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普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

教育再生会議の1次案答申

2007-01-25 21:41:31 | 教育

教育再生会議の1次案答申の発表された。
案の定各方面からの反対、批判、冷やかな反応が新聞紙上で報道されている。

<<答申に対する関係者の反応>>
自民党の文教族→素人考えで法案の中身を決められたら迷惑だ。
ゆとり教育を否定するとこれまでやってきた人間の向上改革に繋がらない。
塩崎官房長官→報告は閣議決定になじまない。
伊吹文科大臣→中央教育審議会に掛けるのが筋だ。

以上については首相または総裁の意を受けて、その前向き問題点あればそれを解決し、その実現に邁進するのが筋ではないか。

中央審議会副会長→中教審答申を再生会議が補強してくれたと冷やかにに語る。

ゆとり教育提唱→学力低下→学力向上策提唱→英語教育提唱と二転三転した答申で安倍さんの信頼を失わせ、再生会議を作らせたことを忘れている。

 これでいいのか中央教育審議会 

読売新聞社説→
国民的議論のたたき台ができたと、全般的に好意的な見方で特にゆとり教育と週5日制についての提言を評価している。
朝日新聞社説→記述なし。Why??
毎日新聞→教育再生提言せいては百年の大計を誤ると、徹頭徹尾、問題点の指摘だけWhy??

[ゆとり教育について]
親→脱ゆとり教育評価
学校→授業時間を増やしてもすぐに学力向上に結びつくかは疑問だ。
教員の質向上対策に対して教員にあせりが生まれれば、子供を追い詰めることになりかねない。
    

<日本テレビの朝の報道>
今朝の日本テレビ→この問題を取り上げていて、現役教師4人の意見を聞いていたが、批判ばかり、義家さんの奉仕活動導入の説明にに対して、いつも帽子を被っているコメンテーターがそんな時間があるなら、子供の個性をのばすほうに使うべきだと言っていた。
今までその方向で、学校教育が行われていたが、学級荒廃にはなっても、実を結ばない現状を忘れている。それを言うなら具体的な対策を述べるべきだ。
ただ一人だけ、教育予算を増やすべきだと言っていたが、このような具体的な提案は歓迎だ。

<<私の提案>>
それで提案です。
1.批判する人には必ず対案を要求しよう
批判のあることは委員の誰で知って案を出したものだと思う。だからその上の批判からそれ以上何も生まれない。
安倍さんは、政府、与党からの対案の出ない批判は無視して貰う。
マスコミは批判した人に必ず対案を聞き出すようにし、それを報道しよう。

某新聞のように、批判記事だけ出しても政府攻撃に役立つかも知れないが、国のためには一文にもならない

2.現実無視の奇麗事は止めよう。
(1)ゆとり教育導入時の文部大臣が、今まで百点満点で平均70点しか取れないのなら、教える範囲を絞って全員が70点取れるようにするのだと言っていた。
然し、70点の内容を、100点に満点に決めれば、その70%、つまり以前のレベルで言えば70点×0.7の49点で満足すると言う生徒(それと教師?)の心理を無視したのが学力低下の最大原因だ。
 これでいいのか中央教育審議会

(これと逆の例が厳しい入学試験が高校生の学力レベルの維持、向上に役立っていることだ。) 

(2)週5日制にして、土曜日は地域や家庭で創造的な活動や個性を伸ばす建前だったが、地域や家庭の教育力が殆ど無い事を無視していた。
しかも現役の教師がそれに参画しないため、結果的に教師の教育責任の放棄となり、教師のゆとりをまし、労働時間の減少→実質的な賃上げに終わってしまった。

一方家庭から言えば、(1)、(2)のため塾や私立校通学のための家計の増大と教育格差の拡大に終わった。

上記二例のような奇麗事では、事態を良くするどころか、悪化させる可能性があることを忘れないようにして貰いたいものだ。

3.グループ内で具体的な提案を検討作成しよう。
文教族、文科省官僚、学校関係者(特に教師)、教職員組合の人達は、再生会議の人達を素人などと馬鹿にせずに、自分達の専門性を活かして、独自の案を造り公表して、再生会議の答申とぶっつけて、その良い方を取り上げるように提案しよう。
反対ばかりでは何も生まないどころか、悪役のイメージを貰うだけだ。
官僚や教職員には是非産業界で採用して成功している、小集団活動を取り入れよう。
学校事務の合理化を考えませんか 12/14

4.安倍さんへ
前にも書いたが、
(1)経験や力不足を補うために、与党内からの明らかに不当な圧力に対抗出来る、肝の坐った副首相的な有力者を閣内に入れる

これで、次期総裁選で自分が不利になるどなどケチな考えを止める。
仮にその為に負けても次に安倍さんがカムバックすることが日本のためになると思う人も多いはずだ。

(2)
不適切な発言する閣僚に対する指導を厳しくする。
場合によっては思い切り更迭する。
 安倍内閣支持率低下の原因

参考資料:
教育再生会議がおかしい 12/24
教師の締めつけよりも教育環境の改善へ12/19 
私の考えるいじめ防止策 12/3
へんてこな保護者も教員の評価をするのでしようか 11/28
いじめへの教育的配慮ではいじめは根絶出来ない 11/14
 いじめをなくす方法 11/12
 
