全国高校選抜野球大会の今日は4日目。熊本代表の八代秀岳館が花咲徳栄と第3試合で対戦する。残念なことに甲子園に出かけることはできないが、我が家のテレビの前の特等席で精いっぱい応援することとした。試合開始は午後2時の予定、昼食もそこそこに特等席に陣取った。
13年前、秀岳館高校が初めて甲子園に出場した時に対戦したのは花咲徳栄高校。その時は秀岳館高校善戦もむなしく延長戦で敗れている。今回は因縁の対決ともいえる。どちらも負けるわけにはいかない。対戦前の予想では好投手を抱える花崎徳栄に対し、秀岳館は劣勢とある。劣勢であってもよい。とにかく全力を出して勝って欲しいと思うのは自称郷土の大フアン。
試合が始まった。秀岳館が守りに着いたがいきなり四球の連発だ。満塁のピンチを迎えたがどうやらその回は切り抜けた。花咲徳栄の高橋投手は評判通り、すごいの一言に尽きる。1回の裏はなすすべもなし。3回の表に1点を先行されると、テレビの前の応援席でため息が出た。
その裏、奇跡とも思えるドラマが始まった。屈指の好投手を秀岳館の強力打線が攻略したのだ。1挙に5点。お見事。5回には両チームがそれぞれ1点を加え6:2。秀岳館4点のリードに応援席の気持ちが緩んだ。ところが8回の花崎徳栄の攻撃、連打で一挙に3点をあげた。見事な攻撃としか言いようがない。1点差まで詰め寄られ、まさに秀岳館はピンチ。応援席で心臓が止まるかと思うほどのショックを受けた。
9回裏の花崎徳栄の最後の攻撃は、はらはらのし通し。どうか零点で切り抜けてくださいと、勝利を祈りながらのテレビの前での一生懸命の応援。リリーフした有村投手の力投で、勝利の女神は秀岳館に輝いた。おめでと。よくがんばりました。
次の試合も頑張って。しっかりと応援します。