盲ろう者の夫ヨンチャンと脊椎障害の妻スンホを3年にわたって取材した韓国のドキュメンタリー映画で、彼らの強い絆、純粋な愛は、うらやましいくらいです。
一昨年、韓国へ伺った際にお二人に会いましたが、とてもフレンドリーで、ヨンチョンさんは日本語版の指点字をご教示くださいました。
また耳元でゆっくりはっきりしっかり声を出せば少し聞こえるとのことでご挨拶。綺麗な声ですねと言ってくださったのがとても嬉しく残りました。
こうしたシステムによって今後の映画館へのバリアフリー映画の普及が進みますよう。
シネマート新宿で、活弁上映、やります!
11月12月の四谷での活弁ライブにシネマートの方々がいらして下さり、実現の運びとなりました。とても嬉しいことです。
小津安二郎監督の、無声映画時代の傑作の一つ『出来ごころ』
3月8日(土)、14:00~と、19:00~の二回上映です。
ぜひ活弁初めての方も、小津ファンの方も、この作品何度も観たという方も、いらして下さい。
永田雅代さんの生演奏とともに、ライブならではの楽しさを味わっていただきたいと思います。
ワンドリンク付き2500円です。
チケットはシネマート新宿で。
info@mokuren.gr.jp でご予約も承っています。お待ちしています。
中国で活躍している日本人俳優須藤正裕さん。
今度中国のドラマ『東方戦場』で、石原莞爾の役をなさるのですが、その役を、石原の郷里鶴岡の庄内弁混じりで演じたいということで、山形の映画ナビゲーター荒井幸博さんよりご紹介があり、なぜか私が庄内弁を指南することに。
石原は郷里鶴岡を13歳に出て仙台の学校へ行き、その後上京して陸軍軍人となり、また戻るのは東条英機と決裂し退役した後の昭和16年。それほどきつい訛りが残っていたかどうか…と思いましたが、須藤さんが読んだ様々な文献によると、けっこうな訛り言葉で上官に詰め寄ったりしていたらしいとのこと。できるだけ庄内弁を出したいとの希望でした。
上官に話す軍人言葉にも、抜けきれない田舎のイントネーションが残り、気の許せる同士や部下に話すときはもっと地元の言葉が出るという設定にして、また庄内弁と言っても酒田と鶴岡は微妙に違うので、鶴岡の叔父に聞いたり、母や叔父、従姉妹たちのイントネーションを思い出して、石原のセリフを語ってみました。
いい経験になりましたし、同郷の佐高信さんの著書『石原莞爾 その虚飾』を読み返したりして、改めて、一国を率いていく統率者たちの誤った思想や奢った思考、舵取りによって、敵味方、大勢の人間の命が無残に散ってしまう恐ろしさを噛み締める機会となりました。
10日から12日まで、三日間4回のYOTSUYA活弁シネマライブ、今回もたくさんの方にいらして頂き、すごく楽しかったと声をかけて頂いて、とても嬉しい公演となりました。
前回、会場が寒いという声があり、今回は強力なストーブをご用意。ポカポカ熱いくらいでした。
『結婚哲学』は、今まで見た中で一番気に入ったという方も。ルビッチの巧さには舌を巻きますが、もう何十回とこの作品を語っている私も、確かに、かなり作品に馴染んでいるかもしれません。
映画や音楽業界で長いこと活躍なさっている方々が、11月から毎回お誘い合わせの上楽しみにいらして下さり、「これまでもいろいろ見てきたけれど、作品にのめり込めて本当に楽しい。台本も面白いし、セリフも、ぐっと引き込んでくれる」と仰って下さったのも、とても励みになりました。
いつもステキな演奏で作品を盛り上げてくれる永田さん、そして日替り出演してくれた砂川和子さん、古賀義明くん、小幡奈苗ちゃん、お疲れ様でした。
多くの方に支えられ、活動できていることに感謝です。ありがとうございました!
2月7日~9日まで開催です。
ぜひぜひ、びわこプリンスホテルへ…、足をお運びくださいませ。
私は『ジャングル大帝』『借りぐらしのアリエッティ』の音声ガイドをライブ上映するほか、『まひるのほし』は山上徹二郎プロデューサーと一緒にライブでオーディオコメンタリーのように語ります。