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教育再生会議がおかしい

2006-12-24 16:26:25 | 教育

<<会議のメンバーが素案への非難>>
12月21日に教育再生会議の第1次報告の素案の報道がありました。
教育再生会議、素案に批判続出…運営委に差し戻し
 政府の「教育再生会議」(野依良治座長)は21日午前、安倍首相が出席して首相官邸で総会を開き、1月にまとめる第1次報告の素案を審議した。
 素案は、<1>学力向上<2>いじめ対策<3>教員の質の向上<4>学校、教育委員会改革――などが柱だ。委員からは「具体性に欠ける」「メッセージ性がない」などの批判が続出したため、主要メンバーで構成する運営委員会で素案を練り直すことを決めた。
 素案は、いじめ対策で、反社会的行動を繰り返す子供への出席停止制度について、「サポート体制を取る」などとした。しかし、教員免許更新制については、導入の必要性を強調するにとどまるなど、踏み込んだ内容にならなかった。
 このため、複数の委員から「具体策に踏み込んでいない」「事務的な文章になってしまった」という批判が出た。首相も総会でのあいさつで、「ある程度具体的な目標や検討課題を入れて頂きたい」と指示した。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061221it04.htm
(12月21日  読売新聞)

総会後の関係者からの意見も読売に出ていました。
事務局長の山谷さん「おおむね素案の方向性は了承された」
白石さん「素案が分科会の議論と乖離している」
浅利さん「与党、文科省、組合への配慮だろうが、意見が中和されている」
渡辺さん「素案には反対だ。大学の9月入学は大方賛成だったはずだ」
渡辺さん「我々が提案がボコボコ削られていくのはおかしい」

<<教育再生会議が中央教育審議会の二の舞?>>
この報道を見て、中央教育審議会の答申を思い出しました。
ゆとり教育→学力強化→小学校に英語教育の導入です。
なんと言う世間の動きや批判に流された無定見な答申でしょう。
これで安倍さんが屋上屋を架すの批判を押して教育再生会議を作ったのも良く判ります。
報道された再生会議の現場で実際にどうして良いか判らないいじめ対策、いい加減な父兄による教員の評価などの案などと、その裏に見え隠れする教員の締めつけによる管理手法など首を捻るものばかりです。

会議中の提案を削るのは誰でしょう。
誰が素案を纏めるのでしょう。
前記報道の浅利さんの発言のように、教育再生会議も中央教育審議会と同じように、実際は文部官僚のコントロール下にあるように思えてなりません。
再生会議は非公開で行われるそうですが、それは会議中の文科省の介入を他に知られない為としか思えません。

<<再生会議の独立性を保つために>>
小泉さんの時のようにいくら民営化した道路公団や社会保険庁に民間からトップに送り込んでも、腹心の部下が要所に配置されない限り、結局は詳しい情報から隔絶した奥まった部屋に押し込まれお飾りにされてしまうのが落ちです。
再生会議も、素案作成に問題があるのなら民間からでたメンバーのグループから主要な人材を会議の事務部門に入れてことに当たらせ無い限り、今度にような問題が起こるのは間違いないと思います。

再生会議には立派な人達ばかり集められていると思います。
何故彼らが自由に発言し、またその発言の結果を重く見て貰えないのでしょうか。
そのために有識者を選んだと思います。

<<結局は安倍さんのリーダーシップ>>
勿論彼らの発言のなかには、実際上難しいものもあるかも知れないし、文科省や与党、組合から反発がでるかも知れません。
しかし、それは正式の答申が出され後に、それが難しい問題であっても、前向きに処理され調整されるべきのものでしょう。
そして、それで調整がつかぬときは、政治家や最後には首相の決断に待つべきものだと思います。
始めから文科省や、与党、マスコミの批判を考慮していては、また中央教育審議会の二の舞になるしかありません。
教育再生は安倍さんの一枚看板だった筈です。
最近のおかしな再生会議の運営に対して、文部官僚の口出し(もしあれば)の禁止など、安倍さんの強いリーダー・シップを期待しています。

参照
へんてこな父兄も教員の評価をするのでしょうか
教員の締めつけよりも教育環境の改善
これでいいのか中央教育審議会
私の考えるいじめ対策

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教師の締めつけよりも教育環境の改善へ

2006-12-19 23:07:26 | 教育

教育基本法の改正案がいよいよ実施の段階は入って来ましたが、安倍さんの施政演説から教育改革会議の成り行きを見ていると気になる事があります。

<<教師締めつけと発破をかけるだけの具体案>>
それは、出てくる具体的な具体的な提案が皆学校関係者の締めつけか発破をかけるものばかりです。
バウチャー制度、
教員の再試験、
父兄による教員の評価、
いじめ問題が起こった時の学校関係者の懲戒等々。
これでは今でも多くの困難に遭遇している教師もこれ以上荷が増えてはたまったものではありません。
このままでは一層の落伍者を生み、精神傷害を起こす教師が増えてくるばかりと思います。
教育再生と言いますがこれでは、昔の文部省流の管理やり方そのままのような気がします。

<<学校の教育環境の悪化の原因>>
勿論今まで以上の管理強化も結構ですが、それと同時に、学校での教育環境の改善も手を着けてあげるべきでは内でしょうか。
今までの学校の教育環境の悪化の基本的な原因は、
1.日本の価値観を無視した教育→それから起こった問題点処理の放置→(規範意識や責任感の乏しい子が社会に出る→その子がそのまま親になる→その親から子が生まれる)と言う家庭と社会環境劣化の悪循環→学校の教育環境の劣化→教師の負担増加
2.文部省と一部特定思想を持つ職員組合との軋轢→管理の強化→そのための報告書作成に類する作業量の増加→教師の負担の増加
3.学力低下→落ちこぼれの放置
などが程度の差はあるにしても、一般に言われていることでしょう。

