witch's knitting room

編み物とか、編み物とか、編み物(^m^)

嶋田俊之先生デザインのボーヒュースセーター完成!!

2016-11-21 10:04:43 | Stranded 編み込みもの
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pattern ; IS-3214 ボーヒュースセーター by 嶋田俊之

yarn ;
main color
Hobbyra Hobbyre Angora Tweed / 100m/50g / 80% Wool, 20% Angora / 04 gray_blue_green / 330g
contrast color
Hobbyra Hobbyre Alpaca Loop / 216 meters / 80 grams / 79% Alpaca, 21% Nylon / 04 blue-green / 20g
needle ; 4mm
tension ; 19sts x 27 rows
date ; from October 30th to November 13th, 2016

ホビーラホビーレのパターン、嶋田俊之先生のボーヒュースセーター完成してます。

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編み終えてからスチームをあてて仕上げましたが、「キツいかも?」疑惑があったので、編み込み部分は十分に伸ばしながらスチームをあてました。
水通し、してもよかったのかもですが、日本の手編み用の毛糸は水通ししないで仕上げる用に作られているはずなので、無駄に糸に負荷かける必要は無いかな〜と。どうせいずれは洗うし。
といっても、私はあまり洗わない派です。もちろん何か汚れるような事件があればすぐに洗いますが、ヘビロテもしないし、シーズンに1度か2度かな?いう感じ。編んだの沢山あるからそれで精一杯ですよ。
ホビーラさんのサンプル画像とまた色の出具合がちょっと違って面白いかな?と思いました。私のは首の辺りが薄グリーンでグラデっぽくなって、編み込みが目立たないようなしかしそこがいいような感じで気に入りました。
 
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編み込み部分の拡大。
割と幾何学っぽく単純な模様だと思うのですが、もけもけ素材と効果的な裏目使いで面白くなっていると思います。時々アルパカループのくるくるが出てくるのもいいし。
編み込みは、大きな省略の無い編み図があるので易しいほうだと思いますが、5目以上飛んでいるところは結構あるので、ちょこちょこ渡り糸を編みくるんでいます。裏の写真…撮ってないな(^^;)
ヨークの減らし目は、最初の方は扇形というか分散減目的に行きますが、最後の方は編み込みの無い段でぐいっと減らす、複合型っていうんですかね?まとまりはよかったと思います。
編み込みは、「地糸を上、配色糸を下」にしてやってみました。編み込みものをそれほど編んでいませんが、初めて編んだのが高校生の頃、ほぼ30年前になります。その頃の基礎本とかでは「地糸が下、配色糸が上」で書かれているものがほとんどだったので、ずっとそれで行っていたんですよね。数年前にフェアアイルを沢山編まれているお友達から、配色糸を下にすると模様がはっきりする、いう話を聞いたので、いくつかはそれで編んでみています。けど同じ模様を比較して編むとかはやっていないので、実感は薄いのですが(^^;)
毛糸だま冬号(最新)↓に、それ編んだの比較する記事が載っていました。こういう記事好きです。一番役に立つ。
毛糸だま 2016年 冬号 No.172 (Let’s Knit series)
クリエーター情報なし
日本ヴォーグ社


そうそう、で、結局アルパカループは、残りを測ると60g以上余ってて(^^;)編む前の重さを量らなかったので、もしかすると巻が大きかったのか、それとも、私の編み込みの渡り糸の手加減がキツかったのか、、、知る由はありませぬが、まぁ、残りはスヌード系をそのうち編みましょうね。
 
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前記事で書いた通りに平編みに変更したので、悔し紛れ?脇を綴じずにスリット開き作ってみました。
形はほぼ変更していないのですが、身頃に微妙〜にウエストシェイプを2目ほど入れました。↑トップの写真でわかるか??
作り目は二目ゴム編みの作り目に変更、編み終わりも二目ゴム編み止めに変更して、ここも気に入った仕上がりになりました。
裾と袖口のゴム編みの段数は少し増やしました。裾は着丈を増やさない感じで、袖は袖丈を少し伸ばす感じ(ゆきが長いし)

