手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

人は石垣 人は城

2012-03-03 18:28:16 | 随想
 武田節のこのフレーズがふと頭をよぎった。そのとき中国国民の14億人ということを思った。

 今税の一体改革が議論されている。そんな中で日本の高齢化、人口の減少が大きな問題点になっている。

 今や日本は砦となり城となる人がいなくなるということだ。

 戦時中、生めや増やせやと人口増加が叫ばれた。生活は苦しいけれど、人口はどんどん増えた。砦づくり,城作りがいわば叫ばれたのだ。

 終戦から素晴らしい勢いで国家の立て直しが進み、所得倍増政策などで世界の先進国に上り詰め、確かに豊かな国となった。しかし、バブルも崩れると大変なことになった。所得水準を下げるわけにもいかない。これまでにできた生活水準の維持は共働きの増加、そして、子供を作ることのブレーキが急速に進んでしまった。

 経済大国となったが、その内実、今や国家が破産するかもしれない借金大国になっているのだ。

 将来を見据えると、高齢化かどんどん進み、それを支える国民が少なくなり、大変な状況になるらしい。砦も城もなくなるということなのだ。

 狭い国土の日本が、土地を持て余すようになるのかもしれない。国の産業を維持することすらできなくなるのじゃないだろうかる

 そんなことを考えていると、国民を増やすことは、日本人だけでは困難じゃないかという思いが出てきた。アメリカのような多国籍国家になってもいいのではないかということだ。外国人労働者を積極的に受け入れることを真剣に考えてもいいと思う。ただ日本語がとても難しく日本になじめない外国人が多いという。そうなると英語がもっと日常的に使える日本に変わらなければならないと思う。

 未来志向をすると、モット積極的な英語教育が必要な気がする。

 相撲も野球もかなり国際化が進んでいる。しかし、相撲では、力士は日本語を常用語にして強制している。野球はそこまで行っていないけれど、野球選手もメジャー志向が強くなっている。彼らは英語を身に着けて頑張っている。日本での英語教育がもっと進んでいれば苦労も少ないはずだ。

 政治家でも英語が堪能な方は少ないと思う。これでは国際社会に出て堂々と渡れり会うことができない。

 もとに戻ろう。先に報道されたことで、介護士を東南アジアから募集し、資格を何年かで取得させる形をとって、結局日本語が身につかない上に試験の内容もそんな簡単に身に着けることもできないから、資格を取れないまま、介護の仕事も辞めて帰国していく方の話があった。

 こんなところにも、永住して資格を取らせる方法とか、何か方法はないものかと疑問に思う。他でも外国人を労働の力にする政策がとられれば、また違った未来も見えるかもしれない。

 人の砦、城は日本人だけではもう限界になっている。おまけに結婚希望をしない若者も増えているという。
コメント (1)
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