普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

全国高校駅伝で思うこと

2018-12-27 11:46:26 | スポーツ
 私は全国高校駅伝を見るのが好きで毎年かがさず見ています。
 23日の高校駅伝の女子には地もとの北九州市立高校が特別枠で出場すると言うので期待していたのですが、うっかりミスで男子の部しか見られず、女子の部は神村学園の優勝の経過をハイライトで見ただけです。
 今回の大会で何時もと違ったことが有ります。
 男子で優勝の倉敷、準優勝の世羅、女子優勝の神村学園とも飛び抜けた走力を持つ外国人選手のお蔭で優勝、準優勝したことです。特に女子の場合僅か5人の選手の中で優秀な外国人選手が居れば優勝・準優勝は走る前から判っていたようなものです。それで全国高校駅伝も見る方も面白く選手にも張り合いを持たせるために実業団駅伝のように最短区間に外人選手におくなど、何らかのハンデを付ける時期に来ていると思うのですが。特に女子の場合走行距離を伸ばし選手数を増やしては如何でしょうか。
 福岡県民・北九州市民として見た今回の駅伝のもう一つの特徴は、かっては全国駅伝の常勝を誇った大牟田高校としては31位の大惨敗。今回だけの復活参戦できた3年生は1人後は1年生の女子の部の北九州市立10位の大善戦です。
 それで以前「一人優れていても勝てないスポーツ・弱くなった福岡の駅伝」のタイトルで福岡県陸上競技協会への提案の形で私がブログに書いたことを思い出しました。
  なお詳細は前記のタイトルで検索して下さい。
 大牟田高校駅伝部福岡県大会21連覇で有名です。
 一方女子では筑紫野女学院の連覇が長い間続きましたが、最近北九州市立がここ2~3年その王座を両校が奪いあっています。
 北九州市出身で心配症の私としては、福岡県での大牟田高校の独占が福岡県の駅伝にとって余り喜ばしいことではないと思っていましたが、どうも私の予感が当たり始めたような気がします。
 福岡県陸上競技協会さんも、中学生の駅伝人気を活かして、福岡県全体の長距離陸上の強化へ今までやられていると思いますが、さらに力を入れて頂いてはどうでしょうか。
 福岡県の駅伝の昔の栄光を取り戻すために体系だった男女の(特に現状では男子の)高校の長距離選手育成政策が必要、そして出来れば男女とも3校位は県での優勝を争える高校が出来ればよいと思うのですが。

 傍目八目とは恐いもので今回の大会を見て心配性の私の心配が現実になり掛けているようです。
 現在福岡県の男子実業団ではトヨタ北九州、九電工、安川電機などが全国大会で10位以内の成績をあげています。
 今福岡県の高校野球では全国大会に何処の高校が出るか判らないほど多くの実力校が輩出しています。
 福岡県陸上競技協会さんも、控え目過ぎますが高校駅伝でも私が希望するように全国大会で入賞を狙える実力の高校が男子は少なくとも3校、女子は2校以上出るよう頑張って頂きたいと思うのですが。
週一回の投稿ですので今年はこれで最後の投稿になりそうです。どなたも良いお年をお迎えになりますように、そして来年もよろしくお願い致します。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ

川柳「母が逝く暮らしが楽になったころ」

2018-12-27 11:43:24 | 川柳
 私の家は貧乏人の子沢山を絵に書いたような家でした。水は井戸から、洗濯は洗濯板でごしごし、飯は竈、煮物は七輪、燃料の足しに山へ薪取り。子供5人の内いたずらの好きな男4人を物差しで追い回す母。それでも味噌や起業祭の来客への甘酒作り、正月と旧正月の餅搗きと頑張る母親。その内姉は弟の世話。遊びに行くならと弟を背負わされる私。水も水道と変わって行きました。そして子供が次々の就職。皆がそのころから出てきた洗濯機、電子レンジ、掃除機など買ってやると言っても、母は勿体ないと手仕事に拘ってきました。さすがにその頃は薪取り、味噌、甘酒作りは止めましたが。水道・ガス完備の社宅に入り手が空いた母は生まれて初めての生け花の習いごと。それから父の満期の金で念願の家ができ、成り行きで次男の私たち夫婦が親達と同居、お気に入りの息子と良く気がつく嫁との暮らしに満足していた老いた母へ突然の私の岡山への転勤の話。高度経済成長の時代で私たち一家も遂に核家族に成ってしまったのです。「どうしても行くのか」と母から泣かれた私。岡山へ何度も遊びに来てと言うのに来たのはいつも父だけ。そして父母だけの家でたまたま来ていた姉と掘ごたつでの話し中に母のポックリ死。看護婦の姉が後処理、病院、警察への届け。私の幼児のころは病気ばかりの私を背負って病院や地蔵さんに願掛けに廻った母のことを思うと今でも胸が痛みます。
「卒寿越し未だに母の背の温み」

