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清澤満之と西方寺・・・時々、爺の独り言

2011-11-19 23:53:23 | 心の世界・死後の世界・・・神社仏閣

 「清澤満之」という名前を初めて知ったのは、高校3年(もう44年も前)の時の「倫理社会」の教科書で見た時の事です。書物一般には「清沢満之」とあるが「澤」が正式な名字らしい。その清澤満之の終焉の地「西方寺」は爺が生まれ育った家から300m余りのところにある。だが、そのお寺の境内で遊んだ記憶は殆ど無い。碧南にも「すごい人」が居たもんだと感心した。とはいえ、優れた哲学者という以外どんな人かは全く知らなかった。

 

 先日、中日新聞の地方版に「清沢満之物語」という冊子が碧南市の教育委員会から発行されたという記事を見た。A4判150余ページの冊子である。300円です。西方寺とは道路を挟んで東に「藤井達吉現代美術館」がある。碧南市が誕生する前は大浜町の町役場であり、その後は碧南市の商工会議所となり、今「藤井達吉現代美術館」に変わった。その美術館で販売されているので、配達の途中立ち寄り購入した。

藤井達吉美術館

美術館の右手に西方寺の太鼓堂がある。左、坂を下る道の先に爺の生まれた家がある。

左は鐘楼と正面山門  奥に本堂、右に庫裏と太鼓堂が続く

 教育委員会が出すものだから、すぐに読めると思った。オッとどっこい、そうは問屋が卸さなかった。中身が濃い。ちょいと片手間に読めるものではなかった。もちろん、浅学ゆえの理由が最大であることは言うまでも無い。

 西方寺は我が家の旦那寺ではない。だが、先代住職の奥様が弊店を気に入って戴き、店までわずかと言う事もあってよく立ち寄って戴いてました。先代の住職の確か一周忌の法要が営まれる時、その日迄10日程前だっただろうか、奥様が客用座布団50枚を急ぎ作り間に合わせて欲しいとご来店下さった。もちろん、いつもお世話になっている奥様のご依頼です。正味一週間無いこともあって、我が愚妻(婆)も必死に頑張りました。

 由緒あるお寺に納品で出来るのも、何かのご縁でしょうか、有難いものです。

 

この「清沢満之物語」を読み進めるうちに次のような文節があった。

・・・・私はここに来て病を養生する中で、生と死という問題を考えることが出来た。生と死は、「死生」という言い方でも分かるように死は単なる肉体の死ではなく、死を考えることによって、より生を輝かせる事が出来ると思うようになったんだよ。

 死を「喜びの生」の反対ととらえれば、死は「悲しみの死」ということになる。しかし、私は死と生を対立的にとらえるのではなく、生というものの中に死というものが存在していると思うのだ。だから私は、宗教の根源的な問いは、「死」をどう考えるかということだと、いつも思っているのだよ

以前、道元禅師の映画を見た時同じような言葉があったように思えてきた。・・・・・・・・・・・

 あと何年ふとん屋ができるかな・・・。   こんなこと書くようじゃ本当に爺だなぁ・・・・。

 

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