<<教育再生会議と文科省に望む事>>
それで当面の問題の父兄の再教育、少なくとも職員組合が脚を引っ張らないような、文科省、教育再生会議の間の意見の調整、文科省や教育委員会と学校の間の事務処理の簡素化(それも調査、報告などの手間を極力む上級団体が処理する)が必要と思います。
今回のいじめ福岡県のいじめ問題に対する処理方法は、旧態依然とした報告の提出とその処理で終わってしまっていると思います。
今回のいじめのように問題が難しすぎて、学校単独で処理出来なければ、教育委員会が自ら処理するか、応援を出すか、それが出来なければ文科省が直接乗り出すべきでないでしょうか。
それと、学校の現在企業などでやっている小集団活動とうの手法の導入や、能率協会そのたのその専門団体による校内の事務処理の調査などで、教師自身の手による事務の合理化の推進と、それを可能にする上部団体による態勢作りが必要だと思います。
一般企業では現場主義と良く言われます。
教育面でも、事の重大性に応じて、国は昔の上部からの通知と報告により管理方式から脱却して、関係者が現場に出向き、教師や父兄と直接話しをして、問題点の発掘と処理に当たるべきだと思います。
教育再生会議と文科省にお願いです。
どうか、スーパーマンでない普通の教師でも、ある程度は十分な教育が出来るような教育環境を作って下さい。
そして、教師に本来の教育に、学力低下防止にもっと時間割いてあげさせて下さい。
参照

学校事務の合理化を考えませんか

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学校事務の合理化を考えませんか

2006-12-14 16:04:05 | 教育

12月12日の投稿で以下のようなことを書きました。
前日の私達の英字新聞輪読会で、記事の米軍基地の問題から、日本人の一部は物事を表面的にしか見ないし、これからの日本は中国の台頭にどのように対応するのか、市場主義経済では、日本は貧乏になって行くのではないかという深刻な話しに移って行きました。
帰宅後の読売テレビで次のような二つの報道がありました
もう一つの報道はもう古典的になりかけている、教員の問題でした。
そこである教育評論家の意見として、学校が成果主義を取り入れた為、教員相互のコミュニケーションや団結が消えて皆孤立してしまっていると指摘していました。

http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20061212

<企業内の小集団活動による改善運動>>
実は輪読会の席上で、日本のバルブの崩壊時に、私は「多くの会社がレイオフに走ったのに、トヨタだけは授業員をそのまま維持し、その結果、会社への従業員の会社へのロイヤリティーと改善運動で現在の一人勝ちの会社になった」ことを話しました。
それについて、会員の元中学校の教師、それも社会科の先生から「改善」とはなにか聞いてきました。

私のように長年会社勤めをしていた者にとっては、改善運動は常識だと思っていましたので少なからず戸惑いながら説明しました。
つまり、戦後、米国から品質管理の考え方が、導入され、それを日本流に自主的な小集団活動にその考えを取り入れ、それがさらに改善活動に発展した事。
現在でも、多くの会社で自発的な小グループが組織され、作業時間外に設備、機械や作業の方法、管理システムなどについて討議され、会社に改善提案がされていることを説明しました。

(もしご関心をお持ちの方は、インターネットで、「品質管理」「改善手法」「QCサークル」(Quality Control Circle)「TPM」(Total Productive Maintenance)などで検索されれば多くの情報や資料が得られます。)


このことを説明しながら、私たちが学校のことを知らないように、学校の先生方も一般の企業について知らないのだと、改めて感じていました。

帰宅後の前述のテレビ放送で、教育評論家が、学校では成果主義評価による教師の孤立の他、教師が膨大な事務量に悩まされる問題点を指摘していました。
孤立の理由として評論家が言うほかに、仕事自体がクラス毎に孤立しがちお山の大将になりがちなこともあるかもしれません。
膨大な事務量や作業量の中に、過去の日教組と文部省以下の管理側の対立が生んだレポートの増加、躾けの悪い生徒に興味を持って貰う為の、面白可笑しく授業を進めるめの教材の準備、本来家庭が負うべき範囲の教育の負担などが教師にのしかかっているのではないかと思います。

そこで提案です。
<<学校内での小集団活動の提案>>
教師の間で小集団活動を始めては如何でしょうか。
勿論前に述べたような、教師の孤立化、過去の日教組対管理者の対立の構造の残差など、部外者には判らない様な、まず解決しなければならない多くの問題があると思いますが、とりあえずは自主的に賛同者達だけでも取り上げられたら良いと思います。
何故なら小集団活動は自主的な活動ですから。

具体的なテーマについて素人が言うのもおこがましいのですが思いつきのヒントを並べて見ました。

1.カリキュラムや教材の標準化。
これが出来れば、これを基礎にして、クラスの状況に応じて、少し応用するだけですむでしょう。
勿論これで費やす事務量が大幅に減るとおもいます。

2.レポートの種類と内容のスリム化
レポートは管理の手段です。
もし管理者と、教師の間に信頼関係があれば、レポートの自体の省略、また同じレポートでも、簡単に済ませる事が出来るはずです。 仮にカリキュラムや教材の報告が必要とすれば、例えばA方式(1.で標準化された方式名)と書き、後はそのその応用部分だけのレポートだけで済みます。

3.作業の標準化
出席簿、給食費管理などもう殆どの学校で、プログラムが出来ていると思いますが、その他の事務のコンピューター処理を拡大する。
殆ど全ての定例的な事務処理はコンピューターで処理できるでしょう。

