紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・宝物探し

2025-01-11 19:42:48 | 日本ムラサキ栽培
「発根種子(宝物)を紙コップ内から発見」
3日置きに紙コップを覗き、3cm程の厚さの種子を掘り起こしてみている。
種子の先の白い点が目安だ。中には白い根が5mm程出ていたり既に赤い根が見えたりする。
黄色い円内の発根種は、正に掘り当てた”宝物”の感があった。


この紙コップについては、2024/12/2の記事にて説明している。種子選別の際に除外した物である。
多くは、浮種検査の際にスプーンで掬い上げて、この紙コップに投入した種子が主である。
後に、室内で時々見つけた種子も行き場も、このコップである。


1/5、これは点検を忘れて日にちを経ての発根種子である。種子は頃合いの場所にあった様だ。

取り出してみると、根の周囲に多くの種が付着している。図らずも根の生態観察を確認する❣️
これは発根が10mm 程伸長すると先端部近くに綿毛の様な繊毛が出て、周囲に附着して種子を固定する役目を持つと思われる。


既に発芽して双葉を開いている種子もあるが、根の先端部が黒く今後の生育は難しいかもしれない。矢印の根の先端。

1/7 発根種数は12個と多かった。ポットの準備が出来ていない。迂闊だった。
寒空の下、雪予報だが薄陽が差し庭先でポットに培土を入れる。3°C の寒気の中での1時間の作業に良く耐えた❣️
”宝物”にしては、残念な結果もある。特に確認を忘れて日数を経た場合には、発芽して双葉を開いている。
掘り当てた”宝物”は様々だが、ポットの培土に移動して所を得た様子で発芽してくる。
”宝物”とは我田引水に過ぎず、拾い物に過ぎない。ポットで良く育っても当たり前の生育に変わりはない。

   「おもいこみ としをかさねて ついにぼけ」
   「としひとつ かさねただけで ぼけすすみ」





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