今朝のニュースにワイドショーは、ノーベル賞授賞式の番組一色で
選挙はどうなった?と思うが、視聴率がとれないそうだ。。
それはともかく、17歳のマララさんの平和賞授賞式のスピーチには深く心をうたれた。
自分の思いを世界に向けて話す、その堂々とした姿、素晴らしい女性だ。
『戦車が作れるのに、何故 学校が作れないのか』
『子供に女性に教育を与えて欲しい』
最初はボーっと聞いていたが、TVのマララさんのスピーチの字幕から
目が離せなかった。日本人の私たちの世界では当たり前の学校教育は
実は世界では当たり前のことではない。私たちはなんと恵まれていることか・・・
私が17歳の時は何をしていただろう。 ジュリーに夢中で、受験が気になる
平凡極まりない女の子だった。進学したのは、単にまだ働きたくなかっただけ、
世の中に出て行きたくなかっただけだ。将来になんのビジョンも持っていなかった。
マララさんの若さに、ノーベル賞を与えることを疑問視する声があった。
死をも恐れぬ勇気ある行動に、何も声を上げることができない大人は、
このスピーチを聞いて、恥じなければいけない。年齢は関係ない。
思わず涙が出ました。
というわけで、私も今日はノーベル賞だ~!ってんで、
晩餐会に供される、ゆかりの日本酒を買いに行った。
LEDで受賞の3教授のノーベル賞授賞式の晩餐会に出される
酒「福寿」は、神戸、灘の銘酒なのだ。うちから近いんだよ~ん!
このところ、関西のワイドショーでは盛んに、この「福寿」を取り上げているのだが
関西以外でもこの事実は知られているのだろうか???
灘区、東灘区など、神戸から西宮にかけての場所は、
日本一の生産量を誇る酒処です。
「福寿」を売ってる酒心館酒林は、私の帰宅の途中にある。今までも数度行った。
阪神電鉄の石屋川で途中下車、徒歩10分足らずで酒心館。
門の軒先には新酒の杉玉がぶら下がっている。
風情のある、白壁 黒板塀の建物だが、震災後の建築と思う。 入口
素敵な和風レストランで、ざる蕎麦でも・・・
と目論んでいたのだが、駐車場が満杯!やっぱりな~
皆さん、考えることは一緒だね。
山茶花が咲く綺麗なお庭のある、酒蔵風レストランは、本日満席ですの札が
無常にもぶら下がっていた。
あれだけ、TV新聞で騒げば当然だわね。今日は諦めました。
仕方がない、別棟の売店でノーベル賞の酒を買って帰るかと、方向転換。
入口には、ノーベル賞授賞式という旗が立っている。
中は、酒造りの道具が飾られている。
利き酒コーナーで、ちょっぴり日本酒をいただいたが、
空きっ腹にはちょっと強い酒だった。外国人客も多数いた。
物販コーナーの、酒以外のおつまみなどが、とっても美味しそうで~!
おせんべい、かりんとう、珍味、どれもこれも買いたくなってしまって、
迷った!迷った!珍しい、全国の美味しいものがいっぱい
お酒はもちろん買ったが、授賞式の「福寿」よりは、かなり安い1680円。
家で飲んだら、甘めの女性向きのフルーティーなお酒でした。
おせんべに、山形の のし梅、酒のパウンドケーキ。あと、鯨の煮込みなどの珍味
4000円近く買い込んだ。買っている途中で、ドドドドー~!!と急に観光客が
大勢押し寄せてきて、お店が満員で身動きがつかなくなってきたので
急いで買って 慌てて退散した。
ここは観光バスが来るから、平日でも繁盛しているのだ。
時間によっては、酒の杜氏さんが、酒蔵を案内してくれ、酒作りの説明もしてくれる。
画像は、酒造りの東明蔵。
多分、震災後の再建で、白壁に瓦屋根の連なりが直線的で、非常に簡潔な美しさだが、
向こうはラブホ・・・
レストランで食べるという目論見は外れたが、何か近くで食べて帰ろう・・・
と思ったら、酒心館の目の前に うどんのチェーン店があった。丸亀うどん
いくらうどんの文字に惹かれて注文、並590円、半熟卵天ぷら110円、計700円。
半熟卵は、中がトローっと、綺麗な黄色で美味しそう~
いくらうどん、だし汁は大根おろしのすり流しで、とろみがついています。
まず一口 おしるを すすってみた。ちょっとヌルイ、もう少し熱くてもいいな。
味は、シオ辛い・・・・
ちょっと、しょっぱいな~ それ以外は問題ないのだけれど・・
いや、やっぱり辛いと思う。半熟卵は薄味でした。
文句を言いつつも、この値段なら やっぱりお得かな。
お腹いっぱいで、帰った~
何はともあれ、マララさんは素晴らしい!!
石屋川沿いの道
灘、東灘は、多くの酒蔵の立ち並ぶ 日本一の酒所です。しかし
日本酒の消費の低迷に加え、震災で多くの酒蔵が倒壊したので
かなりの酒屋が廃業し、減ってしまっている。
家に帰って、山形の「のし梅」をいただきました。
パッケージは昔懐かしいデザインで、どんなもんか、全くわからなかったのだが、
赤い梅の絵に乾燥梅みたいな赤いものか?と思っていたら、全然違った。
竹皮に包まれた、薄っぺらい中身は 透きとおる美しい琥珀色。
大きくイメージを裏切られて おそるおそる、少量口に運んでみた。
美味しい~!!
ゼリーのようで、ゼリーよりは柔らかく、ちょっとモチっとして
爽やかな酸味に上品な甘さ、5枚入っていたが一枚すぐに食べてしまった。
これには、上等な緑茶が似合うだろう。 忘れられないお味になりました。
- 2014年12月11日コメント(2)トラックバック(0)
「福寿」のことは関東でも報道されていましたか?!それは嬉しいですね~☆彡
灘の清酒、全国の方に飲んでいただきたいです。「福寿」は女性向きの甘口の日本酒でした。
フルーティーで白ワインのようなところが晩餐会のお酒に選ばれたのじゃないか
ということです。遠いですが、関西にも是非お越し下さいね(^^♪