初夏のような日が続くと、ふとんの丸洗いのご注文が増えてきます。ありがとうございます。
「丸洗いはどれも同じ」と思ってみえる方も多いようです。だが、洗いの技術にも、大きな差があります。弊社の提携先には素晴らしいものがある。
例えば、
①真綿(シルク)ふとん・・・・・絹には独特のタンパク質があり、水(特にお湯)によってタンパク質が変質してしまう。お店によっては「絹(シルク)物はお断り」するお店もあるとか。正絹の座布団なども洗いが難しい。汚れが取れずに移動するだけの場合が往々にあるからだ。
②カビ ・・・・・・最近特に多いのが「カビ」である。普通の洗いだとカビの跡は、多少薄くはなるがしっかりと残る。カビの出す毒素は一種の染料と同じで、一度付くと容易には取れないからだ。
この春から導入した「カビ取り洗い」は、素晴らしい技術であり、メチャ綺麗になる。
今回ご依頼戴いた敷きは、ヌードタイプの敷きふとんだから余計にカビが目立つ。
Watakeiが丸洗いを始めたのは、ある事件があったからだ。
当時5万円ほどの純毛毛布を、クリーニング店様の手違いで、間違った洗いとなりトラブルになりました。ウールマイヤー毛布であった。クリーニング屋さんは、化繊のマイヤー毛布と勘違いをして洗ったらしく、140x200cmあった毛布が130x180cmと縮み、風合いも無くなり、ウエスのようになってしまったんです。
失敗した時には、お客様も・クリーニング店様も相当な被害となり、双方とも気まずい思いをされたことでしょう。
あまり積極的にこの事業をするつもりはなかったが、「快眠」をお届けする意味では必要な大事な事業となってしまった。
お客様にとっては愛着のある寝具であり、また、弊社でお買上戴いた商品だからこそ、ベストな状態で寝て戴きたい。ふとんを売ったのではなく「快眠」をお届けしたからです。
当初は全国でもふとんの丸洗いをする会社は非常に少なかった。東証1部上場の(現在は独立して別会社になっている)この会社と提携して「ふとんの丸洗い」事業を始めました。碧南市はもちろん、隣接の市も含め弊社が最初に始めました。
はじめは、自分の寝具・家族の寝具、また貸し出した寝具など10数枚を試しに洗ってみた。羽毛・羊毛・もめん・化繊とそれぞれ綿の風合いはどうか、縮みはどうか、色落ちはしないか・・etc いろいろ試験した。この会社は、寝具の製造(主に羽毛・羊毛ふとん)もしていたこともあり、特に羊毛については特許も多く、世界的にもトップ(クラス)の技術を持っています。続いて、カシミヤ毛布・アルパカ毛布・キャメル毛布・事故を起こしたウールマイヤー毛布なども試し洗いをした。
すべて、合格と判断し、ふとんの丸洗い事業をスタートさせました。
始めたのは昭和59年。気がつけば、すでに、26年が経過した。
この間、洗いでのトラブルはなかった。運送屋さんが荷物を紛失したことが1回あったが・・・・。
一度、Watakeiのふとんの丸洗いをお試しください。 そして、気持良くなさい。
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