普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

安倍内閣の理想と現実

2007-03-13 22:08:37 | 安倍内閣
<<朝鮮半島問題に関与した政治家>>
3月11日の関西テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」で、河野さんの慰安婦に関する発言問題の時の総理は村山さん、自民党には野中さんが居たこと、
朝鮮半島問題に関連して、金丸さんの金庫から、北朝鮮の刻印が入った金塊が出て来たことが、少し触れられた。

詰まりそれ以上の発言はなかったが、その番組に出ていた三宅さん、宮崎さん、勝矢さんなど出場者は皆判っているけれど、それ以上言うのは日本人として恥ずかしかったのだろう。

<<米国のスパイになった戦犯候補者>>
3月12日私どもの英字新聞輪読会の "Postwar 'spies' hoodwinked U.S."で、戦後の日本で重要戦犯が刑を逃れるために、米国のスパイになって居たこと。
然し彼らは米国にとってまったく役に立たなかった事が記されていた。
登場人物は、辻政信、児玉誉士夫などが書かれていた。

この文を読んだ後の話し合いで、そう言えば、ロッキード事件の時、米国が児玉誉士夫を使って影響力を及ぼしたらしいと言う発言も出た。

いずれにしても、戦後から小泉さん前までの政界は、外国の影響力があったとは思いたくないが、少なくとも、ドロドロしていた世界だったようだ。

<<小泉さんの功績>>
その点小泉さんにはそう言ったうさん臭さは、殆ど見られず、簡単明瞭で、軽薄、頑固、アメリカ追随一本槍の三つのキーワードで、彼の動き全てが、国民にも読み取れた。

小泉さんのやったことは、全て米国の規制改革および競争政策イニシアティブに基づく要望書に乗っているらしいのは残念だが、今までの政界のあり方を変えた功績は大きいと思う。

そうは言っても、占領下での米国の影響力は致し方ないが、今になってもなんらかの外国の影響力下にあり、しかも、完全な日本の国のことである拉致問題の処理もその影響力を乞わねばならないのは日本国民としてやはりくやしい気がする。

<<安倍さんの理想と現実>>
安倍さんになって、その若さから来る清新さや、「主張する外交」、「情報部門」の強化などの主張から感じられる、日本の外交の舵取りの変化で、多くの支持率を集めてきた。

美しい国」と言う奇麗事過ぎて、言いがかりを付けられやすい難はあるが、国の目標を示したことも、まあ悪くはないと思う。

ところが、閣僚の不祥事に対する彼の発言は、我々が今まで持っていた彼のイメージとは全く相反するものだ。
特に松岡さんを護る為の発言は何だ。
「法の規制どうりに処理しているので問題はない」など、法の枠に入っていればどのような、不都合や非道なことをしても、国民の税金を無駄使い(横領?)しても良い と言わんばかりだ。

これが「美しい国」を目指す総理の発言だろうか。
安倍さんが、鈍感力などの言葉に載せられて、泥をかぶっているような気がしてならない。
私は安倍さんがやはり、クリーンで、小泉さんのように外国の影響を余りを受けずに、日本の内政、外交を進める人であって欲しいと思う。

安倍さんは「支持率のために仕事をしているのではない」と言うが、支持率が安倍内閣の最大の武器であるのは間違いない所だ。

そしてその支持率は、単なる人気投票だけではなくて、安倍内閣のやっていることの評価も入っていることを忘れないで欲しい。

政策の推進は勿論だが、安倍さんの廻りを何時も身ぎれいにして置く ことも、その推進のためにも大事なことだと思う。

小泉さんの言う「鈍感力」はあまり感心しないが、いざと言う時の彼の非情さ を学んで切らねばならぬ時は切るべきだと思う。

一時的なスリプ・ダウンと後々効いてくるボディー・ブローのどちらを選ぶかだ。

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安倍内閣改造の勧め

2007-03-10 22:36:20 | 安倍内閣

<<清新とは遠い安倍内閣>>
私は1月12日のブログで安倍内閣支持率低下の原因として内閣の中に、組閣名簿中の首を傾げるような人が混じっていたことをその原因の一つに上げた。

 安倍内閣支持率低下の原因

その例として、
小泉内閣の金融担当大臣でマスコミから散々叩かれ遂に更迭された厚生労働大臣の柳沢さん や、典型的な建設族・農林族としてマスコミを騒がした農林水産大臣の松岡さん などが選ばれた。
と書いた。

