天気予報的分類で言えば、爺婆が住んでいるのは、「愛知県西三河南部」である。温暖な所である。
婆がアイダーダウンを着て寝ている。実はそのアイダーは30年以上前の品物である。メチャ暖かいよ、とご満悦である。
もともとそのアイダーは、爺の父が体調を壊したときに使わせたものです。寒がりであった父は、夏でも自分の部屋のエアコンは殆ど使わなかった。秋になればすぐにアイダーを出して着ていた。冬はさらにその上に普通の羽毛布団を重ねて寝ていた。
父が亡くなった後、今度は爺の母が使った。ところが、思いもよらぬ言葉が返ってきた。「あのふとん(アイダー)は暖かくない。」「ええ?? そんな訳ないだろう!100万(円)もする布団だぞ。」「わたしゃ、いいから、お前使え。」「・・・」
そこで、娘が使うことになった。1年ほど使っただろうか? 娘もエアコンが苦手な体質であった。だが、冬になったら、いつの間にか普通の羽毛布団を着ていた。孫が時におねしょをするからという理由もあるが、アイダーは押入れに入ったままとなった。
手品ではありません 絡みが強いので、普通の羽毛のようにハラハラと落ちない。
全く同じこのアイダーふとんを、3人のお客様に買って戴いている。3人の方に使い心地を聞いてみた。3人が3人とも、異口同音の答えが返ってきた。ショックだった。
Aさんは、「暖かいのかどうか、よく分らない」「旅行に行って違う布団に寝ると、そこで初めて、ああ!いいなあ!と思えた。」という返事だった。
100万円もする商品だから、期待もあったからか、Bさん・Cさんも、「思ったより暖かくないなあ、でも寒くはないよ。」との返事だった。
3人の話はつまり、「暑くも寒くもなく、気持ちが良い」というニュアンスの言葉を戴いていたのだ。
その後も、恐る恐る購入して戴いた方(5名)に、着心地はいかがですかと尋ねた。ほとんどの方は「あったかくて気持ち良いよ」という返事を戴く。「よかった」と内心ホッとしている。
話が少し逸れるがこんな事件もあった。20~30年前、名古屋のデパート松▲屋の外商でアイダーを購入したが、なんとなく暖かさが・・・という事で、リフォームをしたいと弊店に依頼があった。念のため西川の品質管理室へ送って、一部を取り出し調べたら、とんでもないものが入っていたことが判明した。アイダーには間違いないが、最下位の品質であった。ふとんには使わない雑貨品に入れる「クズ」に近い、アイダーとは名ばかりの品であった。一口にアイダーといっても3~5ランクほど品質に差があるそうだ。アイダーにもいろいろあるということをその時初めて知った。(西川の品質管理室からレクチャー戴いた。) リフォームは止め、新しい西川のアイダーを購入戴いた。アイダーだけで十分と数ヵ月後に奥様(お嬢様用だったかも)にも一枚買って戴いた。
他にも、3年ほど前にアイダーダウンをペアで購入戴いた老夫婦がいらっしたが、その方々にもお尋ねしました。「すっごく良いね」 そんな言葉が返ってきた時はメチャ嬉しかったですね。
残念ながら、全員の方から「絶賛の言葉」を戴いていない。どうしてなんだろう。この違いは単に使う方の体質によるものだろうか? 家の造り(空調)によるのだろうか? なにか他に原因があるのだろうか? 「すっごく良いね」という言葉を戴けたお客様はどんな寝方をしているのだろう。少し詳しく聞いてみた。
どうやら 1㎏未満のアイダーだけではメチャ暖かくないようだ。つまり、婆もそうだが、薄い掛けふとんと組み合わせて使って戴くとメチャ暖かいようだ。 婆の場合は175x230㎝(SDのベッドで使うために特注で作った。Watakeiではどんなサイズもご希望通りに御作りします。) の大きめの羽毛肌ふとんを一番上から掛けている。他にも暖かいと言って戴いた方は、真綿ふとんと組み合わせて使って戴いていた。(500g程度のアイダーの肌ふとんが間もなく発売になる。真綿布団と組み合わせて使って戴くとこれは案外いいかも・・・)
アイダーだけでなく、羽毛布団全般に言えるかもしれない。
体質によっては、羽毛と真綿の組み合わせの良い方、羽毛と羽毛の組み合わせの良い方、羽毛と羊毛の組み合わせの良い方など、いろいろですね。
貴方にとって最高の組み合わせは・・・・。Watakeiで試し寝しませんか。アイダーもいつでも試し寝できますよ。
アイダーの量、サイズも自由にお作り致します。
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