pattern ; p.8 circular yoke pullover by Kazekobo from KeitoDama 134 (2007 summer issue)
yarn ; RichMore Linen Surf / 100% linen / 90m/25g / 15 sand beige / 5.6 balls
needle ; 3.75mm (Kinki Switch)
tension ;
date ; from June 2015 to August 26th, 2018
突然思い立って、以前カメオで編みかけて失敗したと騒いだパターンを編みました。
インスタで、前に編んだリネンサーフのプルを地味だけどまだ着られるよと上げたんですが。
そう言えば、ベージュを6玉持ってたよね?てのを思い出して。
その微妙な緑色のやつは7玉かからずに編めていて、着丈こんなになくてもよければ6玉でも編めるなと。
最初は同じパターンをリピートで編もうかと思ったのですが、本を見直しているうちに、そう言えばその白カメオで失敗したパターンにもちょどよいのでは??と思えて。
毛糸だま no.134 (Let’s Knit series) | |
クリエーター情報なし | |
日本ヴォーグ社 |
微妙な緑の方は毛糸だま2009年夏号からですが、今回のは更に遡って2007年夏号です。
時々回想されている兵頭先生のセットアップ↓の掲載されている号
今回の丸ヨークは、同じ特集ページでかぎ針のスカートとセットで掲載されています。
カメオでは、ボトムアップのシームレスで編もうとして、小さい短いで失敗したので、今回はトップダウンに変換して編むことにしました。
ゲージ取らず(^^;)3.75mmで行けるだろ?いうことで。
襟ぐりの開き具合が不安だったので、別鎖の作り目で始めました。
丸ヨークは指定で深さ10cm、これが私にはちと少なくね?と思えたので、1模様に1段ずつ足して、合計6段足しました。
リネンサーフ6玉のうち、2玉ロット違いだったのですが、見た目はそう気にならないし、丸ヨーク部分が模様なのでそこに使う計画にしました。だいたい2玉ぐらい使うだろうと。
結果、ヨークは2玉以内で納まっています。色の違いが目立つようなら丸ヨークの編み終わりで糸を替えて、残りは縁編みに使うとよいかな?いうところですが、気にならなさそうなのであまり考えず続行しました。
ヨークとボディ部分の間にカーブの付いた台形状態の部分があるので、直線的な製図のものよりも着心地よく仕上がりそうで気になっていたのです。
カメオの時はそこを糸を切らずに引き返し編みで編んでいたわけですが、今回も糸は切らずに編み進みの引き返し編みで進めました。
ボディ部分でまた輪にして進めましたが、編み上がりが気になって何度か試着、しかしそこで集中力を欠いてしまったようで、進まないし編み目がグザグザで綺麗でありません(-_-;)しかしやり直す気力は無かったので、それ以降は試着は(袖首仕上げるまでは)もうしないぞと決めて集中して編みました。
試着で袖ぐりが大きいな?と思っていたのですが、なんと、そこの拾い目で目数を減らしてギャザーをとるデザインでした。パフスリーブですよね。カメオの時にはそこまで到達できなかったので、今回初めて気づきました。
ただでさえ甘いレース模様なのにどうなの(-_-)と思わなくもなかったのですが、無かった事にする気力もないので続行です。
仕上げはかぎ針でピコットを編む指定。これも私の年代、キャラ的にもどうなのだ?と考えるところはありましたが、裾にも使われてる、やめる場合は裾の丸まり処理をどうするか考えるのもおっくうで、編み図通りに編む事にしました。
そうそう、で、ピコットですが、鎖2、ピコット、鎖1の指定です。普通は鎖2、ピコット、鎖2、で書かれているので、編み図を見ると傾くような気がしますが、初めの鎖2目めのところにピコットを引き抜くので、ピコットの後の鎖を2目にした場合は後の方がちと長くなりますよね?というのを先日michiyo先生のドイリーを編んだ時に思ったので、「おおっ、ここでは鎖の目数を変えてきてるぞ、やるな」思いながら編みました。
編み図通り…トップダウンに変換したにも関わらず、ヨークの段数を足した事以外は殆どすべてを編み図通りに編みました。
ただ、ゲージが全然出ていなかったです(-_-;)指定が22.5目31段ですが、うーん、前の微妙な緑に近い、20.5目の28段ぐらいにしかなっていないです…
今シーズン春夏物は、棒針の着るものを編んでいない…その辺も敗因かと思います…
そんなわけでパターンの寸法よりは全体的に大きく仕上がって、逆に私にちょうどよかったというか…さらに少し余裕のある仕上がりになりました。
編み目は洗ったらそこそこ揃ったのは微妙な緑の時と同じ記憶です(^^;)
リネンサーフはあとピンクを長袖着分持っているので、うーん、前2回の反省を心に留めて、丁寧に編みたいと思います…
そうそう、微妙な緑を編んだ時は、結構太いところと細いところがあるなぁと思ったのですが、今回はあまり感じませんでした。その間に品質改良あったのかもですよね。もはや全柄廃番ですが…
着たところ。
きちんとした製図のパターンなので、丸ヨークやパフスリーブの納まりはさすが、よいと思います。
そこそこ余裕もあって着やすいですが、もうちょっときちんとしたゲージで編めばさらなるきちんと感が出たかな、と思います(-_-;)
着丈は編み図で裾から脇下までが25cmと愚痴りましたが、段数は合わせたけど長さは31cmになってるし(-_-;)
もう少し短くてもスカートには合わせやすいですが、お腹の出具合とかからもこのぐらいで着やすそうなので、よい事にしました。
襟ぐりは結構開いているデザインかと思います。後ろもそこそこ開いてしまいますが、バランスとしては悪くないと思います。
私は作り目を後から解いて伏せ目したので、その時にもうちょっときつくしても良かったのですが、ここもやり直しが面倒で(-_-;)
ピコットは無くてもシンプルでよいかも、ですが、裾にも付いてるので全体のまとめとしてよいと思いました。
編み終わってから、「そう言えば私、このパターンは白で編むって決めてたよね?」いうのを思い出して(-_-)
今回色々なことを確かめられたので、またいつか白で本番を編めたら、と思います。
インスタでちらっと書いたけれど、年齢とか体型とかそういうのは無視します(^^;)着てみたいかどうか重視で。
「着られないかもだけど編んでみたい」てのは、私にはあまりないですね…ずっと着るものばかり編んでいたので。押し付ける対象の方もいないし(^^;)
そうそう、白でまた編みたい、もありますが、ベストアイズコレクションのバックナンバーでこのパターンと似ているのがあるのを見つけたんです。この号の表紙になってるやつ。
私の気に入っている絹和紙絣指定で、段染めだからディテールはシンプルなのかな??
似ている、いうのは、夏糸で、ヨークを乗せるカーブ付きの台部分がある、いうところですが。
詳しくはまた発掘して見比べてみたいと思います。それを白で編む、てのも一つの手かもしれませんな。