なんといっても「カーネーション」の魅力の一つには、数々の洋服のデザインがあります。
たとえ、昭和初期のデザインでも やっぱり洋服を見ていると 興味を惹きつけられます。
直子の着る衣装は、ジュンコさんが自分の作品を送っている、といわれていましたが
ここに展示しているのは、NHKの衣装部さんが作ったものでしょうか。
今日のNHKの「スタパ」でコシノヒロコさんが出演でしたが、TVの中での自分(優子)の衣装には
かなり不満そうなくちぶりでしたよ(笑)
左の直子が東京の洋裁学校から、始めて帰省した時に着ていた 緑色のブラウス。
糸子がその格好をみて、ギョッとしていたのがおかしかった。 このデザイン、今売ってもおかしくない。
パンツは紫色に、大きな絞り染めの柄が入っています。
真ん中のワンピースは優子の服。 右は糸子が着ていたワンピース。
これまた印象的な大きな水玉模様のワンピース。綾子さんが戦後この服地を見つけたとき
こんな柄は今まで見たことがなかったと、感動したとか。 岸和田ではこの模様の服が
とても流行ったそうです。 その右隣は芸者の駒子さん用だったけな?ちょっと忘れました。
ダンサーのサエさんが注文したイブニングドレス。 テレビで観たよりも明るい紫色に
思えました。 実際に見た方がずーっと素敵です。一緒にダンスを踊った中村春太郎は
小泉孝太郎さんが演じる、歌舞伎役者。もっと出番が多かったら良かったのに。
心斎橋デパートの制服。 糸子がこの制服を着て、さっそうと歩いていく姿が印象的でした。
こんなカッコイイ制服を昭和初期に着ていたら、デパートガールは憧れの職業ですね。
後ろに、父の善作が着ていた、アッパッパ。夏場はこういうのが、一番涼しいです。
まだ子供だった糸子が、三女のために作ったアッパッパですが、ちゃんとした
立派なワンピースです。
水色の木綿地に、裾に三角形の金魚模様の着物地を挟み込んで、手縫いで
チクチク縫ってありました。 とても可愛いです。 これによく似たデザインのワンピースが、
若い人に人気のブランドで売ってました。 今でも着られそうですね。
- 2012年3月13日