かんぽ生命のニュースが流れています。
そのニュースを聞き、いい歳して父・母を思い出してます。父の夢は年に1~2回見ますが、何故か母の夢は一度も見たことがありません。見たかもしれませんが、記憶にありません。
この写真の2年後位に、母は糖尿病と判った。
我が母は75歳で亡くなりました。18年前です。34歳の頃(爺が小学4年の頃)より糖尿病で、人生の約60%が闘病生活でした。昭和30~40年頃の糖尿病患者は、発病後多くの方が10年以内に亡くなるという時代でした。だから、口癖で「私は60才まで生きられない。孫の顔が見れない」と言ってました。そう言っていた母も、気が付けば、生きられないと口癖だった60歳を通過しました。その頃、通院していた大学病院では「生きた化石患者」と呼ばれてました。当時発病後20年以上を生きた患者は、2人だけでした。もう一人の方はその時すでに車イスでした。自分の足で歩いていたのは、母一人でした。
そんな母が亡くなる数年前、長年コツコツと貯めてきたお金(大部分が郵貯で満期になったもの)で、かんぽの生命保険に入ったのです。詳しい契約内容は分かりません。亡くなってしばらくして保険に入っていたことが分かり、保険金を受け取りました。その返戻額は、一括払い込み額の60%前後だったと思います。確か、10年以上生存すると100%前後の返戻金になるというものでした。掛けて1~2年で亡くなるとは本人は思ってもいなかったのでしょう。
一方父はと言えば、私の記憶の中では、風邪一つ引いたことの無い丈夫な人でした。保険は嫌いでした。風邪を引けば「気合が足らん!」と言われたものでした。丈夫な歯を持ち「栓抜きは自分の歯」という強者でした。治療した虫歯が1本だけで、晩年でも抜けた歯は1本も無く、勿論総て自前の歯でした。でも、そんな母より丈夫な父は、母がかんぽ生命と契約したすぐ後に「癌」で亡くなっています。体調が変だと医師に訴えましたが、医師からは「どこも悪いところは無い」と言われてましたが、結果癌と判った時は手遅れでした。
その頃の母は、排便コントロールも上手くできず、また長距離歩行も難しくなり、そろそろ車イスの生活かと思ってました(父の葬儀も車イスでした)。そんな母がこの先10年以上生きると考えるなどとは有り得ないと思い、郵便局に電話しました。「契約内容はキチンと説明しました。」という一つ返事で「終わり」ました。
母が、私に相談も無く入った保険ですから、入った経緯が判らずこれ以上何も言えませんでした。
その頃、母から迷信じみた面白い話を聞きました。「お金が無くなるとその人にはお迎えが来る」というものでした。だから、お金を手付かずの状態にすれば、長生きができると母は思ったのでしょうか。本当は、母はあと10年生きたかったのでしょうか。当時娘も25歳ぐらい、もう少しで「ひ孫の顔」が見られると心の奥深くで思ったのでしょうか。
でなければ、こじ付けかも知れませんが、10年以内に亡くなると返戻金が相当減額(20~40%減る)されるという契約をするに当たって、説明を受け内容を正しく理解したとは到底思えませんでした。
ひょっとしたら、母はお金より長生きを求めたのかも知れません。今となっては全く判りません。
かんぽ生命が、当時から高齢者に不利な契約を勧誘していたとは言いませんが、昨今のかんぽ生命のニュースを見ると、オレオレ詐欺と大差ないように感じました。言い過ぎかな・・・
私もあと何年生きられるでしょうか…。お金が無いから、明日にもお迎えが来るかも知れません(笑;) 娑婆にやるべき仕事がある内は、お迎えが来ないとも…。あと5年は頑張らなければ! まずはぐっすり寝ることを意識してます。
ご同輩のみなさん! 詐欺に引っかかってお金が無くなると、お迎えが早くなりますよ!(笑;;)
詐欺に引っかからないためにも、ぐっすり眠りましょう。
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