witch's knitting room

編み物とか、編み物とか、編み物(^m^)

年越しKCALのロピーカーディガン 進捗その1

2019-01-24 21:39:37 | Stranded 編み込みもの
今更進捗その1ってのもあれですが、多分書くことがかなりあるのでその1から始めてみます。
ヨークのパターンと模様の配置などを大まかに決めたところで、自分の欲しいサイズ感を検討しました。
ここで結構手間取ったのですが、その矢印カーデは中にブラウスかカットソーなら着られるけど、ニットは無理(その代わり上にコートは着られる)、いうことで、それよりはゆったりしたアウター(=コートは着られない)にしようと思いました。
 


その「世界の伝統ニット アイスランドロピセーター」では、レディースのMサイズでも胸囲100cm近くの設定で割とゆとりがあるので、そのまま編んで無問題かな?いうところなのですが、細かいところが気になる私は、身頃が終わってからの丸ヨークの目数の配分、前身頃の目数(後ろ身頃÷2よりも少ないとヤダ)とか、太腕対策とかを考えてMとLのパターンの間を行ったり来たりしながら決めました。
また、前後差も、結局本の通りに後ろ身頃のみを多く編んで、袖の目と目と段のはぎで作る、というのをだんだんやりたくなくなってきて、結局は丸ヨークに入る前の引き返し編みでつけることにしました。

この辺りを決めるのに、「ロピーセーターとモダンニット」の方も見てみましたよ。


この本、前回おすすめしたように数はえらい載っているし、その中でも大人気のRiddariが入っているところがポイント高い、ですが、残念ながら首回りの前後差は付いていません。
日本ヴォーグさんから出ているロピー のパターンでも、ものによっては前後差の設定が無いものもありますがね。
それから、カーディガンなど開きのあるものは、スティークを作って全て輪編み、後から切って開ける方式になっています。
スティークは目数2目でミシンで縫うことになっているものが多いですが、中にはヨークにだけ開きをつけているパターンがありこれはミシンにかけるのはしんどいということなのか、手縫いする説明でした。てことはカーディガン系も縫う線は長いけど手縫いでも行けなくはないでしょうね(ミシン壊れている件-_-;)
デザインは素敵だし、何と言っても海外パターンの最大の魅力、サイズ展開があるのは大変ありがたいですが、↑この2点が引っかかることは引っかかると思います。なのでうーん、プルオーバー以外は初心者の方にはどうかな?いう感じですよね。靴下というかルームシューズみたいなの、ミトンや小物も載っていて、ロピー のあまり糸対策にも良かったりはしますけど。


という感じで色々と予習をしつつ、ゲージ再確認の意味も込めて袖から編み始めました。

これもねぇ、まず一目ゴム編みの作り目で編み出すパターンなどというものはほとんどないですが(^^;)狂っているので仕方ないですね。
更に二目ゴム編みにしました。
二目ゴム編みが使われているデザインとしては、お友達のY先生が編まれて日本でも人気のRanga(こちらはメインがレットロピーでリブのみアラフォスという変わり種でもある)とか、風工房先生デザインのこちらのジップアップが代表的ですかね?
で、スワッチで編んだ通りに十字の模様を入れました。リブは長めに。
リブは作り目13号、編むのは12号、本体メリヤスは15号、で全て近畿の22cm輪針で編みました。ほぼ全サイズコンプしているので活用しましたが、上の方では目数が針いっぱいになってしまうので、ギリギリかなぁいうところです。目数が輪針いっぱいのまま編むと、編み地がきつくなることもあるので気をつけねばなりません。


袖を一枚編み終えようか、いうところですが、なんだか袖で100g1玉を使ってしまいそうな勢いの上、袖幅がその→カーデとあまり変わらない(^^;)
スワッチは7mmで編んでいたので、ちと見切り発車がきつめな感じで。
目数を見直しつつもう少しゆとりを取って編み直すことにしました。
 

