日本人の美徳は散り際といわれていた。潔さが武士道の精神でもあった。いさぎよく散る桜に、美しさを見ていた。
今の時代、そんな武士道の精神なんて、カビの生えたような言葉は全く通用しない。日本には、もはやそんな美学はなくなっているのだ。そんな風に時折思うけれど、やっぱり日本人だなぁ!!と思う場面にも結構出会うし、民族の精神はそんなに簡単に変わるものではないものなのだ。
今回の参議院選挙、この結末は・・・・。安倍総理の気持はわかる。何もしないうちに、閣僚の不祥事・・・そして社保問題の噴出・・・、そんな中での大敗、閣僚人事だって立派な政治だけれど、その人事で失敗し、本来の国会運営では強行採決の道しかない運営で、それらの結果としての参議院選挙。
今日のテレビでアンケート結果が出ていたけれど、今の内閣の支持率は20%という。今までに無い数字です。
あの選挙の結果で潔く退陣すべきだった。党内から退陣を迫られるようでは、何を言っても説得力にならないでしょう。こんな状況で外遊したらどうなのでしょう。ニュースは世界中に飛んでいます。
散るに散れない辛さが、どんなに辛いことか・・・想像に余りあるけれど今決断の時期を失したら取り返しのつかないことになるように思う。