昨日、定休日ではありましたが、豊田市(50分程度)からムートンシーツを購入したいが、在庫があるかとお問い合わせがありました。
今すぐ欲しいということで、あちらこちらのスーパーやデパート、専門店へ行かれたそうですが、全てお取り寄せであって店頭在庫が無いということでした。思い余って親戚に話をしたら、碧南の綿桂ならあると思うよと聞き、早速お越し戴いた訳です。嬉しい限りです。
お母様が入院されていて、寝ダコ(辱そう)ができたようです。低反発のマットを購入して使用されたのですが、さらに悪化してしまったのです。
低反発のマットはそれなりに利点はあります。だが、意外と(爺から言わせると以外ではなく当たり前のこと)人によって合う合わないがあります(合わない方の方が多いと思います)。特に、病院で使われているところが最近多くなりましたが、寝たきりの方、または、それに近い方で、寝返りが自由にできない方には、良いとは思いません。室温によって硬さが変わるというのを経験された方も多い思います。 敷きとしては最悪ですね。 その理由は・・・。
辱そうができる原因の一つは、寝た切りの場合、圧迫されているところが、血行不良になり、組織に十分な栄養や酸素が運ばれないからです。この点低反発マットは良いのかもしれません。だが、実際この低反発マットで辱そうを悪化させてしまう方が結構多いのです。なぜでしょう。・・・・
低反発マットは「もともと宇宙船の中で使うもの。温度・湿度の(乾燥した)一定の空間で使うものなのです。日本のような高温多湿の寝環境で使用する商品では無いのです。
辱そうができる第二の原因は、雑菌の繁殖です。では、雑菌はなぜ繁殖するのか?・・・ 低反発マットの最大の欠点は、「蒸れ」。吸湿性が極端に悪いのです。購入された方の多くが夏暑くてかなわん!という経験をされてます。つまり、寝たきりの場合その方の背中は、夏とは言いませんが、かなりの高温多湿の状態になり易いのです。雑菌が繁殖し易い条件が整っているのです。
体力の衰えたご老人の場合、栄養不足と雑菌の繁殖によって「辱そう」ができ易くなってしまう訳です。
なぜ、ムートンを薦めるか?というと、その二つの辱そう原因を軽減してくれる、つまり血行不良が起こりにくい、そして、吸湿性が良いので、雑菌が繁殖しにくいということなのです。
介護保険のレンタル商品に「床ずれ防止」のために、エアマットがあります。本来ならば、エアマットも重要ですが、さらにムートンをレンタルできるようにしたら良いと思います。お医者様でもムートンのことを正しく理解していない方もあるので、ましてや、厚生省のお役人が理解できるかは分かりませんが。単なるぜいたく品ぐらいにしか思っていないでしょう。 「それぐらい分かるわ!馬鹿にするな!」と怒鳴ってくる役人がいればいいのだが・・・
爺の店には、ムートンシーツは現在6種類の在庫があります。シングルで49,000円から577,500円迄です。回転率の悪い高額品を在庫で持つということは、経営的には良くないことです。が、敢えて品揃えしてます。
どんな商品群でも、1点や2点では、プロである私たちでさえも価値を正しく判断することは非常に難しいのです。いわんや素人の方(一般消費者・お客様)が、その商品を判断することは、骨董品を判定するのと同じぐらい難しいことです。いろんな商品があって比較できて初めて皆さんにも理解できると思います。
ムートンは健康に良い。・・・確かでしょう!
中国では、パンダの保育器の中はムートンが敷かれているとか・・・真偽の程は判りませんが。それほどに、いろんな生物にとって良いのでしょう。
最後に、真夏でもムートンは使えます。さらっとしてますよ。もちろん爺は年中使っています。気持ち好いですよ! ハイ
ああ~・・ぐっすり寝たー!
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