紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ2023(卯月)・秋苗の生育状況

2023-04-08 20:11:16 | 日本ムラサキ栽培
「室内にて育苗中の秋苗(1月中旬発芽)・ポット分け」
6cmポットに2本は、やはり窮屈となってきた。
定植までにはまだ数週間、室内にて面倒を見なくてはならない。


本葉は7枚、8枚となって、葉が隣の苗と重なっている。
秋苗(1月中旬発芽)3ヶ月目の苗である。


根も当然絡み合っているが、何とかほぐして並べてみる。爪楊枝と比較してみる。

根を計測。長さ10cm未満で白く絹糸の様な細い根である。

本葉の大きい苗は根の生育の量が数倍も多い。
また、時間の経過と共に紫根の色は赤みが増してきた。
細根の白かった先端部も白い紙に載せると綺麗な赤身となった。
根元の太さは3mm ・長さ3〜4cm、多くの細根に抱えられている。


写真上4ポットの右2個がポット分けの苗。
秋苗の多くは、今だにロゼット状態であるが中には茎立ちを見せる苗が出て来た。
本葉数は7〜9枚、大きな葉は長さ4cm・幅2cm 草丈3〜5cm。
このサイズで定植すると、6月には開花は間違いなかろう。
1ヶ月後には種子の採取も可能となる。

栽培サイクルを考えると、この種子を8月中に取り集め、秋9月の中旬に畑の苗床に播種。
自然環境下で多くが発芽する時期である。この苗を越冬させると春先に紫根の新芽が出てくる。

育苗を温室等でする必要は無く、自然環境下で地域に合わせた生育を得る事が可能である。

  「ざぜんくみ せいざになおり あしもどる」

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