婆の好きな映画につき合った。レッドクリフ2を観た。パート1も観た。
爺は、そもそも、歴史は大好きだ。三国志も大好きである。が、映画になると何か物足りない。歴史は始まりも無ければ終わりもない。悠久の時間の流れの中の一コマを僅か2時間ほどで描こうと言うのは無理なのか・・・。
三国志は読んだかと言えば、横山光輝の漫画「三国志」しか知らない。時間の無い爺としては重宝した。マンガとバカにしてはいけない。数刊未読だが、主たるところはほぼ読んだ。
映画では、大規模な戦闘シーンは、それなりに迫力はあった。だが、見終わったあとの感想はと婆に聞くと「・・・・・」。私も「・・・ん~」と、言葉が続かなかった。
若い頃にこの映画を観れば、周瑜や諸葛孔明にたぶん感動し、叶わぬを承知で自分をいつの間にか彼らと重ねて見ていただろう。
だが、年を取ったのだろう。
映画の中で、下級兵士の悲哀な話があった。飯を食うために兵になった庶民に目が向いてしまう。大きな時代の流れの中では、いつの世も庶民は犠牲を払わされる。
話が別だが・・・
映画「敦煌」は、人類の文化遺産が、歴史に名を残すことのない庶民・・・主人公行徳(佐藤浩市さん)によって守られていく過程を描いた作品だと思う。その中に於いて、渡瀬さんが演じた西夏の皇帝が、反乱を起こした漢族の傭兵隊長(西田敏行さん)に対いして言ったセリフに「歴史に名を残すのはお主では無い。この私だ・・・云々」というような台詞があったと思う。名も無き彼(行徳)のような行動によって、文化遺産が戦火から守られ、教典や書物、美術品などが莫高窟へと運ばれ隠された。およそ900年が経ち、莫高窟からこれら文化遺産が発掘された。
西夏王李元昊は歴史に名を残した。だが、彼の功績は何だろう。
歴史に名を残す人物は、ほんの一握りだ。だが、その歴史に名を残した武将などのために命を落とした多くの人々の話は見向きもされない。
三国志から、たくさんの格言が生まれている。ビジネスを勝ち抜く知恵やリーダーシップの見本として、多くのビジネス書が出されている。特に、諸葛孔明の戦略戦術は、ビジネス書の中でも多く引用されている。爺も簡単な諸葛孔明の本も買って読んだ。
三国志の中で、爺が最も反面教師として観ているのが「呂布」である。彼は目先の利益ばかり追って、最後は惨めな結果となった。爺は、商いは「飽きない」であり長く続くことを良しとする、と思っている(古いクサイなぁ)。
10年後20年後も、皆さんに喜んで戴ける「快眠ビジネス」をしたいと思います。
支離滅裂なブログになりました。ゴメンナサイ。
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