4.不要または余り重要でない事務作業の廃止
前記評論家の言っていた様なアンケートの提出の拒否等。

5.教師間の情報の共有
お山の大将からの脱却

6.小学校の場合、特殊科目の専任制
例えば、同学年で3組あったとき、3人に3つのカリキュラムを作るより、1人で1つのカリキュラムを作るだけで済むし、専門家による精度の向上や、同一学級を複数の先生で担当できることになる。

7.教師の企業(官庁でなく)実習
改善活動の実習を含む。

素人が突飛なことを言って恥をかくのはこれくらいにしますが、教育法の改善、いじめ、学級崩壊、学級開放など運営面でも多くの提案が出されると思います。

ただ一つこの活動で注意しなければならないのは、
前向きかつ具体的に提案であり、単なる批判で終わらないこと。
これを継続して校長などの管理者の共感を得る事。
お互いの発言を抑えない事。

などなど、詳しくは上記の情報を見て研究して下さい。
なお下記のブログもご参照下さい。

「忙しい小、中学校の先生」
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060813

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へんてこな保護者も教員の評価をするのでしようか

2006-11-28 08:32:58 | 教育

11月27日の読売新聞の一面に[給食費滞納18億円、「払えるのに払わない増加」]と[保護者・生徒が教員評価、教育再生会議1次報告素案]が一面に出ていました。

<<へんてこな保護者も教員の評価をするのでしょうか>>

保護者・生徒が教員評価の目的は、教員の質向上に向け「ダメ教員の追放と優秀な教員の処遇改善」だそうです。
給食費滞納への対応では、校長や教諭が夜間や休日を利用して電話したり、訪問をしているそうです。
私は、再生会議の意図するところもなんとなく判りますが、給食費を払えるのに払わない父兄、首相の言われる規範意識のない生徒が教員にどれだけ公平な評価をするのでしょうか。

<<可哀相な教員>>
私はかねてから日教組に反対の立場ですが、そんな父兄にも教員の査定に参加させるなど、余りにも教員にたいてしひどいと思いませんか。
この制度実施の結果は教員の今まで以上の萎縮と、ことなかれ主義、生徒や父兄への迎合に終わってしまうのが眼に見える様です。
判断力のない生徒の参加は少なくとも高校生に限るべきでしょう。

<<この制度実施の前にやらねばならぬ事>>
実施する前提条件として、生徒、父兄の再教育をすべきではないでしょうか。
私は公平に言って、現在の教員は少なくとも、昔と余り変わらないと思っています。
ただ昔と変わらない教師では、今のひどい教育環境では充分な教育が出来ないだけだと思いませんか 。
そして、ひどい教育環境を作っているのは、一部のへんてこな父兄であり、その子供達であるへんてこな一部の生徒、そして会議が恐らく意識しているターゲットのごく 少数のへんてこな教師と一部のへんてこな教職員組合だと思います。
そして、その基本のへんてこな父兄や教師を作ってきたのは、戦後以来の歪んだ教育のせいだと思っています。

首相が、今までの教育中央審議会のほかに、わざわざ教育再生会議を作ったのも戦後以来の歪んだ教育の建て直しを願ってのことでしょう。
この制度や、教員の再試験、バウチャー制の導入も良いと思いますが、その前に何故普通の教師でもある程度充分な教育が出来るような環境を作ってやらないのでしょうか。

<<何故家庭教育を優先的に取り上げないのか>>

教育基本法の原案でも、父兄その他の保護者は、子の教育に関して第一義的な責任と、家庭教育の支援をうたっています。
それなら、何故第一義的な家庭教育を、先ず第一の施策として取り上げないのでしょうか。、
おそらく教師の誰に聞いても、もし物の道理の判った父兄ばかりだったら、そして躾けの行き届いた生徒ばかりだったら、どんなに仕事がやりやすいかと言うでしょう。
そして、今の教師でも教育の成果が大いに上がるに違いありません。
恐らく誰もが家庭教育の見直しが一番に取り上げなければいけないと思っていりに違いありません。
ただその具体的な施策が難しいことと、それに対する一部マスコミの批判を恐れて手を付けられないでいると思います。

<<教育再生会議も中央教育審議会の歩いてきた道を進むのか>>
中央教育審議会のゆとり教育の導入→学力向上策→英語教育の導入などの方針の振れに不信感を抱いた人も多いと思います。
そして、教育再生会議が出来たのもその現れかも知れません。
然し、私から見るとも審議会と同じ轍を踏んでいるように思います。
それは、皆さん が忙しくて教育現場を見る暇がないこと。
その結果文科省のレールにいつの間にか乗せられかかっているように思えます。
どうか会議の皆さん、現場に行って、教育委員会の人、校長、教職員組合の人、ノンポリの教師、地域の主立った人達の意見を聞いて見て廻って下さい。
そして、何よりも先ず、教育環境の改善に是非取り組んで下さい。

参照:これでいいのか中央教育審議会 
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060720
元中学校教師への手紙(私が見てきた教育荒廃の歴史)
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s ”カテゴリー:教育”