そのもう一つの例として、
安倍さんの政策の目玉の、教育再生会議の審議に、文科省の意を受けたと思われる伊吹大臣が介入し、審議を混乱させ、最終報告案について、案は案であり文科省が実際の政策決定するのだと言うような、閣僚にあるまじき発言をした。
ことを書いた。

その後私が心配したように、上記3人に関する色々な問題が起こった。
 安倍内閣の不祥事(Wikipedia)
例えば、
2007年1月10日、文部科学大臣伊吹文明の資金管理団体が、賃料のかからない議員会館を所在地にしているにかかわらず、多額の「事務所費」を支出したことを政治資金収支報告書に記載しており、その一部を交通費や飲食代などに流用していた疑惑が浮上した

2007年1月27日、島根県内で行なわれた自民党県議の後援会の集会にて、厚生労働大臣柳澤伯夫が、「15~50歳の女性の数は決まっている。
産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭でがんばってもらうしかない」などと、厚生労働省のトップという地位にいるにも関わらず「女性は子供を生む機械」という趣旨の発言をした。

農林水産大臣の松岡の資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」が、賃料が発生しない議員会館に主たる事務所を置きながら、事務所費として2003年は2600万円超、2004、2005年は3100万円超、3300万円超と、極めて高額な支出を計上している。


その他、政府税制調査会の会長本間正明さんや、規制改革担当大臣の佐田玄一郎さんの辞任など、予測つかない問題は別として、私のような政治の素人でも、前記の3人のように、いずれ問題が出ると直ぐ予測出来るような人を何故閣内に入れたか判らない。

何よりも、清新を売り物にした安倍さんが、黴臭いような人達を何故閣内に入れたのだろう。

1.Wikipediaで「疑惑のデパート」と書かれた農林水産大臣松岡さん から今後どんなボロを出てくるか。

2.安倍さんの最重点の教育問題で、文科大臣の伊吹さん が、どのような官僚よりの発言をして、安倍さんの指導力不足をマスコミから突かれるのか。

3.少子化、ホワイトカラー・イグゼンプション、社会保険庁など、今の焦点となっている、柳沢さん が厚生労働大臣としてまたどんな失言が飛び出てくるのか
判らない。
柳沢さんがコメントする放送を見るたびに、また失言をするのではないかと期待したり、はらはらとして見ているのは私だけではないだろう。

<<今後の展開と安倍さんへ期待>>
何度も同じことを言うが、無党派を自認する私としては、国の為に是非政権交代があって欲しいと、思っているので、この様な人事面で安倍内閣の支持率が落ち、民主党が勝って欲しいと思う。

然し、不人気の小沢さんのを率いる民主党が次期の参院選で勝つ可能性が可なり少なくなっている気配だ。
だから次善の願いとして、自民党がもっとしっかりして貰いたいと思っている。

その為にに、予算成立以後でもいつでも良いが、内閣改造を行って、安倍さんらしい内閣 改造をして貰って体制を建て直し、難問だらけの拉致問題、教育問題、少子化、格差是正など、小泉さんがし残した問題解決に、後顧の憂いなく本腰で取り組んで貰いたいものだ。

その時は、前にも書いたが、安倍内閣の清新さを失わないような人材の入閣 とともに、是非安倍さんの相談相手になり、且つ一部権限の移譲できるような、実力者を是非内閣にも入れて貰いたい。

私は人気のある麻生さんに副首相的な役割は果たして貰うか、党内事情が許せば、腹の坐った平沼さん が良いと思うのだが。
 安倍内閣支持率向上策

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安倍内閣支持率向上策

2007-02-23 22:49:15 | 安倍内閣

昨日の「政党、内閣の支持率とは」の投稿に早速以下のようなコメントを頂いた。

せっかく選んだ首相には、見守りながらも有る程度信頼を置き、一定期間のフリーハンドを与えておかないと、出来ることも出来ないように思います。

まったくそうだと思う。
それで今日は何度か書いたが表記のように、如何にすれば支持率が上げられるを考えてみた。

<<内閣支持率の低迷の最大の原因>>
1. 「美しい国」の理想と小泉内閣が残した現実との背離と小泉内閣の政策の踏襲の矛盾→それが国民に与える安倍さんへの頼り無ささの感情が最大の原因だとおもう。

<「美しい国」から離れた現実>
勿論、日本には良い所も多いが、下記のように、思いつくまま並べてみれば、どう考えても日本が美しい国とは言えない現実もある。
「美しい国」の夢と現実

