9条の前に憲法前文を見よう。日本の周辺国で公正と信義を信頼できる国はいるか。そして安全保障関連法案をどうするか考えよう。
安倍さんの積極的国際貢献、安全保障関連法案の合憲性、憲法審査会の学者3人全てが憲法9条の条文からみて違憲との発言で揉めて居ます。
然し日本の今の極東で置かれれている立ち場を見て見ましょう。
終戦のどさくさに北方領土を掠め同じどさくさでクリミヤを自国領にしたロシヤ。未解決の日本人拉致と恐怖政治と核開発で米国に対抗しようとする一時代前の国、北朝鮮。終戦で転がり込んだ独立と言う建国の大義がないため反日の国是にに縋るしかない国、そのため大戦前や以後の日本の業績を消すのに躍起の韓国。終戦時は一地方軍に過ぎなかった中国共産党の実情を隠し、国民統一のために反日を国是にし、尖閣を含む東シナ海に領土を拡張しようとする中国。唯一まともな国は台湾、終戦後いち早く日本に対する賠償の放棄を宣言した中華民国の蒋介石の国民党により建国された日本に対してゆとりのある立場の台湾。
そんな周辺国に住むしかない日本。その点では同じ敗戦国ながら同じ価値観のヨーロッパのリーダーになったドイツ。日本人として考えさせられますね。
問題は9条成立の前提となる前文が問題です。
我が国は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我等の安全と生存を保持しようと決意した。」(石原慎太郎さんは公正と信義「に」でなくて「を」だと指摘しています。)
法律には素人の私でも、そしてどう考えても日本の周辺には「諸国民の公正と信義に信頼」できる国は台湾しかないような気がします。
幸い安保論議で大幅に会期が延長になりました。私達はその機会に9条の考えの基本となった前文が現状と合致しているかどうかを見直すべき、そして改めて9条をどうするか考えるべきだと思いますが、野党の中で責任政党を自覚する党なら先ず前文に就いて自民党との意見調整してからの議論をせねばいくら会期£延長しても一歩も進まないような気がします。