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教育基本法改正について

2006-11-21 17:26:40 | 教育

<<基本法反対の根拠>>
「教えてgoo 」で見る回答の方達は立派な方達ばかりで尊敬しているのですが、教育基本法改正について検索してみると、改正に反対の方もおられるようです。
反対の理由は違憲、教育勅語の復活、国家主義、勝ち組負け組の二極化、愛国心、日の丸、君が代の強制、軍国主義の復活などのようです。
違憲の問題については、私は専門家ではないので、違憲かどうか判りませんが、改正案をそのまま読めば、どれも理に適ったものばかりです。
教育勅語の復活は、文部大臣?が「親孝行、兄弟仲良く」などの徳目を言ったのを取り上げたのと思いますが、改正法の中には見当たりません。
親孝行、兄弟仲良く、友達を信じ合う」など、少しも悪いこととは思いません。
今頃政府の人がいかに右翼的な思想を持っていても、勅語にある「忠君愛国や一旦緩急あれ義勇公に奉じ」など考える馬鹿な人はいないと思います。
上のことは左翼の人達の反対が、言葉を尻捕らえたのか、勘繰り過ぎの議論だとだと思います。
こんなことをいくら左翼政党でも、国会審議で言い出したら一蹴されるのは眼に見えています。
勝ち組負け組の二極化は、私には条文からどうしても読み取ることから出来ませんでした。

<<所謂愛国心教育>>

公の場で今一番論議になっているのは愛国心、それに続く日の丸、君が代の強制への恐れでしょうが、問題の第二条は[我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し国際社会の平和--]と続けて読むべきでしょう。
愛国心だけ取り上げて、いろいろ言うのは、反対のための反対意見だと思います。
この条文の精神に従えば、私が11月19日で書いたように、
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/
日本と諸外国にとっての都合の良いデータや、都合の悪いデータの比較を提供して生徒たちに考えさせて行けば、日本がどの点で誇れるのか、どの点を直さねばならぬか、その為には国民がどうすれば良いか生徒たちも考えさせれば良いと思います。
そして勿論他の国への理解も深まると思います。
また学校での式の参列者の中に外国籍の教師や生徒やその他の公式の参列者がいたら、同国の国旗掲揚、国歌斉唱、次に日本のそれを行い、それに対して生徒が敬意を払わせる教育をすれば良いと思います。
これらは二条の精神に沿った教育になると思うし、これに対してはどの政党も反対出来ぬと思います。

<<家庭教育重視>>

特に「教えてgoo」のいじめ関しての質問の回答者の方達がが一律に主張されている、家庭に一番の原因があることに対して、第十条で、「父母その他の保護者は子の教育に対して第一義的な責任を有する」との条文は是非入れて貰いたいものです。

<<民主党へのお願い>>
これに対しても左派の人達は教育は全て国の責任だというのでしょうか。
それで私が何度も繰り返すのですが、民主党も立派な対案を持っており、自民、民主、公明の三党全てに改正の考えがある折角のチャンスを潰さないで欲しいと思います。
民主党は党利党略に囚われず、今こそ是非民主党が政権を担うに足りる党だと言う事を国民に見せて貰いたいものだと思っています。

参照:読売社説  [審議復帰へ]「民主党も恥ずかしくなった?」 
 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20061120ig90.htm


山谷えり子様へ、教育改革のために

2006-10-05 10:11:03 | 教育

山谷えり子様へお願い

いろいろとご苦労ですが、次のような問題点について是非解決して下さい。

<<初等教育の方針の朝令暮改>>

もう一つは初等教育の方針の朝令暮改です。

「学力中心の教育」→[学力不足の恒常化の現実]→「ゆとり教育」→「学力低下対策としての指導要領の変更」→「ゆとり教育をそのままにした英語教育の導入」と言う、方針のブレです。
これでは先生も生徒もたまったものではありません。
特にゆとり教育で時間がないと非難されているのに、何故英語教育を入れるのでしょうか。

<<ゆとり教育の問題点>>

ここで問題になるのは、「ゆとり教育」の基本理念の現実からの背離と思います。(以下はインターネットで見た元の東大総長で文部大臣であった方のご説明です。)

1.今までの内容で100点満点で平均が60点しかとれないのなら、70点に目標を下げて、全員が満点の70点を取ることにしよう。もしそれ以上の能力のある生徒は自主的に勉強させよう。

人的資源しかない日本が他国と伍して行くためには、他国より高度の技術(小中学校ではそれに必要な基礎知識)を持つしかない事実を抜きにしています。
人の特性として100満点の時、60点とる人は、仮に70点満点の時は50点で満足すると言う現実を無視しています。

選択肢の一つとして、先生、生徒が100満点を取る努力をすることはなかったのか。その目標を立ててやっと70点とるのが現実ではないでしょうか。
元の文部大臣の説明は全くの敗北主義ではないでしょうか。

2.余裕の出来た時間は自分で課題を見つけ、自学自習する。

人は強制されなかったら自分で努力をしない。
生徒は厳しい入学試験があるから勉強している事を忘れては居ないでしょうか 。
大切な教育方針の決定の際このような分かりきった事実を無視して綺麗ごとで済ませていいのでしょうか。

多くの父兄が審議会の言う余裕時間を利用して、子供を塾に通わせている現実を見て下さい。

3.土曜日は地域や父兄の協力を受けて、自学自習させる。

地域社会、家庭の教育能力の低下の現実と、現役教師の参画の必要性を無視しているような気がします。
実際に、現役の教師が、どれだけ土曜日の生徒の自学自習のサポートをしているでしょうか。
私はあるテレビ番組で、日教組の地方の幹部が、ゆとり教育は我々が勝ち取った権利だと言っていたのを聞いたことがあります。
私は彼の発言がゆとり教育の真髄と、現実を突いていると思います。
ゆとり教育の提言は、ある意味では教育関係者の教育の責任の転嫁、または放棄ではないでしょうか。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060720

