再々々々々々のお客様から電話がありました。
オーダー枕を買ってからは首の調子も良く、正に快調です。
また、オーダー敷きふとんを買ってからは背中の痛みも無くなり、非常に気持ち良く寝れるようになり、ほんとに喜んでいます。
・・・ところがここ数日どことなく腰が痛いほどではないが重たいんです。どうしたら良いでしょうか?
少し神経質な方なので、何度も相談電話があります。一応、電話であれこれ対策を申し上げるのですが、毎回暫くすると「オーダー枕と敷き」を車に乗せてご来店です。一昨日もいつものようにご来店です。このお客様に対して、社員はどうしていいのか全く分からず、いつも爺がお相手致します。
痛みの位置・程度などいろいろ話を聞きます。そして、板ベッドの上にオーダー敷きと枕をセットし寝戴きました。「肩などは違和感はありませんか」「バッチシ良いです」「首の付け根あたりから背中にかけては?」「「問題無いです」 ウェスト部分を手で示しながら「腰のこの部分が少し痛いんです」
データを見ますと・・・。(該当のお客様のデータではありません)
やや肥満タイプですが、腰のくびれと膝の裏とのバランスから、膝の裏にサポートパットを1本入れました。ややしばらくした後「ああ、楽になった・・・」
どうして腰が楽になったのか、その理由(ここでは略します)をお客様に説明しました。なるほどと納得され、ニコニコとしてお帰りになられました。
私たちも、病院に行って何の理由も判らず「注射と薬」を貰うより、先生から一言症状を説明され、心配無いと言われると、それだけでもう治ったような気がします。ふとん屋はある意味「眠りの病院」です。せっかく良い寝具を買って戴いても、それで完了とは言いません。お客様の体調の変化によって、寝具も対応しなければならない時もあります。
初めは、厄介なお客様だな・・・。と思いながら接していました。だが、眠れないのはやはりご本人にとっては重大なことです。どのような呼ばれ方(熟睡教の教祖)をされようとも、そのお客様が爺を信頼下さることは、大変嬉しいことです。いろんな資格(睡眠指導士・睡眠環境診断士etc)を得ても、結果、お客様に「快眠」を届けることができなければ意味はありません。
物理学とて自然現象を詳細に観ることからはじまります。眠りもお客様の睡眠を知ることから、眠りの不満を聞くことからスタートします。お客様の眠りに対する不満も聞かずに「この布団は◆川製だから、イイよ」・・・。確かに良いお布団です。でも、今このお客様にとって良い眠りを提供できるかどうかは、判りませんね。
メーカーは5~60点以上の評価を戴ければ、半数以上のお客様が良いといえば、合格かもしれません。だが、Watakeiでは100点とは言えないまでも、少なくとも80点以上の評価をして戴けるように頑張らなくてはいけません。
それが、専門店なのだと爺は思います。
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