pattern ; joelle hoverson last-minute knitted gifts / hourglass sweater / XS
yarn ; noro cash iroha / 40%silk 30%lamb'swool 20%cashmere 10%nylon /
91m/40g / 9balls(370g)
tension ; 19sts x 28rows
needle ; 4.5 mm (japanese no.8)
date ; 06 - 12 February 2006
既に色々な方々に編まれているhourglass。感想がだぶるかも知れないのですが、あまり他の方のレポを読んでいないので、かぶってしまったらごめんなさい。
糸について。noro、カシミアいろはは初めて使いました。シルクガーデンといろは使った事があります。比べての話になりますが、これらよりはよりが甘く、そして素材が豪華なためとても柔らかく、しなやかでとろみがあります。おかげで針滑りが良かった。そしてnoro糸によく入っている「くず」がほとんど無く、その意味でも編みやすい糸でした。そして他の糸と同様とても細いところと太いところがあり、かせによってもまちまちでした。knitalongやpurlのページで、指定のかせ数では足りない事があるという情報を得ていましたが、私のは、足りました
→うっそー足りてない!!本を見たら8カセになってますね。8カセだったらもっと広~い襟開きになってしまったでしょう。
しかもまたよくわからない、9カセで15g位余っているのに、はかりで測ると370g足らず。やっぱりはかりがおかしいかしら(デジタルじゃないし)その太いところと細いところが有るために、ずーっと輪で表編みのパターンを糸の表情を味わい楽しむ事により、あまり飽きずに編み進める事が出来ました。色も、多分素材の混率が部位により均一でないせいだとおもうのですが、微妙に変化があるのです。編み地を拡大して見て頂けるとわかると思います。さすがカリスマ、purlのオーナーが選んだ糸だと思いました。
次にパターンについて。最近編んだ物が全て胸囲84-86cm位の仕上がりで丁度良かったので(サイズ公開するなよ…でも例の工業糸問題ですでに思いっきり書いちゃってるしね…)XSを選択。というか、このパターンアメリカ向けのせいかサイズに幅がありすぎですよね。84の次が94てのはちょっとあきすぎですよ。この中間のサイズにしたい人は微妙にゲージ調整するしか無いじゃないですか。
それから袖は、さすがに袖下47cmは長すぎるだろうよ、てことで45cmにしました。わたしもゆき丈が長めなんです(着物で困るタイプ)
針は、4-5本針を使いました。輪針は(夏に使ったので持っているはずなのに)見つからなかったのと、それから夏にこの本のsilkcamisoleを編んだ時に編み始めがねじれまくって(be careful not to twist ってのが輪針だとどうしても苦手で…多分湯気に当てたりお湯につけたりして輪針を伸ばしてから始めればいいのですがそれが面倒で嫌なのです。針も乾かさないといけないでしょ…)そして糸のせいもあるけれど針からフレックスになる接合の所でひっかかりまくって苦労したのとで、普通の針で輪編みする事にしました。
ゲージは例によって真面目に取らなかったのですが少し進んでみて測ってみたらほぼオッケーでした。結果論。
noro的使用目安としては、身頃4玉強(私は38cmに少し足らない位で丁度4玉目が終わったので、そこで休めてしまいました。)袖片方で1.5玉強、ヨークは1.5-1.8玉という感じでした。にしても先ほど糸の所で言ったように玉により思いっきり糸長が違いそうな…
んー強いて言えば袖下と脇の増減目の間をとじしろ状に1目立てるのですが、脇の下のまちのところで休めるのは10目と偶数なので、合体ロボにする時に「これって、ねじれてる?」と気になってしまいました。身頃11目休み、袖10目休みに変更しようかと思いましたがそれでも袖はねじれてるしヨークの目数が足りなくなるので結局パターン通りに。編み終わって袖下をメリヤスはぎしてみれば、全体として1目ずれようが気になるもんではありませんでした。そんな事より、この指定糸だと単糸&不均一な糸の太さにより編み地がうねうね波打っている事の方がよほど気になるわけで。そしてどういう風に直したらこれがきにならなくなるのかうまく考えられない…脇を2目立てて10目休み、袖下は1目立てて9目休みにしたらうまくできるかな。でもヨークはどうなる?そしてこれだと脇の下の穴が大きくなる気もするし。本体と袖2目一度して拾えばいい?また編む事があったら真面目に検討しようかな…
それから、裾の所はどなたかがやっていたように折り返しの線から6段目の所で作り目の糸を拾って編みくるんでしまいました。
ついでに…襟ぐりは裏に折り返してメリヤスはぎだか裏メリヤスはぎだかをして仕上げる事になっていますが、残り126目をはぐのは嫌でしたので変更しました。嫌な理由…1.多分太いところが目の穴、ましてや編み地を拾う時に通らないと思われる事、2.はぎが進む毎に糸が痩せ、しまいには切れると予想される事。ということで残りの目とその下6段目の目の頭を拾って2目1度で編み、伏せて行く事にしました。引き抜きはぎって事になりますか?あ、だったらかぎ針使った方が楽でしたね。
そして、この方法だと当然伏せたところがごろごろと厚くなるのです。最悪やり直そうかと思って進めていました。仕上がってみると、私にとっては、アイロンをかけてなじませてしまえば襟ぐりの着心地に大差ないように思われました。これもいろはのしなやかさによるものかもしれません。
着心地他感想。とじはぎのないパターンで、しかもぴったりサイズで編んでいるせいか、カットソーのような感じ。特にパターン通りだと脇の下がピタッとしてるというか。袖が細いというか。そして昨日の着用写真をみるとわかりますが、予想よりボートネックの幅が広かったです。糸の着心地としては、ウール100%と比べるとやはり暑すぎないカットソーのような感じ。見た目はひいらぎ様がキッドクラシックで編んだのと比べるとかなり分厚い感じですけどね。襟ぐりと袖口がつまっていない事もあるかも知れません。
編み地は、先に述べたように表情のある編み地になりますが、あまよりの毛糸なので毛玉は出来てくるでしょう。しかし大人物では激しくこすったりしないかぎり、まめにカットしておけば取れなかったりみすぼらしくなったりはしないと思います(他のnoro糸も同じです)話題が逸れますがnuna用にプリンセスアニーで編んだkimono & pantsなのですが、子供は這いつくばって遊ぶため毛玉になりまくってます。しかも毛玉と毛玉がくっついて大きく広がってしまい、カットしても毛羽だった感じがどうしても残ってしまいます。ちなみに先に紹介したzarinaで編んだclassic (zarina) sweater & leggingsは、毛玉は出来ますが小さい玉で済んで、取りやすいです。その月齢の活動量にもよりますが、zarina & zaraは毛玉が出来にくいとユニオンさんも電話で言っていました(初めて買った時すごく沢山買ったので色々お話してくれました)
例によって思いっきり脱線してしまいました。みんなが気になっていると思われるhourglass & noroなのでいつもよりうんちくが長くなってしまいました。最後まで読んでくださった方、お疲れさまでした&ありがとうございます☆