安倍さんによるとまた新しい会議が出来るそうですが、中央教育審議会の無定見さについても考えて頂きたいとおもいます。

<<普通の先生でも仕事が出来る教育制度と環境の確立>>

安倍さんの所信表明のなかて゜、教師の再試験制度が言われていますが、本末転倒の施策でと思います。
戦前の私の小学校時代を考えて見ましても、先生方が特に優れていた訳でなくて、そこらの会社員程度の能力や品性を持っていても何の問題も起こっていなかったような気がします。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060720
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060711
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060713
安倍さんによるとまた新しい会議が出来るそうですが、中央教育審議会の二の舞にならぬ様に考えて頂きたいとおもいます。

<<普通の先生でも仕事が出来る教育制度と環境の確立>>

安倍さんの所信表明のなかて゜、教師の再試験制度が言われていますが、本末転倒の施策だと思います。
戦前の私の小学校時代を考えて見ましても、先生方が特に優れていた訳でなくて、そこらの会社員程度の能力や品性を持っていても何の問題も起こっていなかったような気がします。

今その先生の質の向上の必要が叫ばれているのは、社会環境の変化(私から言わせれば劣化)に対応するためだと思います。
私の持論ですが、戦後以来の社会の教育環境の変化に、則してなかった教育制度と、一部教師とその組織により偏った教育から偏った子供が生まれ、それが親になりまた子供を産むという、長い間の悪循環から社会と家庭の教育環境の劣化が進んできたと思います。
たしかに今の学校の教育をスムーズに進めるには、特別の 才能や人物がいると思います。
そして、そんな人はざらに居ないのは確かです。
政府の対策をそれを絶つために、私の説が正しいとすれは゛、また長い時間をかけて社会や家庭の教育環境の改善を図ろうとしているように見えます。
教員の再試験も結構ですが、それとともに即効性のある、社会とそれを形作る家庭の環境の改善に取り組まぬのでしょう。
具体的には、生徒の父兄の再教育です。


1.教育委員会主導による父兄の教育機能と権限と責任を持たせる。
これだけで昔には殆ど考えられなかった、教師の神経傷害の件数が半分に減ると思います。
それと二次的な利益として、教師の管理、監視社者から、教師の立場も守ることで、今までの教師との関係の改善にも繋がると思います。


2.メディア特にテレビによる啓蒙活動
今国民の間に健康意識が随分と高まって来ましたが、これはメディアの力が非常に大きいと思います。
考えて見ますと、父兄に対する子供の教育に関するものや、NHKの学科に関する学校放送以外に、子供達の為になるテレビの放送は殆どないのに気がつきました。
例えば子供が見て、希望が持てるやる気ができるような、アタック・ナンバーワンのようなドラマの放送など皆無のような気がします。
このようなスポーツ関係でなくて、子供が熱中するような"為になる"ドラマの放送があって欲しいと思います。
また高校出たての子が活躍しているNHKの放送などとても役立つと思います。
父兄へは子供を育てることの大切さや、いかに育てて行くかとうのノウ・ハウ番組なども、核家族化の進んでいる今喜ばれると思います。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060806
政府、与党、官僚の間で色々面倒なこともあると思いますが、ご活躍を祈っています。
 

 

 


中学校教師への手紙(16)[教育改革への道(5)]

2006-09-17 12:11:41 | 教育

今まで、初等教育から高校までの改革について書いて来ましたが、もう一度、教育の機会均等、躾け、個性尊重の点から纏めて見ました。

詳細は今まで書いてきた各段階の報告を見て下さい。

<<小学校>>

躾けと学力確保のためある程度、型に嵌まった一律の教育をする。

(躾け、教育機会の均等)

躾けと中学校進学に必要限度の学力獲得。

(個性尊重)

生徒それぞれの個性尊重を尊重すること。
変わった所があるからと言ってその人をいじめない事。
個性尊重といって勝手なことを人に迷惑をかけないこと。

 http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060827

<<中学校>>

(躾け、教育機会の均等)

躾けと公立の高等学校進学に必要限度の学力獲得。

(個性尊重)

地域社会で見られる職業の紹介。
NHKの「あしたをつかめ 平成 若者仕事図」その他のビデオにより各職業の紹介と討論。
職業に貴賤のないことの教育をする。
希望者に対しては、部活への参加、課外活動、得意または特に関心のある特殊学科の進んだ教育、社会活動への参加等を行う。
以上の教育で自分の進路の決定の参考になる様にする。

 http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060903

<<高等学校>>

(教育機会の均等)

全国の学力テストに一定の成績を納める程度の学力の獲得。

(個性尊重)

中学校の教育とほぼ同じだが、さらに高度の教育を行う。
得意または特に関心のある特殊学科の進んだ教育と研究論文や報告書の作成、社会活動への参加等を行う。
自分が仕事をする意味を納得させ、また生徒進路の決定に対するアドバイス。
以上の教育で自分の進路の決定が決定出来る様にする。

http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060910

 


中学校教師への手紙(15)[教育改革への道(4)]

2006-09-10 17:15:17 | 教育

[高等学校時代の家庭の教育]

1.家庭は中学校時代より下記のようなある程度の自由を与える。

(1)規則正しい日常生活

(2)希望のある時は個室を与える。

(3)家庭内や隣近所の人との挨拶をきちんとさせる。

[大学校進学の問題]

2.大学校進学の問題中学校から高校への進学と考えはほぼ同じであるが次の点が少し異なっている。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060903

なお青色発光ダイオードの発明者の中村修二さんの「大学受験をやめよう」と言う話も参照願います。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060720