身頃は裾が絞れてしまうのは嫌なので、作り目〜二目ゴム編み〜メリヤスと針サイズを変えずに15号で行っています。
1玉で編める身頃の段数をカウントしつつ、絶対付けようと思っていたポケットを作りました。
これもどんなのにしようか考えつつ、ポケット魔なのでちょっと変わったやつにしようと斜め配置で曲線にしました。
そして、ポケット裏を共糸で編んでしまったほうが後処理は楽なのですが、メインの糸量がギリギリっぽかったのでポケット裏は別糸で編むことにして、ただスリットだけ開けた感じ。と言ってもポケット口の拾い代や始末を考えて1目は重ねてあります。

上と同じ進捗ですが、ヨークを編んだらこんなんだよ、とスワッチ置いてみた様子。


身頃は脇下から35cmぐらいにしたかったですがちょっと足りなくて、32cmぐらいです。一度身頃と袖を繋いで編んでみたのですが、そのヨーク手前の前後差を付ける引き返し編みのところで結構糸を食って足りなくなる気がしたので、身頃をほどいてやり直しました。あとメインカラーを使うところは首回りとポケット口のリブ、前立て。これらで半玉と少しは使うだろうなと。前後差を付け終わったところで半玉を切らないようにしました。
楽しく編み込み部分に入ったのですが、ふと気づくと何かが本の模様と違う気がします…
 

これが編み直した方。どこが変わっているのかわかります??


薄グレーと濃いブルーの最初の配色段、上の上の写真(と右側スワッチ)では2回繰り返しですが、この写真左側では1回です。違いはそれだけなのです。濃いブルーの尖り具合が違うというか、結構印象が違いませんか??
で、本の方には何も注意書きがないのですがここに上がっている公式写真(本と同じですよ^^;)よく見ると2つの配色のうち、右側がこの省略した感じみたいなのですよ。スワッチ編んだ時には全く気づかなかったんですが。
本のチャートはヨークの段数が結構多めで、メンズ〜ポンチョ系まで円錐形に対応できる感じです。「ロピー セーターとモダンニット」の方でも、ヨークのチャートでサイズ展開により「◯サイズはこの段は編まない」ような指示があり、模様にあまり影響しないところでヨークの深さを調節しています。この辺りも、色々なパターンを見比べると参考になるなぁと思いました。
てことで、私も自分の設定する寸法になるように、ヨークの段数を調整しました。
そうそう、私、十字の模様もスワッチの段階で一段省略してるのずっと後になって気付いたし(^^;)


裏ですが、結局編み込みは3目以上とぶところは編みくるみました。
渡り糸きつすぎると指定の12x17のゲージ出ないし、渡り糸緩めだとスワッチの時のようにゆるっとして見た目もよろしくないし、編み目も緩んでくる気がするんですよ。
こまめに押さえておくと緩み防止になるし、渡り糸キツ編みの防止にもなるなと思いました。
と言っても、ところどころ忘れて3目とばしちゃってるところもあるんですがね(^^;)


襟ぐりとポケット口の処理終わったぜよ、いうところでボタンを発掘してきました。
ホーンで栗型の可愛いやつです。今回の模様の雰囲気に合っているかな?と。
この時点では、前立てはかぎ針編みにしようと思っていました。世界の編物2012-13表紙に掲載されたやつの感じで。


けれど、ウッ、このパターンでは棒針で拾ってガーター編みの後にかぎ針で細編みでした(^^;)そんなんにはしたくないので、世界の伝統ニット本を参照することに。
そうそう、この号の世界の編物のロピーは、その表紙のと9番のは前後差が無いパターンです。 後ろの方のベストはあるんですがね。そうそう、このベストのサンプルが札幌のカナリヤにあって、可愛い、すんごい編みたいと思っていたのですよ(思っただけ、ロピー糸は買わなかった^^;) 





といったあたりまででその1はいいかな(^^;)また♪
Comments (4)
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