手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

大震災 瓦礫処理に思う

2012-03-24 18:32:16 | 無題
 大震災の瓦礫、処理に大変なことになっている。福島原発の放射能汚染が決定的に処理を遅らせている。

 被災地だけでは、とても手とに負えない量だ。早くから全国の支援を必要とし、国も地方へ瓦礫処理の協力を要請してきている。しかし、一向に協力してくれる地方が増加しない。問題は、放射能汚染を心配する地方住民の反対があって、処理場の処理機能はあっても協力を拒否してきている。札幌市も同じだ。

 放射能汚染のない瓦礫もあるし、地方にお願いするにあたって厳密な測定もすると言っているけれど、信頼されないようだ。

 口では、国民一丸となって復興に協力するといっていて、現実に直面するとこの有様なのだ。今、受け入れを拒否してといる地方の方たちは、逆に受け入れている地方をどう思ってみているのだろう。人は人で済むことなのだろうか。

 それでなくても大変な思いで復興に頑張っている被災者に思いをはせているのだろうか。瓦礫の処理なくて復興もないはずです。

 国の対応も、さっぱり見えない。首相が全国の自治体に協力を要請しているが、同時に国が中心となって、動く必要があると思う。特に福島県の汚染地区の瓦礫は国の力でやらなければできないと思う。その対策が全く見えていない。除染も必要だが、汚染瓦礫の処理は急がなければならない。国が中心となって、焼却施設や、汚染瓦礫の処理施設を建設しなければどうにもならない。

 この現状を見ると、もう一基どこかの原発が事故を起こすと、日本は沈没する。原発事故の後始末の世界最初の取組みだし、処理場もない中でどうするのか見当もつかないのだけれど、何としてもやらねばならないことなのだ。

 原発の廃棄物の最終処理場は、世界にもないという。それでいて、原発だけは増えて行っているのだ。人間が作ったものは、いつか壊れる。壊さなければならないこともある。しかし、原発ほど処理の難しいものはない。核燃料の無力になるまでのスパンは何千万年にもなるようだ。

 地下に埋めても、こんな長期間にわたって安全を保つことは保証できないのだという。どうするのだろう。

 核物質の無力化の何か素晴らしい方策でもできればいいのだけれど、これは全く不可能らしい。

 福島の瓦礫、焼くことも、埋めることもできないとすれば、瓦礫処理も限界があることになる。少なくとも、原発から30キロくらいの中の瓦礫はそのままにして、立ち入り禁止地区にでもしなければならなくなるのじゃないだろうか。

 土地の除染はある程度できても、汚染瓦礫の除染はできない。とすれば、どこかに移動するしかないのだろうが、その先も見つからないだろう。

 とにかく、汚染していない瓦礫、なんとかしましょう。「絆」を叫ぶ人が、絆を断ち切るようでは、復興も先が見えなくなる。
コメント
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