春の息吹を感じる季節3月となったが、朝の厳しい冷え込みは、真冬を思わせる。昨日の朝は－1.7℃、今朝は－２℃。それに比べ日中はとても暖かい。
福岡に住む妹夫婦が母の墓参りに来ると連絡があり、朝7時過ぎには我が家に着いた。久しぶりの再会で積もる話は後回しにして、早速お墓へ。
母が亡くなったのは昭和１１年〈1999年）の３月２日。享年93歳。長く患いながらも、春になってひな祭りを迎えるのを楽しみに待っていたのだが、その前日にこの世を去っていった。心残りだっただろう。昨年12月にはたった1人の兄も亡くなった。身近な人がだんだんと亡くなっていく。
妹夫婦と一緒に母の祥月命日にお墓詣りができた。お墓に眠る母も兄も、それもずっと昔にこの世を去った父も、大変喜んくれたことだろう。
お墓の掃除をしながら、優しかった母のこと、兄や父の思い出、幼い日の出来事など、過ぎ去った昔話に花が咲いた。お花を供えた。ろうそくの火が風に揺れる。線香の煙が勢いよく立ち昇る。
きれいになったお墓の前で、お供えものの、ひな祭りのお団子をいただいた。