手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

自民党の低落・・・小泉さんの狙いもここにあった

2007-08-25 21:36:02 | 無題

 「自民党をぶっ壊す」と小泉さんが言ったのは、このよな自民党にすることだった。というより、議員先生といわれる代議士は要らないと言う考えだったのではないか。

 議員になると、金持ちになれる。確かにそうだったと思う。議員になると、周囲は地域・地方の有力者、お金持ちがしっかり取り巻くことなり、政治資金はどんどんと集まるのです。これは単に自民党だけではなく、議員は党派を問わず一定の影響力があり、それゆえ群がる人がいたのです。ただ、政権与党の自民党の議員は影響力も強く、人を集めることができました。共産党だけは、日本の伝統的な保守主義が、共産党を頭から、理由なしに嫌っていました。

 地域に公共事業という、工事の持ち込みは、土木、建築業者を潤し、同時にその工事を誘致した議員先生に対するお礼に跳ね返るのです。土木建築だけではなく、道路にしても、農業、漁業にしても同じ、鈴木宗男さんのやっていた、北方四島への人道支援という名前にしても、そこには大きなお金が動いているのです。

 今、公共工事の削減、さらに入札制度の規制強化などで、議員の地域への顔の利かせ方が厳しくなっています。さらに、年金問題、天下り問題の表面化は、自民党の長い政権独占の弊害の露呈につながり、さらに追い討ちをかけたのが、安部政権の閣僚不祥事。

 国民にとって、必要も無いダム工事や、天下りのための公営企業は徹底的になくすべきだけれど、同時に、今までそこに居座った俗議員も居場所を失うことになるのです。

 民社党が政権をとったらどうなるか、どうしょうも無いと思う。まさか、昔の自民党と同じことをするわけに行かないでしょう。それかといって、今の自民党以上の改革、いわば既存の組織の変革をしようとしたらすぐにつぶれるでしょう。

 今度の組閣で、どのように変わるのかわからないけれど、ここは、しっかり腰をすえて今までの膿を搾り出す努力をして、本当に清潔な議員の姿が国民の目に映るような政治に変わってほしいものです。
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