akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

恩師小澤基弘先生の退任記念個展へ

2025-01-31 | 映画・芸術・エンターテインメント
埼玉県立近代美術館で開催中の、大学時代の恩師小澤基弘先生の埼玉大学退任記念展「魂の叫び」の軌跡へ。
 
埼玉大学だけでなく、パリやらニューヨークやら、日本でも東大、早稲田、九州、
いろんな大学で絵画や美術、芸術の教鞭をとられ、膨大な数の作品を描き、著書も多数出し…
その活動とエネルギーに今回も脱帽でした。
 
▲私が大学にいた頃の先生の作品。濃い赤の空間にグレーの物体…
授業後の時間はいつもキャンバスに向かい、エネルギーが押し込められたようなこの抽象画を描いてた気がします
 
 
 
大学時代にお世話になった先生方はほとんど埼玉大を退任し、おそらく小澤先生が最後かな…
先生の記念展、2月2日(日)までですが、今日なんとか伺えて本当に良かった!
 
懐かしい北浦和駅前、庭のように立ち寄っていた北浦和公園、美術館、そしてすぐそばの通りの当時の住まいもそのままで、
どっと押し寄せる思い出の波に揺られながら(溺れながら?)帰ってきました。
 
そして現実へ。
永田さんと衛星劇場斎藤寅次郎活弁のリハーサルを終えて。
明日収録です。
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追悼 白井佳夫先生

2025-01-06 | 映画・芸術・エンターテインメント
白井佳夫先生が10月に急逝され本当に寂しいですが、年明けに先生のご自宅にご焼香に伺わせていただきました。
 
毎月バッカス活弁公演の解説撮影をさせていただいていた書斎のデスクが祭壇になっており、
親指を立ててカメラ目線で決めた遺影がデスクの上から山積みの映画の本に囲まれていて、
まだそこに白井先生がいらっしゃって映画の思い出話を語って下さるような気がしてなりませんでした。
 
奥様や真木さんにも若い頃のお話など伺い、ご家族の存在あって仕事に邁進できたことをしみじみ感じました。
 
昨年11月21日に、先生が代表呼びかけ人として携わってこられた「阿佐谷市民講座」に伺いました。
当初は「兄とその妹」(松竹1941年)の講演の予定でしたが、先生の急逝で「白井佳夫さん追悼」企画となり、白井先生がレポートされた「尾崎ゾルゲ事件ーいまそれを考える」(1991年)と「無法松は二度切られたー戦中・戦後検閲と伊丹万作」(1990年NHK「現代ジャーナル」放送)の収録テープの一部を皆で観ながら、先生を振り返る機会となっていました。
私は過去2回ほどしか伺ったことがありませんでしたし、ほとんどの方を存じませんでしたが、往年の同志たちがたくさん集い、思い出話尽きない様子と、先生のリポート姿に、なんだか奮い立つ思いでした。
先生は映画を評論するだけでなく、映画という媒体を通して、社会と対峙し、人権を守り、権力や不正に対抗し、社会をよくしたいと闘った運動家だったのだとしみじみ思いました。
 
毎回、本当に高円寺バッカスでの活弁シネマライブを楽しみにいらして下さり、アフタートークでの先生の感想や気づきが私たちにとってありがたい言葉の贈り物でした。
 
先生に頂いた薫陶を胸に、活弁と映画文化を盛り上げていける自分でありたいと思いますし、
映画を通して、社会を、時代を、歴史を見つめ、ほんの少しでも温かく生きやすい世界に寄与できたらと、微力ながら白井先生の遺影に誓ってきました。
 
 

12月に発売のキネ旬1月号には白井佳夫先生の追悼ページも。

東京芸大の白井佳夫先生の講座「日本の黒白古典映画」で一緒だった内藤和之さんが

「キネマ旬報」以降の活動について寄稿、バッカスでの活弁シネマライブ解説を最後まで務めて下さっていたことにも

触れてくれています

 

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下北沢La Canaでの「紅龍・題名の無いLive」

2024-12-28 | 映画・芸術・エンターテインメント
下北沢La Canaでの「紅龍・題名の無いLive」へ。
永田雅代プロデュースの紅龍さんのセカンドアルバム、レコーディングメンバー勢ぞろいのホットなライブでした。
音楽の作り出す会場の一体感って、本当に気持ちいい!
素敵な時間✨✨
 
終了後の飲み会では、紅龍さんに、2007年に拝見した感動の舞台『阿国』の話が伺えてこれまた感激でした。
紅龍さんの作ったあの素晴らしい歌の数々が、舞台化のきっかけだったんですね
 
 
トランぺッター寺内茂さんにも、オルケスタ・デ・ラ・ルス時代の南米ツアーのお話を伺えたり、とても楽しいひと時。
 
当時ミュージカル『阿国』にものすごく感激した私、とある方にパンフレットを貸したまま返してもらえてない…(泣)と話すと、紅龍さんと寺内さんが
「ああ〜、あるあるだね」
 