家庭の現実
企業膨張に伴う核家族化、単身赴任、長時間残業や共働きで親子接触の時間減少、離婚、家庭内暴力や家族間殺傷事件の増大、学校の荒廃の原因となる躾け欠如、自由、権利、義務を履き違えた父兄の発生、少子化による子供社会の縮小または学校以外での消失

社会の現実
コミュニティーの崩壊、孤独死、凶悪事件、少年の非行、自殺の増大、格差社会の発生と拡大、ニートの発生、ホームレスの増大、特別処置廃止という名の増税

学校の現実
学級荒廃、いじめとそれに伴う自殺、学力低下、異常行動を起こす教師、教育格差の増大傾向、判らぬ父兄の対応に悩む教師、教育予算の削減、特定の思想を持つ教師集団の活動、事務量の増大、教師の孤立化

企業の現実
企業の倫理観の消失、特に企業活動による社会貢献の考えの消失、企業膨張に伴う転勤により核家族化を促進、長時間残業、単身赴任などによる父母を家族から引きはなし、金儲け主義により社会に拝金思想を拡大、派遣労働者法による格差社会の発生、下請業者いじめ

2.彼の言う 「主張する外交」、独自の情報機関の設置、再チャレンジの社会、などから想像すると明らかに、小泉さんとは違った方向へ向いているような気がする。

然し、これも彼の良い所だろうが、小泉さんの下で官房長官をしていた立場を考えてか、小泉さんとは違う事をはっきり言わないので、1.で書いたような何となく議論の矛盾と力不足の感じを国民に与える。

<<支持率向上策>>
 安倍内閣支持率低下の原因

1.安倍内閣と小泉内閣は全く別のものだ、自民党も小泉さんの時とは別の方向を目指すとはっきりさせる。

復党問題で同じ処置をしても、その時、はっきりと自分は小泉さんと違うと言っておれば、小泉さんの独裁的手法に首を捻っていた国民からの支持率は必ず上がったと思う。

2.「美しい国」建設の基本理念からから振れずに全てのことを判断する。
例えば、ホワイト・カラ-・エグゼンプションなどの経団連の申し入れなど、この方針があれば受け入れられないはず。
最大、最強の支持団体の経団連との対応を誤らないように、現場に詳しいブレーンを置く。

3.法案を提出する度に、それが「美しい国」の形成にどれだけ繋がっているか、もっと具体的に国民に周知する。

4.多くの諮問機関と政府機関の調整能力があり、与党内からの不当な圧力に対抗出来る、肝の坐った副首相的な有力者(例えば平沼さんの様な)を閣内に入れる。

これで、次期総裁選でその人から負けるか知らぬなどケチな考えを止める。
仮にその為に負けても次に安倍さんがカムバックすることが日本のためになる と思う 人も多いはずだ。

5.能力が不足か、不適切な発言する閣僚に対する指導を厳しくする。
場合によっては思い切り更迭する。

6.現場主義に徹する。現場に強いベテラン(議員、教育現場、2.のような民間からの)を置く。

経団連の言う「ホワイト・カラ-・エグゼンプション」など、実は「美しい国」とは反対の方向に向かう、「残業代廃止法」だとは、会社の現実を知っている人なら直ぐ気がつく筈だ。

7.小泉さんの非情さと拘りを、安倍さんなりに取り入れる

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安倍内閣支持率低下の原因

2007-01-21 17:29:27 | 安倍内閣

安倍内閣の支持率低下の原因について今までの経過を箇条書きで書いて見よう。

<<これまでの安倍内閣の歩み>>
1.小泉内閣のとき官房長官に抜擢されて、一躍世間の眼を引いた。
2.拉致問題の強硬姿勢で名を上げた。
3.小泉時期総理候補の中で一番の支持率を示した。
最大の理由は、拉致問題への強硬姿勢。次に若さへの姿勢。
然し、拉致問題は国家犯罪であるので、北朝鮮が認める訳はなく、常識的に言えば軍事力行使に匹敵する手段か同政権の転覆を祈る以外には解決出来ない問題だ。
つまり、国民はこのような日本の独力では事実上解決不能なことを主張する人を支持したのだ
4.首相立候補の際の発言での若さ露呈。
インターネット上の評判は麻生さんの方が上だった。
5.自民党は上記の問題に眼を瞑って、小泉さんと同様に、世論調査による、支持率最高の安倍さんを総裁に選んだ。
恐らく政治のプロである自民党の有力者なら時期選挙に勝つ為ではなかったら、日本の為に彼を選んだだろうか
6.組閣名簿中の首を傾げるような人が混じっていた。
小泉内閣の金融担当大臣でマスコミから散々叩かれ遂に更迭された厚生労働大臣の柳沢さんや、典型的な建設族・農林族としてマスコミを騒がした農林水産大臣の松岡さんなどが選ばれた。
7.郵政反対の議員の復党問題で、うやむやな説明のままそれを認めた。
この時は、安倍さんが、小泉さん時代のそれと違うの違う安倍の自民党を作るのだと言えば安倍さんの決定で、むしろ支持率が上がったかも知れないのに