(1)現在の共通一次テストを活用し大学側の希望科目で一定の合格点に達した人のうち希望者を全て国公立大学に入れる。

(2)なお共通一次試験に失敗した生徒には一回だけ追加試験を受けさせる。     

(3)試験の結果もし大学り校舎が不足する時は、校舎を増設するか、大学、高校の空いた校舎を活用する。

(4)逆に合格点に達しない生徒はたとえ校舎が空いていても絶対に入れない。

(5)希望者の少ない大学校は世のニーズに適応しないものとして、科目の変更、縮小、廃止も検討する。

(6)変更、廃止、縮小された学校の先生は増設された学校に配置転換をする。

(7)大学側の合格者選択の基準
1)共通一次試験成績で高位を取った生徒
2)上記試験で同レベルの時の選択
 a)大学独自の試験で特定科目で特に優れた成績を上げた生徒。
 b)高校から提出された課外活動の成果を評価。
  内容は例えば、
  特殊学科の研究とその成果(論文の内容とその評価)
  ボランティア活動の内容とその評価、
  スポーツの種類とその成績等

[高等学校の教育]

3.高等学校の教育少なくとも公立高校に必要な学力の確保、生徒の今後の進む方向選定に必要な知識と理解を進めさせる。

(1)進学希望者には、進学に必要な学力を確保する。具体的には共通一次試験で目標値(例えば百点満点で70点)に達しない生徒は補習授業等で全員が到達するまで、教師、生徒で頑張る。

(2)(1)で余裕のある生徒には、自主的に課外活動をさせ、協力と指導をする。その際、必要のあるときは、社会、大学校からの援助を要請する。

(3)職業選択の教育をして今後の進路決定の参考にさせる。
進路決定の為の、地域の各産業、職業職種についての見学、実習、またはこれらを紹介するビデオ鑑賞と討議等。

(4)社会の諸活動に積極的に参加する。


中学校教師への手紙(14)[教育改革への道(3)]

2006-09-03 18:30:32 | 教育

 [中学校時代]

1.家庭は小学校時代に引き続き、次のように躾けや教育について見直す。

(1)規則正しい日常生活
(2)個室は与えない。テレビやゲームの時間を決めて守らせる。
(3)家庭内や隣近所の人との挨拶をきちんとさせる。
(4)中学校の教育とダブル範囲の塾には行かせない。

2.公立高校進学の問題

 

(1)市や県レベルの共通入試を行い、合格点に達した生徒で希望者はすべて入学させる

(2)なお試験に失敗した生徒には一回だけ追加試験を受けさせる。        

(3)それでもし校舎がが不足するのなら、公的資金を投入して校舎を増設するか、後記の縮小、廃棄された学校の校舎を利用する。

(4)逆に合格点に達しない生徒はたとえ校舎が空いていても絶対に入れない
それでもどうしても生徒を高校に進学させたい父兄には私立高校を選ばせる。

(5)希望者の少ない学校は世のニーズに適応しないものとして、縮小、廃止も検討する。

(6)廃止、縮小された学校の先生は増設された学校に配置転換をする。

(7)高校選択は高位の試験成績を取ってものに優先権を与える。

(8)中学校、高校間の教師の適正な配転により、少なくとも教師の質による学校の格差をなくす。

(9)高校進学のための内申書は、共通試験後、希望する高校に送る。
内容は基本的には、課外活動の成果を具体的かつ客観的に記述し評価する。
例えば、運動の種類とその成績、ボランティア活動の種類と外部の評価、特殊学科の研究とその成果(論文の内容とその評価)、特定学科に顕著の成績を上げた実例等を含む。


(10)高校側の受け入れ決定のさい、共通試験の成績同程度の場合、これを参照して決定する。

3.中学校の教育少なくとも公立高校に必要な学力の確保、個性を生かす教育、生徒の今後の進む方向選定に必要な知識と理解を進めさせる。

1)小学校で教えた、学校と社会の生活に不可欠な躾けをさらに徹底させる。

(2)年上の人にきちんと挨拶をする等の日本古来の美風や考え方をを徹底的に教える。

(3)生徒の中学校への進学に必要な学力を確保する。
特に高校入試科目の英語、国語、数学等は目標値(例えば百点満点で70点)に達しない生徒は補習授業等で全員が到達するまで、補習授業やゆとり教育の時間を活用して教師、生徒で頑張る

(4)高等学校、小学校と緊密な連携を図り、学力不足の問題があれば、協力して解決策を図る。昔あったかも知れない馴れ合いを止める。

(5)勉強の仕方を教え、訓練する。

(6)(3)~(5)で余裕のある生徒には、自主的に2.(9)で述べた課外活動をさせ、協力と指導をする。
特にゆとり教育の時間を活用する。

(7)職業選択の教育をして今後の進路決定の参考にさせる。
1)進路決定の為の、地域の各産業、職業職種についての見学、またはこれらを紹介するビデオ鑑賞と討議等。
企業側から言えば、企業紹介のビデオの提供は企業の宣伝と、将来の優秀な人材確保に繋がる。

2)職業に貴賤の無い事、仕事を通じて社会に貢献することの意味等を教育。
今までの生徒たちは、ごく限られた情報で自分の進路を決めるしかなかった。
それで、まあ良い大学にでも入って置こうか位の気持ちが、余計に受験競争や、学業成績への劣等感や妬みを生んできていた。


中学校教師への手紙(13)[教育改革への道(2)]

