この話は爺が業界にいて聞いたことであって、作法の●●流などとは無縁のものです。ひょっとしたら、●●流とは違っているかもしれません。ということは間違った伝聞かもしれません。所詮、田舎のふとん屋の戯言と読み飛ばして下さい。
お客様から「へえ~、座布団の出し方って初めて聞いたわ。」 弊店ではざぶとんをお求め戴く時、あるいは納品する時には、簡単ですが、お客様へ「座布団のの出し方・しきたり」を説明します。知ってると言われる方は、1割もあるでしょうか、殆どの方は「初めて聞いたわ」「勉強になったわ」と異口同音に言われます。
そもそも、自宅で「冠婚葬祭」をすることが減り、座布団を使うお宅が少なくなってきました。結納はホテルで、法事をするのも葬儀会館などで、そんなご家庭が増えました。碧南あたりは、田舎であるがゆえに広いお宅(座敷)がまだまだ有ります。だが、いずれにせよ自宅でされるとなると、それこそ、この時だけは座ふとんが要ることになります。
【座ふとんのサイズ】について
まず、座布団は正方形ではありません。必ず縦長になります。
座布団の座った状態を真上から見た模式図です。 縦長に座布団は使います。
①緞子判(66x70cm)…法要ざぶとん・寿ざぶとん・正絹緞子ざぶとんなど
②八端判(59x63cm)…客用と言われるざぶとん
③銘仙版(55x59cm)…おもに、常ざぶとんと言われるもの。ざぶとんカバーの最も種類が多い。
基本はこの3つのサイズです。この他に、茶席ざぶとん・木綿版(業務用に多い)があります。本来、例えば八端版の座布団の幅は1尺八寸という尺貫法の時代にできた寸法(サイズ)をメートルに直して表記するため、1㎝未満の誤差があります。従って、メーカーによっては1㎝小さいところもあります。
だが、最近は座布団専用の生地が減ってきた故、サイズを優先するためいわゆる「横布」で裁断され製品化されたものがあります。ふとん屋(いや爺)としては、その裁断は許しがたい邪道ですが、時代の流れとでも言いましょうか日本の文化が消えていくようで残念ですが、致し方無いのでしょう。
【法要座布団の出し方】
良く聞かれるのが、赤と紫がありますが、意味はあるの?と、いうことです。
赤色を位の高いお坊様に、紫はお伴僧様に、それぞれお出しします。3人以上のお坊様がいらっした場合は、「赤」が1枚、他の方は全て「紫」になります。極端なことを言えば、100人坊さんが来ても、赤は1枚だけです。
次に、月命日などに一人だけお越しの時はどちらの色を出したら良いか?という点です。この時はどちらでも構いません。
ご住職がお越しの時は本来なら赤が望ましいのかも・・・。また、仏壇の前に常時法要座布団が出してあるならば家族は裏側を使用し、ご住職(坊さん)には表を出して使っていただくのが、心使い・礼儀というものかもしれません。悪まで爺の勝手な解釈ですが…。
一般にお客様に出すときのルールは・・・・先回のブログの中で「銀座久兵衛」さんの座布団の出し方に?を付けました。あの出し方を「良し」とする作法の先生もあります。では、何故爺は?を付けたのか・・・・
この続きは、また後日!
即、知りたい方は、メール・電話でお尋ねください。お近くの方はお店までお越しください。手取り足取り(?)丁寧にお伝えします。
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ゼンリンのゼンリンの地図が訂正されるまで、「安ら館碧南」となっている場所が弊店新店舗です。
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