第88回選抜高校野球大会(20日から12日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が11日、毎日新聞大阪本社で開かれた。
抽選の結果、史上3校目の春連覇を目指す「敦賀氣比(福井)」は「青森山田」と。優勝候補筆頭の「大阪桐蔭」は「土佐(高知)」と顔を合わせる。20日の開幕が待ち遠しく、また、楽しみでならない。
熊本県代表の「秀岳館(八代)」は「花咲徳栄(埼玉)」と対戦することが決まった。花咲徳栄のエース左腕の高橋は最速145キロで今大会注目の好投手。対する秀岳館は、長らくNHKの高校野球解説者でパナソニック出身の鍛治舎監督が、就任2年目で九州大会を制し、打率.374の強力打線とエース級3人を抱える強豪チームを作り上げた。昨夏の甲子園8強の花咲徳栄の総合力が上回るとしても、見ごたえある試合となることは確か。予想では秀岳館もダークホースとして名前が挙がっている。さらに鹿児島実業、日南学園、海星の九州地区代表にも大きな声援を送ることとしよう。
大会初日の始球式も楽しみだ。身体障害者野球チーム「神戸コスモス」の2選手が投手と捕手として夢の舞台に立つ。
投手を務めるのは、生まれつき右脚に障害がある兵庫県立須磨東高2年の山本大誠さん(17)、捕手は、右半身にまひがある柳学園中2年の小浜素生(そうき)さん(14)。この始球式、例年なら文部科学相や副文科相が務めるが、今夏のリオデジャネイロ・パラリンピックを前に身体障害者スポーツをもり立てようと企画された。テレビの前だがしっかりと応援します。