税の一体改革 何とも情けない国会

　国会の混迷、何とも情けない。民主党のあの体たらく、連立も破たん状態、消費税増税はマニフェスト違反だから認められないと、民主党が提案しているのに、内部で足を引っ張っている。

　自民党も、そんな民主党の有様を眺めて、政権交代のチャンスだとばかり、反対の声を上げている。もし、このまま解散総選挙となって自民党が政権奪回したとしても、消費税問題は避けられない問題なのだ。今度は逆に民主党に反対されてもがくことになるはずだ。

　国の破産状況に近い借金をしっかり返済する対策を立てない限り、ギリシャの二の舞になるかもしれないのだ。ここは日本の将来をしっかり見据え、この法案を通す役割を果たすべきだ。これを通すと、民主党は党内で分裂が起こると思える。そうなれば、総選挙へと自然にシフトが広がるはずだ。その中でしっかり政権奪回の対応をすればいい。政権争いで、国家の一大事を二の次にするような今の国会の様には何とも愛想が尽きる。自民党はこの消費税問題を本気で何とかしようと考えているのだろうか。単に政権奪回のチャンスとしか考えていない自民党なら何とも情けない。

　まだニュースで聞いていないけれど、今日閣議決定がされて、国会に上程され審議となるのでしょうが、民主党の小沢派は反対に動くみたい。そんな小沢派に同調するような反対行動を自民、公明もやるとなると、不思議な構図が浮かぶ。

　維新党のようなすっきりした姿勢が無党派の私にはとても魅力的だ。日本国の将来をしっかり見据えた、政策を、党利・党略を超えた次元で作り上げるべく、逆提案するくらいの野党の姿があってほしい。