何を考えているのは復党した11人

8.安倍さんの政策の目玉の、教育再生会議の審議に、文科省の意を受けたと思われる伊吹大臣が介入し、審議を混乱させ、最終報告案について、案は案であり文科省が実際の政策決定するのだと言うような、閣僚にあるまじき発言をした。
9.明らかに残業強化に繋がる、ホワイト・カラー・イグゼンプションの法案を提出しようとした。
安倍さんがこれで社員が早く帰宅でき、少子化解消にも役立つと、全く検討違いの発言をした。
これに対して今日のテレ朝のサンデー・モーニングで、田原さんや野党からの総攻撃に自民党の人はまともの返事が出来なかった。
そして、田原さんから、何もしらない安倍さんが経団連から丸め込まれていると言われる始末だった。

普通の会社の成果主義の取り組み
成果主義に日本は立って行けるのか 企業の責任は


10.安倍さん提出見送りの決定に対して、柳沢さんが金融担当大臣のときと、同じように官僚の意向を受けて?さらに同案の説明不足の解消にそ勤めたいと発言した
11.伊吹さんや柳沢さんの明らかに可笑しい発言に対して安倍さんが、しっかりした指示をした旨の報道がされていない。
12.その他ガソリん税の一般財源化がうやむやになった事、政治団体経費問題による、規制改革担当大臣の佐田さんの辞任、松岡さんの経理問題、本間さんの辞任問題もあるが、これが支持率低下もある程度しているだろう。 

以上のように支持率の低下は最初の高い支持率そのものが、頼り無い根拠に基づいており、現実問題に直面して次第にメッキが剥げてきただけに過ぎないことは事実の羅列だけて低下の原因について特記の必要もないことだ。
   

<<安倍さんへの提言>>
1.安倍内閣と小泉内閣は全く別のものだ、自民党も小泉さんの時とは別の方向を目指すとはっきりさせる
2.一連の政府への圧力行使で、悪役イメージがついた経団連との関係を見直す
彼らの提言を鵜呑みにするのでなく、それが「美しい国」形成に役立つのか、現状のひどい社会環境の改善の為になるのか、信頼できる専門家のアドバイスを聞いて、内閣支持率の低下にならないように努める。

社会劣化の責任は経済界にも
パートタイム労働法の改正案
企業の倫理観は責任は

3.経験や力不足を補うために、与党内からの明らかに不当な圧力に対抗出来る、肝の坐った副首相的な有力者を閣内に入れる
これで、次期総裁選で自分が不利になるどなどケチな考えを止める。
仮にその為に負けても次に安倍さんがカムバックすることが日本のためになると思う人も多いはずだ
4.不適切な発言する閣僚に対する指導を厳しくする。
場合によっては思い切り更迭する。
5.法案を提出する度に、「美しい国」の形成にどれだけ繋がっているか、もっと具体的に国民に周知する。
例えば、ホワイト・カラー・イグゼンプションの法案成立で安倍さんが言っていたように、サラリーマンが今までの残業時間で成果を上げていたときの収入を確保し、今まで以下の勤務時間今までと同じ程度の成果を上げて)本当に早く帰ることが出来、一家団欒の時間が本当に楽しめるのかなど。

美しい国の現実と進む方向

6.内閣の政策推進のために、閣外で自由に発言出来る若手をうまく活用する


安倍さんへ
是非日本を「美しい国」にする為に頑張って下さい。

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安倍さんの教育改革について

2007-01-07 17:17:51 | 安倍内閣

<<小泉政治の負の部分と安倍首相の役割>>
1月7日の読売新聞で「新たな日本へ挑戦」で中曽根さんが小泉政治の負の部分として、アメリカ風の市場経済を強行して、若者の拝金主義、日本の道徳力の低下、格差社会の出現をもたらした。
また従来の日本社会の底流にあった思いやり、理想を追う雰囲気が喪失し、いじめ、官庁の汚職、知事の腐敗行為が現出している。
安倍内閣は教育基本法の成立まなどの実績にも関わらず世論調査では支持率が70%から40%台に低落してきた。
安倍内閣は教育内閣であったと歴史的に評価されるように、首相自ら当改革について中央・地方に向けた改革への強烈な視線を常時絶やすべきでないと
書いています。