着たところです。

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途中では小さいかも?と騒いでいたのですが、スチームでそこそこ伸ばせたのか、問題無いサイズに仕上がりました。
一応、中にシャツも着ているし。ジャストサイズのならば大丈夫そうです。
糸に伸縮性が無いので、一度着ると脱いでも割と横に伸びた状態キープというか(^^;)細い方はそういう事無いですよね…

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アルパカループの色が、ちょっとこの紺と緑の濃いいところは強過ぎるかな?とも思うのですが、これぐらいじゃないと多分もやっとボケる感じになるんでしょうね?その辺りもよく企画された糸なのだろうな、と思いました。
私は肩幅があるので、丸ヨークはものによりどうか?と思ったりするのですが、今回は大丈夫だったと思います。ま、試着もして確認できてたし。

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糸とデザインの組み合わせは最高だったと思います。さすが、ホビーラ、さすが嶋様です。
普通ならボーヒュースのデザインを編もうと思うと何色も毛糸を揃えなければなりませんが、段染めを使って簡単にそれらしい雰囲気を出せているし。
ボーヒュースに初挑戦出来たのもよかったし、何も編めてない嶋田先生のデザインを初めて編めた(しかも最新)のもよかったです。思い切った甲斐がありました…

丸ヨークの編み込みは久しぶりだったのですが、ずっと表を見て編むから楽だし、目数もどんどん減って進みがよく感じるから楽しいし、で、また丸ヨークの編み込みものが編みたいな、と思いました。
色々押しているので、優先順位が難しいところなんですけどね…
とりあえず、少し前にカシミヤ毛糸ネタで騒いだ風工房先生の丸ヨーク登録してみました(^^;)←いつもの行動パターン、登録してみて在庫糸と照らし合わせる

せっかくなので、手持ちの参考文献をおさらいしてみました。

北欧のニットこものたち
嶋田 俊之
日本ヴォーグ社
ボーヒュースの手袋とマフラー、デザインは前記事で紹介したホビーラキットと柄は似てる感じですよね、ギザギザのグラデというか。糸は、ハマナカのモヘアでした。ホビーラキットはきっとファインモヘアだっただろうから、そっちの方が私の好みではあったなぁ〜キットだと色揃えたりとか面倒じゃないし、ホビーラの場合はちょうど良い小巻が入ってたりするからいいんですよね。って、今更言ってもどうにもならんけど。(今回はばら売りだから、アルパカループが多^^;)

嶋田俊之のセーターブック ニット・コンチェルト―伝統を奏でるニット24作品
嶋田 俊之
日本ヴォーグ社
表紙がボーヒュースですね、プリマヴェーラ優しい配色で大きい写真で見ると超素敵です。
花の手紙裏表紙になっている丸ヨークのプルオーバー、これもグラデーションが綺麗ですよね〜この本になる前に毛糸だまでキット販売があって、欲しいけど限定数もあるし価格もアレだし、な感じだったので、本にまとめられると知ったときはもの凄く嬉しく楽しみだったのを思い出しました。で、本になってどうかっていうと…結局編むに至ってないんですけど…
白夜丸ヨークのカーディガン。
↑丸ヨーク 2点は首から編むタイプ。ちゃんと引き返し編みで前後差も付けてあります。こうやって見直すと、いつかはチャレンジせねばと思いますよ…ただねぇ〜ちょっとむずい事が書いてありました。ヨークの減目(首から編むから増目なのだけど)が分散じゃなくて数段にまとめてあるので、その段の前後で段差が出来ないように編み込みの手加減を調整しろ、と書かれいます〜うーんこれはメチャむずそうです。つか、ここの文章読み飛ばさなくてよかったよ、いう感じかも…(つい編み図のみ見て進めちゃうじゃないですか…)そういう丸ヨーク練習してからチャレンジしたいです。