週一回の投稿ですので今年はこれで最後の投稿になりそうです。どなたも良いお年をお迎えになりますように、そして来年もよろしくお願い致します。


前月号鑑賞 「文化祭素人芸がめかし込む」

2018-12-27 11:36:57 | 川柳
川柳くろがね」2018年10月号より
前月号鑑賞 石神 紅雀 選・評
「ボーッとして生きてきたのかナと思う」 角 ひさ子 
 チコちゃんに叱られた気分になっていますね。ボーッとしていたら生きていけませんよ。
大丈夫です。

「敗戦が練習メニュー変えさせる」 阿部 龍
 絶対に強くなりますね。何年かかるか判らないけど、いつか優勝します。反省して改革。素直な心。

「本物の月を見上げて村芝居」  土肥 あづま
 ああ、そんなお芝居見てみたいです。横には熱いお酒も欲しいです。どこにいったら見られますか。

「何も望まぬ妻の日記と子の写真」 山崎 蘭草
 短い間に家族を二人亡くされた。上句が切ない。可愛いお孫さんと笑える日がきつと来ますね。

「裏腹にごめんなさいと口が言う」 吉村 玲子
 これも生きる術。脳が謝ったほうがいいと判断。心では悪くないと思っている。この場合口は他人。

「浮世絵を田んぼに書いて村おこし」 広渡 憲峰
 テレビでみる田んぼアートは見事としか言いようが無い。計算どおりに植えた苗がみのると浮き上がる絵。

「文化祭素人芸がめかし込む」  田中 和正
 今月の一等賞。下ご5が効きましたね。こちらでも文化祭が目白押しです。近所のばあちゃんが踊る踊る。

>「音叉」strong> (前月号より)
 推薦者:松村華菜、古野つとむ、中村鈴女、山崎蘭草
想い出はいつか血となり肉となり  古賀 絹子
オムニバス心豊かに老いている 中村 鈴女
雑学が生きて老後が面白い  桜木 山彦
将来と言う足枷が邪魔ばかり  安川 聖
冷えた朝手足グーパー床の中  八木 幹子
割り勘へ下戸の諭吉も駆り出され  古谷 龍太郎
難聴の耳が捉えていた心理  坂本 喜文 (推薦者二人)
何もかも許したくなる秋の月  陣内 いっこう
産湯から旅が始まる人生路  阿部 冬彦
価値観の十色ひらひらヘムライン  有松 市子
枯渇する脳に潤い趣味の会  広渡 憲峰
笑顔こそ私ができるおもてなし  八木田 風子
まあいいかロボツトにないゆるさ持つ 矢野 隆
雑音にされた反対派の意見  坂本 喜文
無礼講無口が喋るコップ酒  古野 つとむ
目立つことが好きで透明にはなれず 志岐 けい子
半分はそうかも知れぬ妻のぐち  八木田 風子
老妻に似た人転びそうになる  和田 澄雄 


第45回新春北九州川柳大会 ご案内とき  平成31年1月20日(日)  開場  9時30分
ところ 北九州市立生涯学習せんたー  Tel 093ー571-2712
    北九州市小倉北区大門1-6-43  西小倉駅下車徒歩 10分 小倉警察署となり
課題と選者 (各題2句) 出句締め切り 11:30 開会 13:00
「気づく」  北九州 青木ゆたか 選
「カード」  佐賀   横尾 信雄 選
「ぐらぐら」 熊本 徳丸 浩二 選
「日溜り」 北九州 唐鎌 美鶴 選
「コラボ」 久留米 堤 日出緒 選
「香る」 福岡 萩原奈津子 選
「 髭 」 北九州 廣永 雅彦 選
会費 2,000円 弁当及び発表誌呈
賞 順位賞 (読売新聞西部本社賞 以下15位)
各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 句箋 4×21cmに各一句(無記名) 各題 2枚計14枚
封筒に住所・氏名(ふりがな)を明記して下さい
投句料:1,000円 (発表誌呈)
締切り:平成31年1月10日(木) 消印有効
投句先:806-0051 北九州市八幡西区東鳴水 4-2-17
安川 聖 Tel:093-621-6570
主催 北九州川柳作家連盟

週一回の投稿ですので今年はこれで最後の投稿になりそうです。どなたも良いお年をお迎えになりますように、そして来年もよろしくお願い致します。