<<迷走する教育再生会議>>
また同紙面には「迷走教育再生会議」では12月第1時報告の素案には、目新しい提言は盛り込まれなかった。
その理由として、ある委員は文教族が「勝手に決めるな」と怒れば山谷さんはなにも言えない。事務局の官僚も文科省の方針わ踏み出す事は書けない。
委員の一人は「会議の役割は「波風を立てる」ことだ。そうすれば国民的議論になる。安倍首相がどう後押ししてくれるかが、最大のポイントだ。」 と指摘する。
いずれの記事ももっともなことだと思います。

<<支持率の低下について>>
支持率低下の原因は、郵政反対議員の復党の許可であることは万人の認める事でしょう。
然し、もしあの時安倍さんが自分の目指す自民党の進む方向が、小泉さんのそれと違うものだとはっきり言明していたら、恐らく野党から総攻撃を食うかも知れませんが、小泉流の独裁てきやり方に疑義をもっていたマスコミからは圧倒てきな支持を受けたでしょう。
自民党もあのような復党議員のプライドを踏みにじるような扱いをしなくて済んだでしょう。
安倍さんの思い切った発言があれば、私の考えでは支持率も逆に上がったかもしれないし、下がっても僅かな低下で済む筈だったでしょう。
野党からの攻撃など、多数党の力で、押し切れば済むことです。
勿論こんなことは安倍さんでも判っている筈で、そうしなかったのは安倍さんの良い所かも知れません。
然し、場合によっては小泉さんから恨まれたり、野党か噛みつかれてもやらなければいけなときもあると思います。

<<改革会議の迷走への対処>>
文科省や文教族の反対については、それぞれ部署内で独自の教育改革案を作成させ提出させる事です。
そして、内閣官房で教育再生会議の提案と二者の提案を比較検討して、その良いものを安倍さんの責任で採用すれば良いと思います。
もし、文科省や文教族からの具体的な提案もなしに反対するときは、それを頭から無視する事を関係者に徹底することです。
会議への文科省の直接介入については、まず文科大臣にそれを止めるように指示し、それでも介入が止まらないなら、文科大臣を解任することです
これでまた議論が起こるでしょうが、小泉さんではないが、世論が後押ししてくれるでしょう。
そして、一旦具体案が決まったら、文科省で前向きに法案を作成させ、少しでも後ろ向きの方向にするときは、内閣官房に逐一報告することを義務づけることです。
この為には安倍さんの強いリーダーシップが必要でしょう
少なくともマスコミがきっと応援する筈です

<<美しい国の企業のあり方>>
アメリカ風の市場経済導入の結果、若者の拝金主義、日本の道徳力の低下、格差社会の出現したことについて、中曽根さんが指摘していましたがその当面の関係者は企業です。
中教審の委員の一人が、教育再生会議に企業の人が多く参加しているが、教育の荒廃に対する自らの責任についても討議して欲しいと言っていました。
企業の金儲け万能主義→若者の拝金主義、企業の不祥事→日本の道徳力の低下、契約労働法で同一労働同一賃金の原則を無視した契約労働者の増加→格差社会の増加に企業が大きく関わっているのは間違いないことと思います。
さらに、経団連の提案の「ホワイトカラーエグゼンプション」制を導入する労働基準法改正案検討に入っているそうです。
1月5日かのスーパー・モーニングでは、女性の解説者大会社の一般従業員の所得が数%下がっているのに、経営陣の所得が10数%上がっていると言っていましたが、家族主義経営の言葉を知っている昔のサラリーマンの私にとって考えられないことです。
また企業のあり方が→大学のあり方→高校のあり方→中学校のあり方→小学校のあり方とうそれぞれ(特にその基本である企業のあり方が)大きな影響を与えているのも間違いない事でしょう。
政党特に自民党は経済界の支援に伴う影響力を無視する事は出来ないでしょう。
しかし、日本の教育環境を良くするには、企業のあり方を変える必要も絶対にあると思います。
中国の圧倒的な影響を抜きにして、企業のあり方を考えるのは至難の技と思いますが、教育環境の改善へ向けた安倍さんと、企業トップの慎重な判断と決断が必要と思います。

