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ふとんの中は鉄砲水?   透湿性と吸湿性・・・違いと誤解

2008-07-28 08:47:43 | 品質の話

透湿性と吸湿性の意味を正しく理解していないお客様がいらっしゃるのは、販売する者の力量不足の感もある。 

私の過去の失敗談から、少し書かせて戴きます。

●すのこベッドだから湿気がこもらない。

家具店の店員にハッキリと言われた訳ではないが「すのこベッドだから湿気がこもらない」という前提で「すのこベッドとふとん」を薦められた・・・そんなお客様が昨日もお見えになった。

私が6~7年前にした失敗と同じだと思った。

 

ハッキリ言って「湿気はこもりにくい」かも知れないが、間違いだ。

汗っかきの方や、新陳代謝の激しい若い(およそ二十歳前後の)人には、時によってはカビを発生させる人がある。

 

時期は、実は梅雨・夏の時期より、冬場の暖房を使っている時にそういったトラブルは多い。

事故の内容を簡単に申し上げます。

 

①小学生の高学年のご姉弟に、木製のすのこベッドと、洗えるふとん「ダクロン」の敷きふとんを販売した。購入(販売)の理由は、お母さんは共働きで、おふとんを干す時間が十分に取れないことと、子供さんたちには軽いアレルギーがあったため、日干しは出来るだけ少なくて済む寝具にしたいということでした。

数か月後の冬に「カビが発生した」ということです。 

ふとんを見ると、なんと「すのこ状にカビが発生」していました。

 

②大学生です。冬、風邪を引き高熱を出し、3~4日寝込んだそうです。石油ストーブにやかんを掛けて、部屋を暖かくして過ごしたそうです。

風邪が治って、汗もかいたので、ふとんを上げたところ、ベッドとの接地面は「カビだらけ」状態となっていました。

 

いずれも、暖房と加湿とを同時におこなっていました。

敷きふとんは、両方とも「ダクロン」の敷きふとんでした。

当方の説明不足も大きな原因であったため、新しい敷きふとんに交換させて戴き、再度説明をし、ご理解戴くこととなりました。

 

さて、問題は一体どこにあったのか?

 

私自身「ダクロン」寝具を正しく認識できていなかった。

 

インビスタ社HPより***********************************

 Q3.ダニはどんな環境を好みますか?


ダニが生息しやすい環境は、環境温度25℃程度、環境湿度75%の場所で、寝具への生息が多く、敷ふとんより掛ふとんにより多いことが報告されています。環境温度50℃以上では30分以内に死滅し、環境湿度60%以下では生存に不適になります。

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アレルギーがあるということで、「ダクロン」寝具を販売しましたが、この寝具はアレルギー対応商品ではなく、アレルギーの原因の一つである「ダニの育成を阻止するために、簡単に水洗いができるようにした」という寝具である。

特長は「簡単に洗え、早く乾く」ということだ。

へそ曲がりの爺から言えば、「吸湿性が悪いから、万年床となれば水分が溜まり湿度が高くなる・・・結果、ダニの温床になる?」

 

 

ダニは洗い流そう。

洗うという事は早く乾燥させる必要がある。だから、水分を吸わずに、水離れが良い・・・つまり透湿性が良い寝具ということだ。透湿性が良いから、湿気の逃げ道は必要ということになる。

すのこベッドといえども、板に接した部分は湿気がこもりカビが生えやすくなると言うことのようだ。

 

「ダクロン」は、汗を吸わずに、通過させることが得意な繊維である。結果、汗をたくさん掻くと、その汗はふとんを通過しフロアやベッドの床に到達する。

だが、梅雨から夏はみなさん除湿に気を使うが、冬季は逆に加湿することによって、部屋の空気の湿気は飽和状態となり、湿気の逃げ場がなく、カビの温床となったという訳だ。

 

床板は「すのこ」ではなく、「金網」でないと、と思えてくる。

 

ダクロンは合繊である。ダクロンに限らず、合繊繊維はほとんど吸湿性がない。

吸湿性は無いが、透湿性はあると言うことだ。

 

例えが悪いが、大雨が山に降っても、森の木々や、地中に水がしみ込むように、天然繊維と言われるものは程度の差はあれ、汗(大雨)を吸収してくれる。合繊繊維はコンクリートで覆われた大地に造花・造木が立っているようなものと言えよう。

鉄砲水が起こるのは当たり前ということだ。

 昨日の神戸の「鉄砲水」がいい例だ。

 

 

この他に、間違え易い言葉に 吸湿性と吸水性 がある。

話が長くなるので、またの機会に。 

 

 

 

 ああ~・・ぐっすり寝たー!

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