多くの地域で梅雨明けとなりました。寝苦しい夜と付き合わなくてはなりません。
【上級:睡眠健康指導士第25号】を2012年7月に取得していつの間にか、10年も経過しようとしています。最低限5年に一度は、更新のためのセミナーを受講しなくてはなりません。今回で二度目の受講となりました。
改めて「湿度」の重要性を改めて学んできました。
松浦倫子先生の講義スライドから
この図から、快眠のためには「湿度」がポイントとなることが読み取れるかと思います。
ぐっすり眠るために、深部体温(直腸温)を下げることが重要と今までも何度も言ってきました。(耳に胼胝ができるほど聞いたわ!と言われるかもしれませんが…。)
寝床内気候では、温度33℃±1℃ 湿度50%±10% がベストです。
室温が35℃、湿度75%であると、僅か室温が1~2℃・湿度20%程度高いだけですが睡眠効率は、【73.1%」と悪くなります。だが、一方の室温35℃と高くても、湿度が50%とベスト値になると、睡眠効率は【82.9%】と改善されます。
室温29℃は、裸体で眠ることのできる温度と言われています。(寝床内気候からすれば、32℃程度でも良いように思えるが、被験者が暑さ寒さを感じない室温という事で29℃に設定されたらしい。エビデンス不明)
その室温を29℃・湿度75%に設定した場合、睡眠効率は【88.7%】と、さらに良くなりました。
快眠のための寝床内気候に近い、室温を29℃・湿度50%に設定した場合、睡眠効率は【92.6%】と、大幅に改善されました。
睡眠効率とは、「就床時間に対する睡眠時間の割合」のことです。医学的には睡眠ポリグラフで記録し調べるのですが、家庭ではそんな機器は有りません。では、家庭ではどうすれば良いでしょうか?スマホに睡眠アプリがあります。それらをダウンロードして利用されるのが良いでしょう。
計算方法は、 睡眠時間(実際眠っていた時間)/ 寝床(ベッド)に居た時間
具体的に言えば。夜10時にベッドに入り、本当に眠りに入ったのが11時ぐらいとします。次に朝6時に目が覚めたが、ベッドから離れることが出来たのが6時10分頃だったとします。
睡眠時間・7時間半 / 寝床に居た時間・8時間15分 = 睡眠効率は(420/490=)85.7% となります。
夏寝苦しいと、何時までもうろうろし、しっかりと眠ることが出来ない事がありますよね。そのうろうろ時間が長くなれば、睡眠効率は悪くなります。
夏の場合特に「うろうろ」になってしまう理由は、背中のべとべと感、首周りのべとつき感などが、主だった原因ではないでしょうか。先ほどの図からも言えるように、湿度が低くなれば、汗を掻いても気化熱で人は快適さを得られると思います。
だが、気化熱だけで解決できれば良いのですが、例えばビニールなどの上で寝ると背中はべとべとになります。寝返りをして背中を乾いた空気に晒せばたぶん気持ち良いでしょう。常に寝返りする訳にはいかないので、十分な深い睡眠が得られないことになりますね。
吸湿性の良い天然繊維をお奨めするのはこんな理由からです。少なくとも、睡眠効率は85%以上は欲しいですね。
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