普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

少子化対策に就いて

2020-09-27 11:51:46 | 政策

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
「余りにも頼り無い立憲民主党」で同党と自民党の少子化対策はその効果の無いことでは殆ど差はないこと。それに対する私の提案を投稿した翌日の読売で偶然に「管内閣の少子化対策に就いて大きく取り上げていました。
 その内容は「出生昨年5.3%減」、「不妊治療まず助成拡充」、「保険適用早期実践を目指す」と既述。これで少子化問題が解決すると思います?多分担当者自身もそう思っている筈です。
・それに対してネットでは少子化対策の先進国のフランスに学べと多くの意見。つまり最終的には特殊出生率2,0を達成したフランスのようにGDPの3%を投資(当時の日本は0・81%)と言う思い切った政策が、今でも活きて特殊出生率1・8に止まっているそうです。
 これでもう少子化対策の結論は出たようなものですが、今でさえ財政が苦しい日本でそれだけの金を出せるか?それで話がややこしくなるのです。
「被害者扱いの女性」
 少子化が問題になり始めたころ、「農村の花嫁」の問題が起こりました。そこで盛んに取り上げられたのは男達の嫁不足。現実は農村につきものの労働から逃れ華やかな都会に出たがる娘さんのことはついにマスコミに出ないまま。
 当時都会でも女性の企業や役所への進出不足と女性の不遇を歎く話しばかりがマスコミに取り上げられ女性は皆被害者の扱いばかり。現実は当時給料が振込みになって家庭では今までの夫と妻の立場が逆転しているのに何もそれに触れない報道。それが今に続いて閣僚が「三人ほど産めないのか」と遠慮しなが言うのに噛みつく被害者意識丸出しの蓮舫さん。今家庭で威張っているのは普通は奥さんの方なのに、多分蓮舫さんも?
「少子化が問題になり始めたころの若い人達の考え」
 当時世田谷区が行った実態調査報告書による少子化の原因(複数回答)
・子育てよりも自分の生活優先 男性52% 女性の43%
・子育てより自分達の生活を楽しみたい 男性42.9% 女性 48.6%
・保育施設、育児休暇が整っていない 男性26.5% 女性 18.6%
  自分たちも年老いることを考えない若い人達!
 その6年後の読売の「理想の子供数を持たない理由」の調査
・子育てや教育にお金が掛かり過ぎる56,3%
・高年齢で産むのはいや 39,8
・欲しいけれどもできない 23,5
・これ以上育児の心理的、肉体的負担に耐えられない17,6
・健康上の理由16,4
・自分の仕事に差し支える15,2
・家が狭い11,3
・夫の家事、育児への協力が得られない10,0
 そのアンケートに答えるようにこの頃から育休、男女共同参加の運動が始まる→成果は今一つなのは最初のアンケートの若い人の考えが示しています。
 私の結論は前回書いた様に「女性の生きかたの多様化の見直しをすべき。結婚しても自分の仕事に生き甲斐を感じるもよし、有名な野口英世さんのお母さんのように、その子の活躍に生き甲斐を感じるのも、ノーベル賞を受賞したに吉野さんを支えられた奥さんのように夫を支えることに生き甲斐を感じられるのも良しとする。そういう社会の共存が回り道かも知れませんが少子化防止の解決策かも知れません。
「世田谷の子育てよりも自分の生活優先、自分達の生活を楽しみたい若い人達や政府の少子化の担当者に是非聞いて欲しいこと」
「私の家内が亡くなったとき起こったこと」
 息子夫婦と千葉からの帰省した娘が殆ど終日、それも何日も何日もかけて遺品の処理、独り残った私の暮しの世話。皆が直面したのは「身内が亡くなったあとの手続き」の本がでる程のややこしい手続き、家内名義の貯金通帳の整理のための多くの書類集めと銀行との折衝、特にお役所の郵貯の場合の面倒な手続き。幸い娘は銀行勤めをしていたので大助かり。息子も年金関係の届けのための書類の準備、役所への同行などなどに当たってくれました。私の仕事は諸手続きのさいの本人確認のための役所や銀行への同行のほかは、三人は前記面倒なことに私の手出しを拒否。私は仕方なく事情があって付近の家より3~4倍も広い庭の草取り、老いて昔の趣味の全てから離れていた家内に遠慮していた中古のパソコンを買って自宅からのネットの投稿を始めています。
 私の言いたいことがお判りでしょうか。私たち夫婦の間に3人の子が生れ内一人は夭折。残った息子とそのその嫁と娘の3人の協力で出来た話です。もしお子さんが一人だけ、それとも一人も居ないとしたら?!
 繰り返します。多くの人は長生きします。私の経験に似た様なことは必ず起きます。私が住む団地でも頼りになる家族も居ないで独り住む年寄り、子がいない為何時死んだか団地に長らく知られていなかった人もいます。子育てよりも自分の生活優先、自分達の生活を楽しみたい若い方達が子供が居ないまま老いたらどうなるのでしょう。
 少子化対策の必要性とその対策の基本は若い人達にこの事実を知って貰うことにも有ると思うのですが。

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