間もなく閉館となる六本木・俳優座劇場で、
『にんげんたち~労働運動社始末記』を観劇。
大正から昭和初期にかけて実在したアナーキストたち、大杉栄をはじめとした労働運動社の癖ある面々の、ハードボイルド群像劇です。
以前藤沢周平の舞台でご一緒した鶴岡出身の俳優白幡大介さんは、大杉の片腕、和田久太郎役。
一途でどこか滑稽な役柄を見事に作り上げていて、この愛すべきキャラクターが舞台全体にとてもいいリズムを作っておりました。
ちょうど無声映画の時代です。
アナーキズムを感じさせる邦画作品は、おそらく製作本数に対して現存する数がだいぶ少ないと思われますが、4 月に活弁する阪妻主演の『雄呂血』は代表的一作と言えるはず。
同じく藤沢周平の舞台でご一緒した俳優菅原司さんもいらしていて、談義尽きず、でした。
劇団文化座公演168
「にんげんたち~労働運動社始末記」
作:マキノノゾミ
演出:鵜山仁
俳優座劇場で3月2日まで。



下北沢の老舗バー「レディ・ジェーン」へ。
喜劇映画研究会の新野敏也さんと石井たき子さんと一緒に。
50年続く老舗の名店は、しかし、再開発によって立ち退きを迫られ、4月に幕を閉じるという。
なんてもったいないんだろう。
レコードのジャズが心地よい空間で、希少な年代物のテキーラやミズナラの樽で寝かせたシーバスリーガルを味わいました。
▲シーバスリーガル・ミズナラ・スペシャルでご機嫌
▲マスターと私が指しているのは、ひときわ目立つ喜劇映画研究会の伝説の上映会ポスター
▲石井たき子さん、新野敏也さん、マスター大木雄高さん








昨日は蓮徳花さんと中原榮里さんの『源氏物語の朗読会』参加で成城一宮庵へ。
私の『源氏物語』朗読会へいらして下さって以来のお付き合いですが、原文の輪読もあったりして、楽しいひとときでした!
源氏物語談義あれこれ!
シアタークリエでの、プレミア音楽朗読劇ヴォイサリオン『スプーンの盾』鑑賞。
ヴォイサリオンシリーズ、初めての体験でしたが、まず舞台の素晴らしさに感激。
ご招待いただいたのですが、チケット購入すると12000円。
朗読劇でこの料金!?と思ったが、この舞台セットと照明、演出、豪華5人編成の生演奏ならば…なるほど、でした。脚本と構成もよく。
声優4人の配役は日替わり。
朗読劇なら、稽古日数は芝居より格段に少なくてすむし、動きはほんの少しで、台本も持ったままでいいし、スケジュールに合わせて出演できたら、
声優さんたちにとっては、これはめちゃめちゃ楽しい仕事だろうと思いました。
たくさんの観客がいて、素晴らしい舞台セットの中で、声で役を演じ、丁々発止で相手とのやり取りも楽しめる。
いいな~
私もやりたい!
と思った公演でした。
もちろん、ベテラン声優さんたち、さすがでした。特に沢城みゆきさんね
カーレム:豊永利行
ナポレオン:山口勝平
マリー:沢城みゆき
タレーラン:置鮎龍太郎
ペルー映画祭を主催するブエナワイカの長沢義文くんが登壇するというので、急遽、明治大学大学院の映画好き青年も誘って伺いました。
面白かった。そして、ここまで来るのにいろんな苦労がありながらも、導かれるように、ペルー映画紹介をし続けて、
ペルーの文化や歴史や映画作品を日本のみんなに知ってほしい、楽しさを共有したい一心でここまできたんだな~としみじみ思いました。



12月に発売のキネ旬1月号には白井佳夫先生の追悼ページも。
東京芸大の白井佳夫先生の講座「日本の黒白古典映画」で一緒だった内藤和之さんが
「キネマ旬報」以降の活動について寄稿、バッカスでの活弁シネマライブ解説を最後まで務めて下さっていたことにも
触れてくれています







友人の永野和宏さん(劇団新人会)出演のミュージカル『真夏の夜の夢』を拝見。
永野さんが楽しすぎた!
帰りに安田カオルさん(東京芸術座)とシェイクスピア談義?楽しすぎました~






