akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

『風立ちぬ』

2013-08-14 | 映画・芸術・エンターテインメント
公園でラジオ体操なんて超久しぶり。
朝からジョギングやウォーキングに来てさわやかな汗をかいている人がたくさんいました。
ひまわりも青空に気持ち良さそうでした。

それから『風立ちぬ』観に行きました。

朝一番の回でしたが、大きな映画館はほぼ満席。さすがジブリ。

前宣伝や宮崎駿監督のトーク等をテレビで観ていましたが、作品は全体的に穏やかにきれいに流れていて、それ以上の感動があまりなく、私としてはちょっと残念でした。

堀越二郎と菜穂子の愛の物語としては、とても美しく素敵だと思えました。
二郎の、飛行機づくりへのひたむきで真摯で情熱的な姿勢、誠実な人柄にも共感できました。

しかし、戦中の悲惨で苦しい時代を背景にしているわりには、淡々と平和な印象で、時代の怖さや暗さがあえて描かれていないのが物足りなかったのかもしれません。

賛否両論と言われている堀越二郎の声に関しても、私は違和感がぬぐえませんでした。特に最初は人物と声が乖離して、庵野さんの顔が浮かんでしまって…震災のシーンも、緊迫感のなさは彼の浮いた語り口調によるところも大きかったと思います。
ただ、宮崎監督もおっしゃっていたように、収録の間めざましい成長を遂げて最後の方は感情移入できましたが…

ジブリ作品には、ハラハラドキドキワクワク…と、ほのぼのしたあるいは胸を抉るような感動を期待してしまっているのかもなと思いつつ、「風の谷のナウシカ」を読み返しております。

コメント
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