お盆(夏季休暇)も終わりました。ふとん屋という商売、有る意味9月からが一年の始まりだと思っている。9月からの新年度(?)の準備で、8月後半はまた違った意味で忙しい。この冬の新商品(新柄)が逐次入荷する。店頭も秋冬の装いへと変えなくてはいけない。同様にお客様も秋冬の準備をしなくてはならない。
夏の内に布団の仕立替えをとお客様にお願いするが、「人間、尻に火がつかないと・・・」という方が多いのも事実だ。9月10月は仕立替えも一ヶ月以上要することとなる。お正月までに間に合えばまだしも、実際寒くなって慌てて依頼される方も例年多い。・・・
今は木綿わた布団から羽毛ふとんへと代わって来た。羽毛ふとんのリフォームをされる方が非常に増えました。そして、「再リフォーム」される方も、実は増えてきました。
お客様が持ち込まれたこの羽毛ふとん、過去にリフォームしてます。ちょっと見にくいかもしれませんが、「181117」という数字が押されています。そう、綿桂では、10年ほど前から、リフォーム年月日をスタンプしています。リフォームのスタンプとリフォーム日時です。今回の羽毛ふとんは、18年11月17日リフォームしたという印です。およそ、6年になろうとしてます。
まだ、十分嵩もあり、クリーニング(丸洗い)だけで十分と思われましたが、お客様は側生地の汚れ(ワンちゃんが汚したシミ?)が気になると言われます。昨年もクリーニング(ふとんの丸洗い)をされてます。臭いは完全に取れます。でも、シミはうすくはなりますが若干残ります。
お客様からは「リフォームはもうできないんですか?」とご質問。「いや、再リフォームは十分可能です」と。嵩もまだ十分あり今回は丸洗いを、来年(または再来年)リフォームすることを提案しましたが、どうしても側生地の汚れ(シミ)が気になるそうです。
結果、再度リフォームすることになりました。これでまた、5年は暖かく且つ気持ちよく寝て戴ける事間違い無しと思います。でも、ワンちゃんの躾けもしっかりしないと、来年またリフォームってことになるかも・・・。
一方、こちらの羽毛ふとんは「丸洗い」をします。リフォームをしたのが「150801」、つまり平成15年ですから、9年前です。まだまだ十二分に嵩もあり今回は「ふとんの丸洗い」をすることにしました。
良い羽毛は、長持ちします。だが信頼できるメーカー品と思っても、実際リフォームしようと解体してみると、中身が見えないからと、とんでもない物が出てくることもあります。リフォーム後は、元のメーカーから有る意味Watakeiの責任になります。メーカーに丸投げする事無く、可能な限り店頭で吹込みします。だからこそ十分な注意と最高の仕立直しをするのです。いや、しなくてはなりません。
羽毛ふとんのリフォームにおいて、羽毛の洗いは専門工場に委託してますが、吹き込みは自店店頭で一枚一枚丁寧に吹き込んでいます。サイズ・羽毛量etc...お客様の希望をお聞きして仕立てますが、それ以上に羽毛の質(パワー)に応じて、ベテラン職人が足し羽毛の量や質を考え仕立てています。
羽毛布団・羊毛布団・木綿わた布団・・・捨てるのはカンタンです。お気軽にご相談ください。