアベラールとエロイーズの有名な往復書簡集を映画化したものだが、これは感動だった。
12世紀パリ。ノートルダム大聖堂付属の大学で教鞭をとる人望厚い哲学者アベラールと、並はずれた才智と美貌をもつエロイーズの、激しい恋、成長、絆を描いている。
哲学者は純潔を守らねばならない時代、アベラールとエロイーズの愛は神への冒涜とされ、非難中傷の対象となった。愛を貫き通すエロイーズと、神への愛と彼女への愛の挟間で苦しむアベラール。耐えがたい難も襲うが、周囲の支えもある。彼らの愛と信仰の強さ、不屈の精神には感動せずにいられない。当時のキリスト教的価値観にはもちろん共感できないが、『ランジェ公爵夫人』と違って、そうした規範と常識の中での二人の苦悩は非常に共感しやすい。
エロイーズを演じたキム・トムソンがとにかく美しい。。