今日は酒田の母の誕生日。
お祝いを兼ねての帰郷も考えていたのですが、難しかったので、もう心置きなく
元NHKエグゼクティブアナウンサーの村上信夫さんと産婦人科医池川明先生のトークライブへ伺いました。
胎内記憶研究の第一人者。
こどもたちの生まれる前の記憶や前世の記憶、産まれてすぐの記憶などをたくさん取材、収集し、「神様とのやくそく」という映画も制作されています。
ずいぶん前から池川先生の著書は読んでいて、共感していましたが、今日も感動のお話がいっぱいでした。
生まれる前の記憶がある子どもたちはみんな「お母さんを選んで産まれてきた」と言うそうです。私も、胎内記憶はなかったかもしれませんが、幼い頃そう思っていました。
なぜ生まれてきたかと問うと「幸せになるため」「お母さんや周りの人を幸せにするため」と答える子が多く、最近では「幸せでい続けるため」と言う子が増えているそうです。
前世は交通事故で、その前は沖縄戦で亡くなったという記憶を持つ子の話、
流産や死産、幼くして亡くなる子も皆、この世を覗きに(遊びに)来て、楽しんで帰って行っているから、ずっと嘆いていなくていいという話、
子宮内に小型マイクを入れて収録した音も聞かせてくれ、胎内ではお父さんやお母さんの声、音楽などがこんなにもはっきり聞こえているんだということも驚きでした。赤ちゃんはそれにちゃんとお腹の中で反応しているんですね。
自分を否定するようなことや、夫婦喧嘩ばかりだと、赤ちゃんは聞きたくないので、感覚を閉じてしまう。生まれてからもそれは影響するのだそう。
赤ちゃんは話せないだけで、みんなわかっています。
三つ子のたましい百までと言いますが、胎内にいるときから数えて三年の接し方が、その子の人格形成に大きな影響を与えるのだと、先生の確信のお言葉でした。数え歳のほうが、理に叶ってるかもと笑いながら。
私は、佐々木家長男の第一子ということもあって、両親と祖父祖母、叔父や叔母まで、愛情をいっぱい注がれて生まれてきたんだったなと振り返りました。
今日は、満席の会場の半分くらいが、(ご自身を含め)胎内記憶を持っている人を身近に知っているという方々だったようで、いろんなエピソードが飛び出し、不思議で素敵な時間でした。
私もピュアな幼心で思っていました。
みんなたましいの世界で一つにつながっていて、この世に生まれて、この世でしかできない尊い経験をして、またたましいの世界に戻って行く。それなのに、なんで人を憎んで争って、殺したり、戦争したりするんだろう。
みんな、生まれてくる意味がある。
みんなちがって、みんないい。
今も、その根っこにある思いは変わりません。
69年前の11月30日に母を生んでくれた祖母は、山形県内で最年少で助産婦になり、たくさんの赤ちゃんを取り上げた人でした。最後まで世界平和と皆の幸せを祈り続けて大往生しました。おばあちゃん、お母さんを産んでくれてありがとう。
母との記憶をずっと遡り、若い頃は泣かせたし反抗期も長かったけど、私はお母さんの子で良かった…としみじみ感じた母数え歳70の誕生日でした🌸