<<胡散臭い政権与党が支配する「美しい国」?>>
なお数日前の新聞で、安倍さんが「ホワイトカラーエグゼンプション」制を導入する労働基準法改正については慎重姿勢を見せていると出ていましたが、自民党ではこれを提出すれば、次期参院戦に勝てないと言っているそうです。所得税問題がそうですが、選挙後にこんな事がいつものように蒸し返されるなど、そんな胡散臭い政権与党が支配する日本が果たして「美しい国」でしょうか。
安倍さんをお願い。
日本の新しいリーダーとしての安倍さん正しい判断と決断を願いたいものです。

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安倍さんの教育に関する施政方針

2006-10-17 22:18:06 | 安倍内閣

最近また教育論議が盛んななりました。

テレビでの各種の教育に関するうるさ型の集まった討論会や私の周辺で話されている初等教育の問題点と安倍さんの施政方針のと比較してみました。
(括弧内は私の意見です。)

<<安倍さんの施政方針>>

[教育基本法案の早期成立]
愛国心などを基本法に入れるなど、昔の軍国主義に戻ろうとするものだ。(左派系政党、一部マスコミ)
(愛国心など揚げ足を取られやすい表現でなくて、日本のことを理解させる位の表現でまず法案を通すことが先決だと思います。日本の良い所、悪い所を教えて、生徒に考えさせてはどうでしょうか。その参考資料に、BBCなどが行った世界の日本に対する見方のデータなどを挿入して考えさせると、取り立てて愛国心など言わなくても、日本を愛する心が生まれると思います。)     

[生徒の規範意識の向上]
生徒の徘徊、学校の器物の破損、先生への暴力。
友達が生徒から刺された。(元中学教師)
生徒や父兄の対応で先生が神経傷害を起こす。 
生徒が先生に対して敬語を使わない

(年長者や先生に対して少なくとも敬語を使わせ、外国や日本の国旗に対して敬意を評する訓練をさせてはどうでしょうか。
一般社会での犯罪に当たる行為は必ず警察に通報する。
学校も社会の一部ですから当然の義務と思います。)

[生徒の学力の向上]
先生は教えっぱなしで、家で良く教えろとか、塾に行かせてはと言う人もいる。
(公立校の生徒の内、希望者には補習授業その他で、少なくとも上級の公立学校に進めるための学力の確保を保証してはどうでしょうか。) http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060827

[教員免許の更新制度]
忙しすぎて生徒と話す時間が取れない。(元中学教師)
先生が先にたって生徒をいじめる。(最近のいじめによる自殺問題に関して)
先生は教えっぱなしで、家で良く教えろとか、塾に行かせてはと言う人もいる。
(免許更新も良いが普通の能力と気力を持つ先生がでも、少なくとも曲がりなりにも教育できる教育環境の確立が先決だと思います。
何故なら、今は、私たちの子供時代より非常に悪い教育環境にあるのですから。
ただし当面は普通の能力には、一般社会人に必要な常識や識見、人格を含むようにしてはどうでしょうか。
その為に、免許更新の条件として民間会社派遣とうの一般社会活動の参加の条件を入れれば良いと思います。)
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060801

[学校の外部評価]
問題点の指摘はあるが、この必要性についてのは殆どなし。 

[教育再生会議]
中央教育審議会の朝令暮改、ゆとり教育、英語教育に対する批判。  http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060720

<<施政方針に盛り込まれなかった他の問題点>>

[父兄の問題]
父兄(中にも生徒まで)が自分のことは棚に上げて、教育委員会に言うと言って先生を脅す。
生徒や父兄の対応で先生が神経傷害を起こす。 
学校が荒れるのは親の躾けが出来ていないからだ。

(小学校と中学校入学時の父兄の教育の実施、テレビ等による父兄向けの教育が必要と思います。)
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060730

[教師と学校の問題]
生徒、特に小学生を一人前に扱い過ぎる。
運動会などで優劣をつけないなどの悪平等主義がはやっている。
忙しすぎて生徒と話す時間が取れない。(元中学教師)
現役時代悪い子に精神誠意向かって行けば何らかの反応があったが、今ではそれも難しいようだ。(元中学教師)
(学校の教育環境の整備は絶対に必要、学校を閉鎖社会にしないで下さい。
一般の会社で行われている改善活動の導入してはどうでしょうか。)

[教育委員会の問題]
父兄(中には生徒まで)が自分のことは棚に上げて、教育委員会に言うと言って先生を脅す。
教師の管理に終わっている。ことなかれ主義。

(父兄の教育の義務化、父兄の抗議に対して、父兄、教師双方の公平な指導。
時にも教師を守ってやるように委員会も変身して貰えば、教師の委員会に対する見方や協力も改善されると思います。)