Poems of Color: Knitting in the Bohus Tradition
クリエーター情報なし
Interweave Pr
そのボーヒュースブーム?だった時に押さえておいた本も見直してみました。ラベリーリンク
レビューの通り文字が多過ぎて全く使われておりませんでした(^^;)前半はほぼ解説ですから…まぁ、ここを真面目に読み解いていけば私の英語能力も向上するんでしょうけども。
てことでざざっと見返すと、糸はアンゴラ混のものを使っていて、そのもけもけ感でグラデーションが柔らかく、また裏目で表情のある編地になるのが特徴なのでしょう。↑コンチェルト本に載っているものは、シェットランドヤーンに置き換えて、ゴム編み部分にフェアアイルの表現を足したりして、先生独自のデザインにされてるんだな〜と思いました(今更^^;)
こちらの本のパターンは、書かれ方が今時でないというか、作品の写真があるんだかないんだかわからなかったりして(^^;)ラベリーの先輩の作品が非常に参考になりますね。是非挑戦したい素敵なデザインがあるので、まぁ…いずれ…意外とコンチェルトよりハードル低いかも?色数とか…丸ヨークは同じくトップダウン系です。
 
毛糸だま no.148 憧れのフェアアイル (Let’s Knit series)
クリエーター情報なし
日本ヴォーグ社
岡本先生のボーヒュース(この号ではブーヒュースと書かれている。本家の発音??)デザインは2点(と、お揃い小物)、ロングカーディと半袖のプルオーバー
どちらも製図が凄い!!今回のやロピーのパターンみたいに後身頃をかさ上げして前後差を付けるのでも、引き返し編みで作るのでもなく、身頃やら袖のパターンをお椀状にえぐって、円錐型のヨークがぴたっとはまるようになっています。これは、着心地もよいでしょうね。俄然興味が出てきました。そして、模様はなんだか本家?poems of colorよりも複雑に見えます…糸はプリンセスアニーだから、ゲージ的にはそうキツく無いのかな〜ただ、配色が、ちょっと、このままだと私向きではない…むりそう…


色々参考文献を見直したところで、今回ホビーラの編み図だけ買っていたらどうなっていたか…?身頃は手持ちで何とかするとしても、編み込み部分の配色を考えたり何玉も揃えたりするのが難しいですよね。段染めで、いうと野呂?とすぐに思ってしまいますが、ゲージ的に合いそうなのは、くれおぱとらかなぁ〜?


野呂のグラデだと強烈かな?と思ったけれど、くれおぱとらは結構色数がありそうですね。柔らかい色のもありそう。いいかも??シルクガーデンと違ってモヘアは入っていないから、もけもけはしないのかもですが…くれよんよりは細いし編み込みした時の馴染みはよさそうですよね。1玉で済むから、何かのついでに買っておくのもいいのかも?思ったり…
 

段染め糸で検索すると、バカラエポックファインもいいかも?と思いました。コレだったらいくつか持ってるな (^^;) ファインじゃない方でもいいのかも?ですが、ちょっと太いかも?ですよね。編み込みだけなので、けもけものある糸なら地糸に対してちと細くても行けるのかなと。

そう考えると、今期廃番放出中?のカウント5グラデもいいかもですよね??ホビーラ編み図にこだわらず、その岡本先生の模様を使ってスヌードとか編んでも可愛いかも??これは試してみたい…うん、バカラエポックシリーズもいくつかあるし。着るもの編んだ後の余り糸も使えそう。
リッチさんの両者は段染めのピッチはそこそこ長いので良さそうですが、その(ヨークの)目数で編んでみないとグラデの出具合がわからないんですよね。そこらへん、やっぱ指定糸ならば外さないてところです。野呂は…色々なウエアで使われているし、色の強弱さえ良ければピッチは合いそうかな。
 


合わせる糸は在庫に無ければどれよ?言われると難しいですが、プリアニだと細すぎそうなのでシェットランド辺りかな〜やはり家にゲージの合いそうな糸があるのが一番いいですよね。で、それに合う段染め糸ないし配色糸選ぶ、てのが。でなければやはりホビーラセレクトおすすめです…
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