脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

点滴中毒なバァバ。

2013年08月10日 21時47分29秒 | その他の生命体
この一週間、毎朝徒歩5分程のO病院(内科)に、母親をタクシーで連れて
行っている。母の病気は精神科系なのだが、どの医者も効果は否定的なの
だけど、本人は点滴が持病に効くと信じていて、仕方なく付き添っている。

迎車を電話で呼ぶと400円割増になり、往復の足代の方が医療費よりも高
くつく。自分の足で歩けというのだが、面倒がって一向にその気がない。
朝になるとバァバは、自分でタクシー会社に電話をして車を呼び、私の意
向も構わず、同行を迫る。自己中心というより、周囲が眼に入らない、
自分中毒者なのだと思う。


O病院は入院施設もある中堅の医療機関である。地元に古くからあり、地
元ではよく知られた病院である。昨日・今日と、前のS院長が診察をして
くれた。このヒト、一見、70歳位の酒好きそうなタヌキ親爺である。

私も初対面だったが、なんだぁ、いい息子がいるじゃあないか、アンタ、
結婚してないの? とか言われ、エッ? 関係ないじゃん、とややムッと
した。が、考えてみれば、この種の反応をヒトからされなくなって久しい
ので、私を40歳くらいに思ったのかもしれない。

今日は、S先生に母の眠剤(ハルシオン)と安定剤(デパス)を処方して貰っ
た。精神科で貰っている薬だが、診察予約が一週間後なので、薬が切れか
かっている。ついでに抗うつ剤(レメロン)もお願いしてみたら、内科の薬
処方のコンピュータ・システムでは、レメロンと入力しても弾かれてしま
うらしく、手書きで処方箋に「レメロン 15mg」と書き加えて貰った。

S先生は内科医なので、母の精神病よりも高血圧と脈拍が気になるらしく
薬剤師にケータイで連絡を入れて、適薬をアレコレと検討してくれた。
オレだって、デパスくらい飲んでるよ、アンタ、うつだって治るからな、
うつぐらいで入院しなくとも通院でキチンと良く成るんだよ、等々、早く
点滴してくれと言う母を、順々とたしなめながら励ましてくれた。

☆タヌキ親爺だと思ってたけど、S先生、熱心で親身、好い先生じゃん!

さらにS先生は、明日は日曜だけど、点滴したければ救急外来を訪ねてく
れば、してあげるとも言って下さった。好意の言葉に、何も反応しない母
親に、私の方が、いろいろと親身に、ご配慮をありがとうございました、
とか何とか、キョーシュクなセリフの一言二言を捻り出さねばならず、
これだから、バァバの病気の付き添いって、イヤなんだ‥。


昼に病院から外に出ると、今日は格別暑かった。
迎車タクシーで病院から家に戻り、コーヒー牛乳と菓子パンを3つ食べた。
チャーリー・パーカーのCDを低く掛け、冷房の利いた部屋で昼寝をした。





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