[指導の問題]
徘徊する生徒に無理に着席させると体罰になる。
(教師にもう少し指導しやすいルールを作ってやって下さい。)

[いじめの問題](最近のいじめによる自殺問題に関連して)
先生が先にたって生徒をいじめる。
学校側がいじめに気づかない、いじめが逢った時の隠蔽体質。
自殺したときに学校が命の大切さを教えるだけで、いじめそのものの問題を教えない。
(命の大切さを教えることは、いじめをした生徒に、死んだ生徒が悪いのだという弁解の種を教えてやるだけだと思います。
日本古来の思いやりの美風や、弱いものいじめは卑怯もののすることだと言う考え方を導入するだけで、いじめは可なり減ってくると思います。
それから、外国人と接触の機会が増えると思いますので、風俗習慣の違う人の受け入れにも、いじめの問題の解決は大きな問題となると思います。)

 [ひ弱な生徒]
普通の生徒が突然凶悪事件を起こす。
直ぐに飽きる。我慢する訓練がされてない

(耐乏、耐久訓練を行う。九九の暗記のような、単調な暗記や自学自習の訓練を行って我慢強い生徒になって貰いたいと思います。)

安倍さんの施政方針演説では、当然全てを盛り込む訳には行かないと思いますが、残った問題、特に父兄の教育をどうするか是非考えて頂きたいと思います。
それと多くの教員問題の討論会や私の周辺でも、皆が口を揃えて言う様に、新しい会議に参加されるかたは、全員是非教育の現場を見て置いて下さい。


安倍首相の所信表明演説を読む

2006-10-03 13:26:54 | 安倍内閣

安倍首相が誕生しました。

無党派を自認する私としては、首相がどの政党に属していても、どんな人でも、日本の為にがんば貰う様応援します。

【活力に満ちたオープンな経済社会の構築】
イノベーション(技術革新)の力とオープンな姿勢で経済に新たな活力を取り入れる。
アニメや音楽などの情報発信力を強化する「日本文化産業戦略」を策定。
これくらいのスケールの政策で経済社会の活性化ができそうにありません。
勝ち組と負け組が固定せず、再チャレンジ可能な社会を目指す。
パート労働者への社会保険適用を拡大、10年までにフリーターをピーク時の8割に減らし、再チャレンジ
同一労働同一賃金でないことかが社会格差の大きな原因である現実を避けています。
これは日本企業の競争力低下に繋がるからです。
ニートやフリーターなど若い人に価値観をいかに変えさせるのか、その必要性やそれに伴う問題を以下に処理するかと言う大きな問題があると思います。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060829
「頑張る地方応援プログラム」を来年度スタート。
農林水産物と食品の輸出は13年までに1兆円規模を目指す。
これは経済効果よりも農村の活性化のためには有効だと思います。


【財政再建と行政改革の断行】
歳出・歳入一体改革に正面から取り組む。「成長なくして財政再建なし」の理念の下、経済成長を維持しつつ、国民負担の最小化を第一の目標に歳出削減を徹底し、ゼロベースの見直しを行う。
「成長なくして財政再建なし」の理念には環境問題とか世界経済の飽和化の問題があるので、当面の施策としてしは良いかも知れませんが、長い眼で見た検討が必要と思います。
国家公務員について、5年で1万9000人以上の純減を行う。
その前提として、国会議員数の削減が前提でしょう。
消費税は「逃げず、逃げ込まず」という姿勢で対応。
これは次期参院選対策と皆言っていますが私もそう思います。
選挙のためには一般受けしないことは言わないか、先のばしするのが今までのやり方で、それがいかに財政再建に悪影響を及ぼしているか知るべきです。


【健全で安心できる社会の実現】
年金制度を確立。社会保険庁は解体的な出直しを行う。
特に厚生年金は、国際競争に喘いでいる、企業から半分支出して貰っています。
それで企業から支出割合だけの幹部要員を受け入れさせるべきと思います。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060601
医療や介護は重点を予防へ移し、健康寿命を伸ばす「新健康フロンティア戦略」を推進。
介護費用の削減は老人の健康増進が一番と思いますので、是非推進して貰いたいと思います。
少子化対策に取り組み「子育てフレンドリーな社会」を構築。
少子化の一番大きな原因は女性の価値観が変わったことにあると思います。
キャリヤーに生きる人ばかり、目立ってそれに皆流されているのが現状です。
家庭にあって家を護り、良い子を育てることにも非常に大きな意味がある事も伝えるべきです。
これを言うとまた差別と言う人もいますが、男で出来ない女性の大きな役割です。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060613