2006-08-27 12:04:07 | 教育

8月20日の教育の見直しについての具体策について書いて見たいと思います。

斜体文字:反論
赤字文字:それに対する補足説明

<小学校入学前>

先ず第一に初等教育段階では、特に入学前の学校と父兄のコミュニケーションを良くして考え方を出来るだけ統一して、以後の教育に支障をきたさないようにする。

1.学校側の基本的な教育方針の説明。

2.父兄へ協力して貰いたいことと、学校が責任持って行うことを明らかにして置く。

父兄の中には教育は全て学校の責任と思っている人もいる。
教育委員会と協力して特に躾けは基本的には家庭の責任であることをつと句させる。

<小学校時代の家庭のあり方>

1.家庭は次のように躾けや教育について見直す
(1)規則正しい日常生活
(2)個室は与えない。テレビやゲームの時間を決めて守らせる。
(3)家庭内や隣近所の人との挨拶をきちんとする
教育委員会と協力して躾けは基本的には家庭の責任であることをつと句させる。

(4)小学校の教育とダブル範囲の塾には行かせない。
(後記塾の問題参照)
父兄の費用の負担を避ける。
教室での集中力の不足や混乱の原因となる。
その代わり塾などに行かなくても済むように公立中学校進学に差し支えない学力の確保の約束と実行をする。

[家計が苦しい家庭でさえ何故子供を塾に行かせる理由→その対策]
a.学校の過程について行けない→小、中、高校とも一定の学力の達成と、それが有れば上位の公立校への入学が出来る可能性が大きい事を説明する。
b.上位の公立校が荒れている→以下に書いたような対策で平穏な学校にする。
c.有名私立校に入れ、将来有名大学に進ませたい→国公立大学には、a.程大きくはないが今までより、可能性が大きくなることを説明する。
d.もし行かせるときは、公立校での授業の妨げにならない授業態度を父兄が生徒に教育させる。

<小学校の教育の基本方針> 

2.小学校では楽しい授業、躾けと訓練に中心を置いた教育を行う。

(1)学校と社会の生活に不可欠な躾けを行う。これは家庭の責任だと言う声もあるが、躾け不十分な現実を受け入れて学校でも重点的に行う。
1)相手への思いやり、他人に迷惑をかけない、弱いものいじめは卑怯もののすることだ、物を大切にする、年上の人にきちんと挨拶をする等の日本古来の美風や考え方をを徹底的に教える。
これが学年が進むに連れて生ずる学級荒廃を防ぐことになる。       
2)我慢する力を養う。
その成果よりもその過程への努力を評価する。
将来の落ちこぼれの防止

(2)生徒の中学校への進学に必要な学力を確保する。
1)教科内容は現在のゆとり教育の限度とする。
2)例えば積み重ねの必要な学科の国語、数学等は目標値(例えば百点満点で70点)へ全員達成へ向けて頑張る。
目標に達しない生徒は補習授業等で必ず補う。
従来のお役所意識を持った、または労働者意識を持った教師がこのよう労働教科に繋がることをする筈がない。
この問題は教育委員会、学校幹部が協力して辛抱強く教師自身を教育するしかない。
教師が忙しすぎて、こんな事まで手を出せない。
教師の業務の合理化をはかる。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060815

 (3)中学校と緊密な連携を図り、学力不足の問題があれば、協力して解決策を図る。昔あったかも知れない馴れ合いを止める。

(May 17と毎週日曜日投稿参照)


中学校教師への手紙(12)[教育改革への道(1)]

2006-08-20 15:55:46 | 教育

今まで日本の初等教育の問題点について書いて来ました。

勿論私の手紙は教育制度に文句を言うのが本旨ではなく、どうしたらそれが良くなるかの議論をするためにくどくど書いて来たのです。

教育制度についてはまだまだ問題点があると思いますが、これからしばらくどうしたら良くなるかについて思いついた点を書いて見たいと思います。

勿論素人が考える事ですから、考えも足らないし現実離れの点も多いと思いますが、少しは役に立つ点もあると思って敢えて書いてみました。

最初に全体の考えを知って頂くために、要点を並べてみました。

それこそ素人の私ですから、書き忘れた所多いと思いますが、その点ご了承ください。

1.上級学校になるほどストレスが増すようにする
小学校での楽しい授業、躾けと訓練に中心を置いた教育から、大学での厳しい授業、卒業判定基準の厳格化

2.上位校に行くほど個性を伸ばす教育をする。

3.小学校の高学年から中学校で職業教育を充実させ、社会見学を増やす。

4.職業教育を今の工業学校、商業学校のほかもっと多様化する。

5.法律、規則を守る習慣をつける。
違法行為をした時は、教育的配慮だけでなく、国の法律の遵守の点も考慮して、物事を処理する。

6.権利に対しては、義務と責任があること。
特に他人の権利を守る義務や責任があるをおしえる。

7.日本古来の思いやり、他人に迷惑をかけない、物を大切にする、弱いものいじめは卑怯者のすること等の価値観の教育

8.日本の良い所、悪い所を偏らず主観に囚われずに教える。

9.落ちこぼれ問題に教育関係者はもっと真剣に取り組む。
学校内で判るまで時間を割いてでも判るようにする。
父兄の収入の差による教育格差をなくす。

10.学校内の業務の簡素化。
一般の会社で行われている改善運動の導入

11.教育審議会の改革と決定事項の遵守
構成員のうち文部省(または教育委員会)、教員、第三者の内、第三者の割合を他の構成員より多くする。(例えば他の二倍位)
教師は上記委員会の決定にかりに不服の点があっても、学校の運営には委員会の決定に従うように義務づける。

12.教育委員会は社会教育にも重点く。
特に生徒の父兄の教育をする。

http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060720

参照毎週日曜日,July 11,13,20,Aug 1, 投稿