で、ふと私は紅龍さんにアラブ映画の本を借りっぱなしということを思い出しました…ああ。
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『天保十二年のシェイクスピア』鑑賞

2024-12-26 | 映画・芸術・エンターテインメント
日生劇場で井上ひさし脚本の『天保十二年のシェイクスピア』を鑑賞させていただきました。
 
シェイクスピアは偉大ですが、井上ひさしも本当にすごい!
『天保十二年のシェイクスピア』は演出も役者それぞれの芝居も歌も秀逸。
そして、よくぞシェイクスピア作品をこんなに随所に散りばめて天保水滸伝とともに練り込んだ一つのエンタメ作品に仕上げたものだと感嘆。
 
個人的には、
to be or not to be
の訳の列挙が最高にツボでした😆
 
 
近くで軽く食事をして帰りましたが、宮崎産の都農ワインがめちゃめちゃ美味しくて、気に入りました
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ミュージカル『真夏の夜の夢』鑑賞

2024-12-25 | 映画・芸術・エンターテインメント

友人の永野和宏さん(劇団新人会)出演のミュージカル『真夏の夜の夢』を拝見。

永野さんが楽しすぎた!

帰りに安田カオルさん(東京芸術座)とシェイクスピア談義?楽しすぎました~

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キラリンさん「パントマイムマジックショー」

2024-12-22 | 映画・芸術・エンターテインメント
梅ヶ丘のうめとぴあでのクリスマス企画に携わり、
キラリンさんの「パントマイムマジックショー」を親子で楽しんでいただきました!
 
こどもたち、とてもかわいかった!
クリスマスにぴったりのファンタジックな世界、キラリンさんありがとうございました!
 
 
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大磯の鴫立寄席へ

2024-12-14 | 映画・芸術・エンターテインメント
大磯の鴫立庵での鴫立寄席へ。
 
みそ助(づけ)さんの『睨み返し』
金原亭駒与志 さんの『柳田格之進』
かみきりやさんの『紙きり』
 
どれも面白く聞きごたえ見応えたっぷりで、鴫立庵の雰囲気含めとても楽しませて頂きました😊
 
 
▲かぶりつきで拝見。紙切りやさんのテクニックすばらしい~!トークも。
 
▲鴫立庵で映子さんとパチリ
 
20年以上の友人映子さんにも久しぶりにお会いできて、彼女の案内でとても素敵なアトリエへ…
湘南の空気、閑静な別荘、住宅地を歩きながらいっぱい話せて楽しいひとときでした。
 
▲加瀬さやかさんの、元自宅で現在アトリエのTE HANDEL
▲この日はたじまひろえさんの作品が展示されていて、紅茶もたじまさんの作品とコラボした特別ブレンド。
美味しかった!
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『源氏物語〜美しき嫉妬の権化 六条御息所』をバリアフリー朗読

2024-12-10 | 映画・芸術・エンターテインメント
昨日は、世田谷区保健医療福祉総合プラザで、『源氏物語〜美しき嫉妬の権化 六条御息所』をバリアフリー朗読。
100名定員満席のお申込みで8〜9割の方がご来場下さいました。
前回の『紫の上の生涯』が好評だったとのことで、今回は六条御息所の部分を中心に台本を70分にまとめて制作し、影絵と字幕スライドを作り、音楽を選曲。
 
活弁台本の何倍もの時間を費やしたので
お帰りの際に
「感動しました」「引き込まれました」「とても素敵なお声でした」
「源氏物語がやっと分かりました」など、多くのお声がけ頂き、ほっとしました。
せっかく作りましたので、図書館やいろんな会場で語れたら嬉しいな〜
 
次回で大河ドラマ『光る君へ〜』は最終回ですが、源氏物語は不朽です✨
 
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名監督吉村公三郎さんのご子息吉村秀實さんと

2024-12-07 | 映画・芸術・エンターテインメント
昨日は、NHK山形時代にお世話になったカメラマン浜谷修三さんにお声かけいただき、
元NHK社会部記者で解説委員の吉村秀實さんや浜谷さんの教え子さんたちと一献。
 
吉村秀實さんは、昭和の名監督吉村公三郎さんの長男でいらして、映画の話で盛り上がりました。
戦後すぐの作品エピソードなども伺えて感激。
『象を喰らった連中』見たい!!
 