【教育再生】
子どもに高い学力と規範意識を身に付ける機会を保証するため公教育を再生する。教育基本法改正案の早期成立を期す。
学級崩壊など学校で起こっている問題、家庭内の子供の暴力、社会での大人による子供への傷害事件など、皆家庭内の教育環境の劣化にあることはほぼ意見の一致することでしょう。
それで、小、中学校生徒の父兄の教育の実施を提案します。
例えば地方の教育委員会による父兄の指導や、家庭内の躾けや子供への対処方などの資料や、ドラマなどのテレビに放映をしたらどうでしょう。 
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060618
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060720
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060806


【主張する外交への転換】
演説の中で言われたかどうか忘れましたが、安倍さんが前々から言っている、日本独自の情報の蒐集機関を作って下さい。
米国からの所謂ガセネタで、無条件でイラク戦争を認め、憲法上にも疑義のある戦争への協力と言う重大決定をしなければならなかった轍を、今後二度と踏まないで下さい。

http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060629
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060622


【結び】
国民との対話を重視。
新時代にふさわしい憲法についての議論が与野党で深められ、方向性が出てくることを願う。
憲法改正手続きに関する法律案の早期成立を期待。
21世紀の日本を、かつてアインシュタインが称賛した日本人の美徳を保ちながら、魅力あふれる、活力に満ちた国にする力が日本人にはある。
賛成です。是非今後とも頑張って下さい。 


民主勝利への道を開くのか自民党の総裁選挙

2006-09-12 17:08:52 | 安倍内閣

<<今までの自民党の総裁選び方>>

今までの自民党の総裁選び方には次の方法があります。

1.もし有力に派閥の中に、有力な首相候補が居ない時は、余り力のない傀儡総裁をたてて、裏で操つる。

誰がそうだったとは敢えて言いませんが皆良く知っていることです。

それで思わぬ結果となったのは、小泉さんをたてた時です。
彼は派閥の思う通りになりませんでした。
これは小泉さんの功績の一つでしょう。

.国会で多数を占めそうなないときは、他の党と組む。

その例は現在の公明党との連立です。

これはまだ許せるとしても、ひどかったのは、政治理念が全く異なる社会党と組んだことです

3.選挙に勝てそうな総裁を選ぶ。

前回の国民の支持率が多い小泉さんを選びました。
その小泉さんは、国民の支持率を背景にして、過去の自民党では決してあり得ない、党内の反対の分子を切ってしまいました。

これは、独裁政党への道だと昔の人は良く知っています。
然し、マスコミ(反自民で有名な某新聞社系列の放送ネットワークまで)は何の過去の反省もなく、刺客とかサプライズとか言ってはやし立てて、選挙中と言うのに自民党に偏った放送をして、彼に空前の大勝をさせてしまいました。

彼の国民に対するアジ演説は、ヒットラーのそれを思い出させました。

そして、今の自民党はこの方法を選ぼうとしています。

しかし、昔は社会党などのような政党に政権を取らせないためには、どんなやり方をしても、結果としては国にとっても良かったかも知れません。

<<選挙に勝てそうな自民党総裁選び>>

現在、圧倒的に優位を占めている、安倍さんに政策は総花式で、優先順位もなく、本当にやる気があるのか、またその成算はあるのか全く判りません。

安倍さん支持をしている自民党の国会議員は、どれだけの成果を彼に期待しているのでしょう。
彼への支持は、次の選挙で勝つためだけに、国民の支持が多い彼を担ごうとしているだけのように見えます。

上のやり方はどれをとっても、肝心な政策論議を抜きにした、国民を全く馬鹿にしたやり方です。

国民はまた、小泉さんを選んだ時のように、総裁選では安倍さんが何も言わなかった政策が次々に また飛び出すのですのではないかと思っています。

然し、今では情勢が全く変わっています。

それは政界浄化や活性化のの為に政権が変わっても良いと思われている、民主党が出来たからです。

前に書いたような国民を馬鹿にしたようなやり方は、そしてネット社会になっている日本ではこの方法はもう通用しなっています。

これではいずれ自民党は負けるでしょう。
日本のためにまた自党のために、自民党は良く考える時が来ていると思います。

然し日本の為にも、自民党が一度負けるのも良いかも知れません。