寝れないから、熟睡できないから、首・肩が痛いから、といろんなお客様が枕をお求めにお越しになられます。
昨日も閉店近くに40歳代半ばの男性のお客様が見えました。
店長の浅井がお相手しました。
結婚した時に奥様ご持参の婚礼寝具(羽毛セット)に付いてきた羽根枕を使っていたが、最近ヘタリがひどくなり首が痛いと、枕を買いに来たとのことでした。
セットに付いていたいたのと同じような羽根枕が良いと言われましたが、取敢えず測定をお願いしました。
はじめは渋ってみえましたが、測定後に結果をもとに、いろいろご説明をしました。説明した後試し寝して、ようやく納得して戴き、オーダー枕をお買上戴きました。
職業をお尋ねすると「医師」とのご返事。外科の先生でした。
釈迦に説法のようになり、後から冷汗がでました。
爺がお相手した一昨日の話もしましょう。
やはり閉店真近に、身なりもキチンとした恰幅の良い60歳代後半の方が見えました。
「枕がほしい」ということで、「測定してみましょうか」と申し上げたところ「オーダー枕は絶対(に良いの)か?」と。
「絶対とは言えません。試し寝をして良いと思ったら買って下さい。今ここで 良いと思っても、家の敷きふとんと違いますから、微妙な違和感があるかもしれません。申し訳ございませんが無料で調整しますので、いつでも何度でも構いません来店下さい。」
と、爺が言い終わらないうちに、「寝てると肩が凝ったり、首が痛いんだ。ふとんの上に座って、寝てる時もある。今までも、いくつも枕を買っても良くなかった。」と枕を買う理由をまくしたてられました。「それならなおさら。枕の高さが合ってないんです。」
ところが、お客様曰く、「仰向けでも横向けでもええのか? 絶対なら買うけど」
「仰向け・横向きに対応するように作ります。でも、絶対とはいえません。だから何度でも調整します」 最後まで聞かないうちに「いくら?」「15,750円です。」
「高いなア、合わんかったらまた損するじゃん。2~3日で捨てるかもしれん。1,000円か2,000円の枕は無いのか?スーパーに売ってるだろ、丸くなってるやつ(低反発枕を言ってるようだ)」
「ごめんなさい。弊店では取り扱いはございません。」
「ふ~ん ・・・」 溜息のような言葉を残して、お客様は帰られました。
この間約1分少々。
枕は人それぞれ微妙に違います。自分にピッタリの枕に合うということは大変です。
無常甚深微妙法 | 百千万劫難遭遇 | 我今見聞得受持 | 願解如来真実義 |
お客様にもいろんなタイプの方が見えます。最近のお客様の傾向としては、若い方ほど話を良く聞いて戴けます。そして、年配者の方ほど自分の思いを喋りまくって決めた商品が無いとそこくさとお帰りになられます。今回もそんな感じでした。
全ての年配者がそうだとはいいませんが、経験が豊富だからどうしても、自分の経験から判断される方が多いようです。
お薦めしているオーダー枕は、試し寝をして、納得してから、購入するかどうかを決めて戴きます。
作ったから必ず購入しなければならないことはありません。気楽にご来店ください。そして、先入観を持たずに、試し寝をしてください。
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