今日は大晦日。 2011年もまもなく終わります。
日本という国は、面白い国だと思う。多神教の民族だからか、除夜の鐘はお寺、すなわち仏教でいう108の煩悩を消すことをしつつ、初詣は神社、願い事をたくさんします。どこか矛盾に溢れた日本人の行動様式ですね。仏教も神道も「宗教」などとは思っていないのが大方の日本人かも…。それは、日本人としての精神構造・風習なんだろうか。何かを頼む時は「神様仏様稲尾様」(ちょっと古いね)と言い、どうにもならない時は「神も仏も無いものか」と言う。ある意味勝手な民族かもしれない。
爺もやはり日本人なのだろうか。知らず知らずのうちに神道的に「御破算に願いまして」とばかりに、特に嫌なことは水に流したいと思う。神社でお祓いを受けると言うが、祝詞を聞けばまさに「水に流す」根本がそこにあるように聞こえてくる。
掛けまくも畏き(かけまくもかしこき)伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に(つくしのひむがのたちばなの をとの あわぎはらに)
御禊祓へ給ひし時に生り坐る祓戸の大神達(みそぎはらへたまひしときに なりませるはらへどのおおかみたち)
諸々の禍事罪穢れ有らむをば(もろもろのまがごとつみけがれあらむをば)
祓へ給ひ清め給へと白す事を(はらひたまへきよめたまへとまうすことを)
聞こし食せと恐み恐みも白す(きこしめせとかしこみかしこみもまをす)
水量の多い流れの速い国だから、汚いものは流してしまおうと思うのも自然かもしれない。 こうして嫌なことは水に流しキレイさっぱりしたところで、縁起担ぎをする。
正月は特に縁起担ぎをすることが多いようだ。「初夢」などは縁起担ぎの最たるところかもしれない。初夢は1日(元旦)から2日にかけて見る夢である。夢はレム睡眠の時に見ると言うから、1日(元旦)の朝見る夢が初夢と言ってもよいのだが、一般に1日~2日に見る夢が初夢である。何故かと思っていたら、大晦日から元旦にかけては「年神様」をお迎えするのに夜通し起きているのが風習だとか。つまり、一晩中眠らないで「年神様」を迎えるのが大晦日の夜(除夜)ということらしい。だから、寝るのは1日の夜ということになり、そこで初めて見る夢が初夢となるようです。
枕や敷きふとんの下に、七福神の乗った宝船の絵を忍ばせて寝ると、縁起の良い夢が見られるそうです。縁起の良い夢は人それぞれかもしれませんが、最適な寝具で毎日ぐっすり眠れば、元気な毎日を過ごせると思います。
皆様にとって良き年となるようお祈りしたいと思います。
元旦・2日・3日4日・5日はお休みします
ただし、元旦から4日午前中は予約制にて、まずはお電話を0566-48-2108
お店は閉まってますが、爺が店内で作業してます。
6日~平常営業します。(4日午後から5日は完全休業)
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