シネマート新宿『農夫の妻』二日目。ありがとうございました。
ヒッチコックの全作品の中で、最もサスペンス要素のないコメディ。多分すごくマイナーなイメージですが、とにかく面白かった。
筋は単純、無声のまま見ると「ふふっ…」という笑いが、セリフと語りをつけ活弁でみんなで観ると「わっはっは」になり、じんわり涙も出てくる。
これは弁士冥利に尽きます。
生演奏も作品を盛り上げてくれますし。
また上演したい作品です。
農夫のダンディなスウィートランド氏が出かける時に、女中のミンタがいつも胸に生花をつけてあげるのですが、活弁!シネマートライブでは、私のフローリストの旦那様が毎回弁士と楽士の素敵な生花コサージュをつくってくれておりまして、それをちょっと作品中に挟んだら「いつもコサージュ素敵だなと思っていたら、生花なんですね!」と声をかけて下さったお客様が何名もおりました。