akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

NHKラジオビタミンときめきインタビュー

2010-12-08 | 取材・メディア
NHKラジオビタミンのときめきインタビューに出演させていただき、本当にありがとうございました。

あっという間の一時間でしたが、ベテラン村上信夫アナウンサーと優しい神崎ゆう子さんが上手に話をリードしてくれ、とても楽しくおしゃべりさせていただきました。

朝、私のメールに、倉敷公演に来て下さった全盲の友人から
「岡崎起恵子(タエコ)です、こんにちは〓ラジビタのときめきインタビューに出られるんですってね!
先日の活弁、とてもわかりやすくて、楽しかったです。悲劇に対して楽しかったなんて、ちょっと不謹慎かもしれませんが、あなたの語りが、一人一人の役柄を、見事に語り分けておられたので、本当にわたし自分の目で映像を見ているような気がしてましたよ〓またあなたの活弁聴きに行きますね!頑張ってね〓
今日はわたし、長島愛生園で仕事なんです。わたし、ほら、鍼灸師だからね〓患者さんたちと一緒に聴かせていただきますね。楽しみにしてます〓それから、村上のぶおおにいさんと、大好きなゆうこおねえさんに、よろしくって言ってちょうだいね〓」

という絵文字入りのとても嬉しいメールが届いたので、ちらっと直前にお二人にお話したら、「オープニングで呼びかけましょう」と村上アナ。
「岡崎たえこさ~ん!のぶおおにいさんですよ!」「ゆう子おねえさんで~す!」
岡崎さんは、ちょうど治療中の患者さんと看護士さんと一緒に聞いていらして、びっくり!とても嬉しいサプライズだったそうです。

岡崎さんは、私に活弁を紹介して下さった先輩アナウンサーの従妹なのですが、とても行動的で明るくて、能力が高くて、私は学ぶことがいっぱいです。生れ付き全盲ですが、自らも悲観しないし「障害者だから」という差別意識を嫌います。

バリアフリー映画も、日本の映画の原点「活弁」と同じく、同じ空間でみんなで映画を楽しむ一つの観方として、これから多くの方が興味を持って下さると嬉しいなと思います。技と感性を磨き、活弁の技術を活かし、同じ志のある方々を盛りたてていかなくてはと思っています。

先週の打ち合わせの際、いろいろと幼少の頃のことや弁士になった経緯などを聞かれ、村上アナが「読売新聞に家族のテーマソングのこと載ってましたけど、歌ってもらいますからね」というので、小学校時代の古い「歌ノート」(漫画「なかよし」の付録)を持っていったのですが…中を見られて赤面でした。

「やんだおら~。カヅベンどんでなんだもんだが…あど廃れだ文化だろぉ」と私に口真似されて母もラジオの前で赤面していたことでしょうが、最初一番反対した母は、今では父とともに一番の応援者です。

一つの映画作品の中に、人生を変えるほどの力や、感動が宿っていたりします。
発見があり、笑いがあり、生きるスパイスになることも。
そうした感動を多くの方と分かち合える仕事ができていることは本当に幸せだなと思います。

鳥海八幡中学校のことにも触れて下さり、故郷の話もできて、また庄内弁のFAX読ませていただけたりで、本当に嬉しかったです。

バリアフリーさが映画祭でお世話になった障害福祉課の中島さんはじめ、たくさんの方からメール、FAXを頂き、感激でした。ありがとうございました。

また、NHK山形時代にお世話になった渡部幹雄アナや伊奈正高アナがスタジオに駆けつけて下さり、久しぶりの再会に感動しました。

ますます、多くの方に喜んでいただけるよう、精進いたします。
コメント (4)
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