手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

震災の瓦礫処理、引き受ける県がなぜこんなにも少ないのか

2012-03-02 17:50:48 | 無題
 勿論放射能汚染の瓦礫の処理をすることで、自分たちも放射能被災をするという危惧からだ。

 しかし、汚染されていない瓦礫も多い。また処理にあたって測定も丁寧にやるはずなのだから、もっと積極的に受け入れてあげる県が出てほしい。反対している人は、ひょっとして被災への義援もしていない人かもしれない。今あの気の遠くなるような瓦礫の山をどう見ているのだろう。あれが復興への大きな障害になっていることはだれにもわかることだ。被災者の苦しみを、たとえば原発反対をしてきた人でもわかるはずだし、この苦しみを共有することが脱原発への道のりなのだと思う。

 とてつもない被害を倍増している原発の事故。原発はいらない。でもこの難局を国民あげての協力で乗り切ることが今必要なのだ。先日日本に帰化申請をしたドナルドキーン博士は、あの大災害の中、略奪も暴動も起こさず、粛々と対応する日本人を高く評価し、自分もそんな国民の仲間に入ろうされている。そんな博士にどんな顔を向けるのでしょう。

 まる1年が来る。まだ復興の足音は鈍い。あまりに大きすぎるからなのだと思うけれど、新しい居住地区が定まり、その造成が始まったといった報道も聞こない。地盤沈下した土地の復旧工事が始まっているという話も聞こえない。そんな生活の基盤となる工事が始まると、被災者にも張りが出てくると思うのだけれど、どこに新しい家を建てることができるのかもわからないでただ耐えているのだとすると気力も萎えてくると思う。

 中国などだと国家プロジェクトで、すでに大々的な工事を始めていると思うのだが、日本は予算だけつけてもお金が寝たまま工事はさっぱり始まっていない。地盤沈下だとか、港湾整備は国家プロジェクトでやれないものなのだろうか。

 本当に腹立たしい原発問題。一刻も早く汚染物質の処理場を造るべきだ。福島の原発地区に汚染水を入れた水槽がずらっと並べられている。あれはこの一年のものだ。この後どうするのだろう。考えているとは思うけれど、緊急の問題なのだ。
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