脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

ジィジの免許更新

2008年03月05日 14時04分02秒 | その他の生命体
ウチのジィジ(78)が運転免許の更新だとかで、
最寄の警察署に手続きに行ったらしい。

自動車学校で高齢者向けの実地教習を受けさせられ、
後は視力検査だけとなった処が、
視力が足らず、検査に通らずで、更新保留となり、
目の手術をするだの、ブツブツ言いながら帰ってきた。

ジィジは今なお、現役の工場労働者兼会社社長である。
若い頃、片目を溶接で焼いてしまったとかで、
片方の視力はほとんどなく、もう片方も、
老眼、乱視、白内障気味で、高血圧の体質である。

免許の更新期日が過ぎているので、期日の延長申請のために、
眼科へ行って診断書をもらい、眼鏡屋でメガネを特注した。

今日、その診断書を持って警察に出向いたら、
今一度、視力の検査器を覗いてみろと言われ、
メガネなしで検査を受けたら、「見えた」のだそうだ。
結局、運良く免許の交付を受けて帰ってきた。

本人曰く、体調が良いと「見える」のだそうである。
片玉三万円もするメガネは、作るのをやめにしたらしい。
一先ず、めでたし、めでたしである。

実は、ジィジが自営の仕事をしている限り、
誰かが車の運転が出来ないと困るのである。
加工した完成品を近所のお得意先に搬送の際、
軽トラ位運転して納品出来ないと、仕事にならないのである。

私が代わりをやれれば良いのだが、私は運転は全くダメである。
免許証はキチンと更新しているので、ゴールド免許を持ってるが、
20代の終わり頃に嫌々ながら免許を取得して以来、
車を動かしたことはあるが、運転したことはない人間である。

今では交通標識の意味もよく分からない程である。
子供の頃から、車やバスが嫌いであった。
車を運転しようとすると、極度に不安に陥り、取り乱してしまい、
何が何だか、事の前後が分からなくなるのである。

私としては、ジィジに申し訳なくも情けなくも思うのだが、
今のところ、どうにも仕様がないのである。
車の運転は、性格や運動能力の問題というよりは、
私の考えでは、生まれつき「発達障害」が絡んでいるのでは、
と思っている。

私自身、昔から車が嫌いで、興味を持ったこともないので、
運転出来るようになりたいとは、今もって思わないのだが、
必要な時に運転が出来ないというのは、肩身が狭いものである。


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