 
吉村秀實さんが記者時代に酒田大火の取材にいらした話なども伺い、ご一緒した方もルーツが村山だったりして、山形話も弾みました。
 
来週私は斎藤寅次郎監督の活弁上映しますが、吉村公三郎監督は、寅次郎監督を
「あの人は天才だった。一週間たらずで、あの面白い作品を作ってしまうんだから、マネできる人はいない」と仰っていたそうです。
そんなお話も聞けて、感激の私でした。
 
 
 
新潟のお酒でいい気分。
浜谷さんに感謝です。
 
 
 
頂いた小冊子。吉村公三郎監督の生い立ちなど、とてもよくまとめて掲載されています。
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南青山MANDALA『言の葉 しずく』万葉ライブ

2024-11-15 | 映画・芸術・エンターテインメント
昨夜は南青山MANDALA『言の葉 しずく』万葉弾き語りライブに出演させて頂きました。
佐藤慶子さんとのコラボレーション。とても楽しかったです✨
 
酒好き大伴旅人の酒を褒める歌や
大津皇子のドラマティックな生涯
語り台本と万葉歌の意訳歌を書いて語り、慶子さんとハモリながら歌わせて頂いたり。
 
久しぶりに飛鳥奈良時代の本も読み返し、万葉の世界を私自身も楽しみました。
慶子さんにも、ご縁にもお客様にも感謝です。
ありがとうございました
 
▲大伴旅人の酒を褒める歌、現代訳歌をつくり、ふたりでかけあい
 
▲大津皇子のドラマティックな生涯 語りとピアノと歌で綴りました
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「やまとことばで日本人力をあげる」村上信夫×車浮世

2024-11-08 | 映画・芸術・エンターテインメント
今日は元NHKエグゼクティブアナウンサー村上信夫さんのことば磨き塾。
 
車浮世さんをゲストに、「やまとことばで日本人力をあげる」
大河ドラマ『光る君へ』での宮中の雅な言葉、いいですよね
 
季節のうつろいを反映した自然を表す言葉の多様さ、相手を思い遣る言葉の豊かさ、
やまとことばって本当に素敵だな〜と、改めて思いました
 
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ひまわり荘文化祭

2024-11-03 | 映画・芸術・エンターテインメント
世田谷区障害者休養施設ひまわり荘さんの文化祭でした!
 
午前中は、3月にも大好評だった演歌歌手小野寺陽介さんのコンサート。
皆様ノリノリでとっても喜んで下さいました!
午後からは利用者さんののど自慢大会だったので、二人で発声や滑舌、カラオケワンポイントアドバイスなどをさせて頂き、
のど自慢大会本番は私が司会、陽介さんが審査員。
 
皆さん工夫を凝らした衣装や振り付けで会場は大盛り上がり😄
私も表彰前のゲストコーナーで、陽介さんと『麦畑』(もちろんバリバリの庄内弁!)デュエットさせて頂きました😆
3月も歌ったのですが、ご利用者のご夫妻が「あれから夫婦で庄内弁なまりの『麦畑』歌ってます」と🥰嬉しい〜
陽介さんののびのある歌と、庄内弁混じりのあったかいトークパフォーマンスで、皆様ファンに💕
楽しい文化祭となりました✨
小野寺陽介さん、ありがとうございました✨
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K'sシネマで篠原哲雄監督『本を綴る』鑑賞

2024-10-14 | 映画・芸術・エンターテインメント
K'sシネマで篠原哲雄監督の『本を綴る』を鑑賞。
 
篠原監督は高雄映画祭へ行っておりいらっしゃらない日でしたが、
今日の舞台挨拶には、主演の矢柴俊博さんや、先日のユニバーサル映画祭でもお世話になった丈さんが登壇。
 
撮影エピソード、楽しく伺いました😊
 
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「マリアセレン」コンサート2回目

2024-10-10 | 映画・芸術・エンターテインメント
男女の声をノーブレスで歌い分ける両声ボーカリスト「マリアセレン」コンサートへ伺いました。なかのZEROホール。
 
春に続き2回めですが
やはり、素晴らしいステージでした。
 
なぜか知人友人に会いまくり驚きでしたが、みんな感激していました。
 
明日明後日と高円寺バッカスでの活弁公演ですが、これが私の勉強と吸収の時間…
刺激をたっぷり頂きました。
私も頑張らねば✨
 
▲アンコールの撮影タイムの曲はJupiter
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『お母さんの被爆ピアノ』鑑賞。監督のトーク付き!

2024-07-08 | 映画・芸術・エンターテインメント
昨日は、14日のリハーサルの後、シアターバッカスで五藤利弘監督の『お母さんの被爆ピアノ』を拝見しました。
日本語字幕付き上映。
 
アフタートークもあり、監督の思いもたっぷり伺うことができました。
広島市の爆心地から半径3キロ以内で焼け残ったピアノが、今も矢川さんという方の手で被爆ピアノとして修理、調律されて、全国を巡回し演奏されています。
監督は、10年ほど前にテレビでその矢川さんのドキュメンタリーを撮影、そこから脚本を書きこの作品を制作されました。
 
矢川さんの役は、もともとは大杉漣さんが演じる予定だったそうですが、撮影前に亡くなられてしまい、佐野史郎さんに。
自身も被爆二世として思いを抱えながら、あまり語らず、被爆ピアノの音色に思いを託す矢川さんと、彼に被爆ピアノを託した親子の物語です。
 
毎年夏に伺っている広島は、いつも活気、エネルギーに満ちあふれていますが、静かに「ヒロシマ」に思いを寄せる時間となりました
 
 
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